水安全計画を策定しました!

 福島市水道局では「福島市水安全計画」を策定し、平成28年4月より運用開始しましたのでお知らせいたします。

1 なぜ水安全計画をつくったのか

安心して水道水をご使用いただくために

水道水を水源から蛇口までお届けする過程においては、水質の悪化につながる様々なリスクに対応する必要があります。
これらの対処法などを経験則だけではなく体系的に整理し文面化したのが「水安全計画」です。
「水安全計画」に基づき、これからも安全で安心な水道水をお客さまのもとへお届けしてまいります。

厚生労働省が提唱しています

厚生労働省が平成25年3月に策定した「新水道ビジョン」において、「水安全計画」は水道水の水質管理基準の向上を図るための重点方策に位置付けされており、全国の水道事業体で策定が進められています。

2 企業団と連携し水質を管理しています

すりかみ浄水場から安全な水道水をお届けします

福島市の水道水の約99%は、摺上川ダムを水源とする福島地方水道用水供給企業団(以下「企業団」という。)のすりかみ浄水場でつくられています。
このため、企業団においても「水安全計画」に基づいた水質管理を行っており、本市は水質データの共有を図っています。

※福島地方水道用水供給企業団は、福島市、二本松市、伊達市、桑折町、国見町及び川俣町の3市3町で構成される一部事務組合であり、摺上川ダムから導水し、すりかみ浄水場で浄水した水道水を、3市3町へ供給する事業を行っています。

 企業団の水安全計画(企業団ホームページへの外部リンク)

P0216 すりダム P0214

水道局の役割は

福島市水道局では、土湯温泉町、高湯、茂庭地区の各小規模水道施設、及び企業団より水道水を受けている5つの受水施設から先の水道管や配水池等の水質管理を行っており、企業団との連携によって水源から蛇口までの水質管理を図っています。

北配 中受 南受
鳥配 飯受 P0221

3 計画の概要

危害を抽出・管理します

水源から蛇口に至る水道システムの各段階において、考えられる様々な危害をもれなく抽出するとともに、法で定められた水質基準値よりも厳しい局内管理目標値にて管理する体制を整えます。

二段階の管理措置を設定します

「注意状況」に該当する基準として管理目標値(概ね水質基準値の10分の1)を設定し、危害発生の兆候をいち早く察知するとともに、可能な限りこの段階で危害発生を抑えます。
「警戒状況」に該当する基準としては水質基準値を用い、危害を直接的に除去又は軽減する対策を行います。

管理措置を実行します

危害毎に設定された管理措置に基づき、水質を回復させるための行動をとります。

4 策定による効果について

安全性がより向上します

水道システムにおいて考えられる様々な危害を抽出し、それらへの対策を明確にするとともに、平常時の水質管理を更に厳密に行うことで水道の安全性が向上します。

お客さまへの説明責任がはたせます

計画に基づいた管理とその記録は、安全な水が供給されていることを証明する有効な資料となります。
また、取り組み状況等をわかりやすくお客さまへ公表し、水道水の安全性を理解していただくとともに信頼の向上を図ります。

技術の継承が図られます

より高いレベルで水質を管理し、高品質な水道水を供給するために必要な技術を確実に継承していきます。

5 計画の検証と見直し

計画の検証を行います

計画に定められた各事項への対応等について、年1回その技術的な検証を行います。

計画の修正を行います

水道施設の変更や技術的検証を踏まえ、PDCAサイクルに基づき、すみやかに計画の修正を行います。

※PDCAサイクルは、管理業務を円滑に進める手法の一つであり、Plan(策定及び改訂)→ Do(運用及び記録)→ Check(確認及び検証)→ Action(計画の見直し)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善するものです。

6 計画書(ダウンロード)


「福島市水安全計画」(概要版/表紙・目次)【PDFファイル:279KB】

「福島市水安全計画」(概要版/本編)【PDFファイル:3512KB】

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