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更新日:2017年8月18日
消費者庁へ寄せられたライターの事故情報は平成21年9月から平成28年度末までに722件寄せられており、事故の種類別にみると、「使用後の残り火による事故」が209件(28.9%)と最も多く、「使用中の大きな火」が116件(16.0%)、「保管中の発火」が43件(5.9%)となり、「子どもの火遊び」6件(0.8%)も報告されています。
残り火とは、ライターの着火レバーから指を離しても火が消えずに点いている状態です。
【事故事例1】:使い捨てライターを使用後、衣服のポケットに入れていたところ、衣服が燃えてやけどを負い、病院で死亡した。
【事故事例2】:使い捨てライターを下駄箱の上に置いていたら、ライターから火が出て下駄箱とタバコの入った箱が焦げた。
【メカニズム】:使い捨てライターの内部に砂や繊維などの異物が詰まることにより、着火レバーが正常な位置まで戻らずに微量のガスが漏れ、完全に消火できず火が残ります。
【対策】:スライド式のライターは、異物がライター内部に入りにくい構造であり、消火後には着火口が閉塞される構造であることから、押込み式及びやすり式と比べると、残り火が発生しにくい構造であると考えらます。
【子どもの手の届かないところに置きましょう!】
家の中、車の中にライターを放置せず、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
1.周囲に火の気のないことを確認する。
2.操作レバーを押し下げる。着火した場合はすぐに吹き消す。
3.輪ゴムや粘着力の強いテープで、押し下げたままのレバーを固定する。
4.「シュー」という音が聞こえれば、ガスが噴出している(聞こえない場合は、炎調整レバーをプラス方向にいっぱいに動かす)。
5.この状態のまま付近に火の気の無い、風通しの良い屋外に半日から一日置く。
5.念のために着火操作をして、火が点かなければ、ガス抜きは完了です。
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