福島市水道事業経営審議会(令和6年度第4回)
福島市の水道事業経営について、市長の諮問に応じ必要な事項を審議するための福島市水道事業経営審議会を開催し、ふくしま水道事業ビジョン2026骨子(案)、令和7年度予算概要、上下水道局の設置について報告いたしました。
日時
令和6年2月26日(水)午後2時00分から午後3時45分
出席委員
8名(12名中)
内容
1 水道事業管理者挨拶
水道事業管理者挨拶では、
「今年、本市通水100周年を迎える。大正14年4月に阿武隈川を水源として、弁天山から市街地へ水を供給したことが、本市の近代水道の始まりであり、何度かの拡張事業を経て、摺上川ダムの水を水源として一元化して、給水する体系へと整備を進めてきた。
令和7年度には100周年事業を予定をしていて、特に5月26日(月)に、100周年の記念式典を開催したいと考えている。
1月28日に、埼玉県八潮市で、下水道管が老朽化により道路陥没が発生し、そこにトラックが転落し大きな事故に繋がった。
未だに落ちた方の救出がなされないという、非常に深刻な状況であり、加えてそれ以降、大阪府堺市の堺区と美原区、所沢市で水道管が破裂して、テレビでは大きな水柱が立った映像が流れた。
昨今、下水道管、そして水道管の老朽化、事故発生の心配というものが大きく取り上げられており、福島市の耐震化は発災15年になる東日本大震災の教訓を経て、基幹管路の耐震化に取り組んできた。
おかげさまで、令和7年度の事業で、基幹管路、ポンプ所、配水池等の耐震適合率100%になる見込みとなった。
事故が起こらないというと保証はできないが、我々としては、老朽管の更新と併せて、耐震化を進めきた。
これからもしっかりと取り組みながら、市民の皆さんには安心して、安全な水を供給していくことに努めて参りたいと考えている。
今日の議題としては2点、ふくしま水道事業ビジョン2026の骨子と令和7年度当初予算案の概要についてご報告をさせていただく。
当初予算の概要はこれまで、市議会での審議、議決の後に審議会の委員の皆様にご説明をしてきたが、令和7年度予算からは、議会の審議と同時に、我々が予算をどう考えているのか報告をさせていただく。」と述べました。
2 議事
(1)ふくしま水道事業ビジョン2026骨子(案)について(報告)
「未来を拓き、変革 に挑む水道」を基本理念とする、新ビジョンの骨子(案)について説明いたしました。
「安全」、「強靭」、「進化」を新たな視点として、「挑戦」、「連携」を行動指針とする各種施策を展開します。
委員の皆さまからは、個別の施策の確認に加え、事業の着手時期なども明示するよう、意見をいただきました。
・ふくしま水道事業ビジョン2026骨子(案)について(PDFファイル)
(2)令和7年度予算概要について(報告)
令和7年度は、防災対策の強化に重点を置き、上下水道一体で耐震化事業に着手するほか、新たに取り組む事業を中心に説明いたしました。
加えて、水道料金収入に影響する人口減少等の現状や、年度末繰越財源(投資資金)の活用状況について説明いたしました。
・令和7年度予算概要について(PDFファイル)
3 その他
・上下水道局の設置について
令和7年度からの上下水道局設置について説明いたしました。
全国で頻発する自然災害に対し、指揮系統を一元化し、緊急時に迅速に対応できる体制を整えます。
また、7年度中には、同じフロアに移転し、効率的に業務を進めます。
移行準備期間1年間を経て、令和8年度には、上下水道事業管理者のもと、一体的に事業運営します
・上下水道局の設置について(PDFファイル)