水道水における有機フッ素化合物(PFAS)については、国の定める暫定目標値を大幅に下回っており、福島市内の水道水の安全性を確保しています。
福島市における有機フッ素化合物(PFAS)への対応
令和2年度より、市内のほぼ全域への水道水を供給する福島地方水道用水供給企業団においては原水で年1回の検査を実施
しており、国の定める暫定目標値(50ng/L※)を大幅に下回っています。
また、令和3年度からは自己水源3ヶ所(土湯、高湯、茂庭)の原水で年1回の検査を追加実施しており、水道水の安全性
を確保しています。
※50ng/Lの水道水を1日2L、生涯にわたって摂取しても、健康への影響が現れない濃度として設定されています。
PFASとは
有機フッ素化合物の一種で、消火剤、撥水材、表面処理剤、乳化剤などに用いられており、自然環境の中で分解されにくい
人工物であるので、生物中に蓄積することから、健康への影響を考慮して水道水の水質管理目標設定項目~水質管理上留意す
べき項目~としてさだめられています。
有機フッ素化合物(PFAS)の中でも、PFOS・PFOAについては、幅広く利用されていたため、福島市の検査ではPFOS及び
PFOAについて検査を実施しております。
検査結果について
PFOS及びPFOAの合計値 令和6年8月(最新)
地区 | 測定箇所 | 測定結果 | 目標値(暫定) |
市内 | すりかみ浄水場 | 5ng/L 未満 | 50ng/L 以下 |
土湯地区 | 油畑配水池 | 5ng/L 未満 | |
高湯地区 | 神ノ森浄水場 | 5ng/L 未満 | |
茂庭地区 | 焼松山浄水場 | 5ng/L 未満 |
全地区において分析能力の定量下限値(5ng/L※)未満の結果となっています。 ※分析機器の正確に測定できる最小の濃度
国では、有機フッ素化合物が人体にどの程度の量や濃度でどのような影響を及ぼすかについて確定的な知見はないとされてお
り、また水道水が主な原因となって血中濃度が高くなっているかどうかは明らかになっておりません。
現在、国において、有機フッ素化合物に関する専門家会議が設置され、最新の科学的知見や検出状況の収集・評価を行ってい
るところであり、水道局としては国の検証状況を注視していきます。
お問い合せ先
連絡先 | : | 施設管理センター施設係 |
TEL | : | 024-522-2233 |
FAX | : | 024-522-2360 |
住所 | : | 〒960-8142 福島市小倉寺字赤坂12 |