平成18年6月に策定しました「福島市水道事業基本計画」は、平成23年2月の中間改訂による見直しを経て、平成27年度までの10年間の事業期間を満了しましたので、本計画に基づき取組みました重点事業の達成状況について報告します。
1.基本計画の目的
「福島市水道事業基本計画」は、本市水道事業の進むべき方向を職員はもとより使用者である市民へ示し、計画の基本理念として掲げた「快適でうるおいのある市民生活の実現」を目標とする4つの基本方針を基づき、お客様本位の水道経営を目指すものです。
![]() |
2.基本計画の期間
本計画は、平成18年度から平成27年度の10年間について定めたもので、行政改革・規制緩和を背景とした社会の変化に柔軟に対応し、目標達成に向けて進むべき方向性を確かなものとするため、中間年度となる平成23年度に改訂したものとなっております。
3. 基本計画に基づく重点事業内訳
本計画では10ヵ年を通して、基本方針に基づく20の戦略目標と53のアクションプランによる101の重点事業を実施しました。
基本計画 | |||
基本方針 | 戦略目標 | アクションプラン | 事業総数 |
1. 市民からの信頼される水道を創る | 6 | 19 | 45 |
2. 市民満足度の向上を図る | 6 | 12 | 18 |
3. 経営の健全化を図る | 4 | 16 | 27 |
4. 人材の育成と活用を図る | 4 | 6 | 11 |
計 | 20 | 53 | 101 |
4.重点事業達成状況
福島市水道事業基本計画(平成18年度から平成27年度)に基づき実行した101の重点事業の達成状況は、72事業において概ねの目標を達成したことから71.3%の達成率となりました。目標に至らなかった16事業(15.8%)は、東日本大震災の影響等によるものでした。
詳細につきましては、福島市水道事業基本計画における重点事業の達成状況(H18-27)をご覧ください。福島市水道事業基本計画における重点事業の達成状況について(H18-27)【PDF形式ファイル : 1.1MB】
![]() |
5.新計画への移行
本計画における達成状況を踏まえて、新計画である「ふくしま水道事業ビジョン」への移行に対しては、すべての重点事業においてSWOTクロス分析を施し、事業のフォローアップによる継承を行っております。
基本計画 | |||
基本方針 | 戦略目標 | アクションプラン | 事業総数 |
1. 安全でおいしい水の供給 | 2 | 5 | 7 |
2. 災害に強い水道の構築 | 3 | 10 | 19 |
3. 持続可能な水道経営 | 4 | 14 | 28 |
4. 地球にやさしい水道へ挑戦 | 2 | 5 | 6 |
計 | 11 | 34 | 60 |
また、「ふくしま水道事業ビジョン」では、従来の重点事業の継承だけでなく、災害対策の強化、水需要減少への対策等として新規の事業も展開しております。主に、以下の重点事業があります。
- 水道施設情報管理システムの構築・運用
- 他事業体との相互応援に関する協定等の締結
- 広域的な相互融通体制構築の検討
- ペットボトル「ふくしまの水」の活用
- 民間活力導入の検討
- 水道水源保全活動補助金の交付
- 再生可能エネルギー導入の促進
詳細につきましては、下記の「ふくしま水道事業ビジョン」をご覧ください。
ふくしま水道事業ビジョン【PDF形式ファイル:6.85MB】
【PDFファイルについて】
PDFファイルの表示や印刷には、アドビリーダー(Adobe Reader)が必要です。
アドビシステムズ株式会社のホームページから最新版が無償で入手できます。
連絡先 | : | 経営企画課企画調整係 |
TEL | : | 024-535-1127 |