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更新日:2017年3月1日

宮畑ミステリー大賞関連事業「宮畑公開講座」を開催しました

宮畑遺跡の“2つの謎”に迫る「宮畑公開講座」を開催しました

宮畑縄文人が残した“2つの謎”をテーマにした小説や漫画を募集する「宮畑ミステリー大賞」。
平成26年4月からの作品募集開始に先駆けて、作品テーマの宮畑遺跡の“2つの謎”に迫る「宮畑公開講座」を、平成26年2月2日(日曜日)福島テルサにて開催しました。

当日の様子を紹介します。

宮畑公開講座チラシ
宮畑公開講座チラシ(PDF:2,061KB)

「宮畑公開講座」の内容

1.市長あいさつ

福島市長小林香のあいさつ

福島市長 小林香より、ご来場のみなさまにあいさついたしました。

「福島市には奥州藤原氏と深いつながりのある佐藤氏の居城である大鳥城など、全国に誇ることができる歴史があります。
平成27年度に開園を予定している史跡公園『じょーもぴあ宮畑』においても、
福島市民が全国に誇ることができるふるさと自慢のひとつとして、まちづくり、観光振興・都市間交流面でも活用を計画しています。
このたび、宮畑遺跡の2つの謎をもとにした小説・漫画を募集する、新鮮かつユニークな宮畑ミステリー大賞を平成26年4月より開催し、じょーもぴあ宮畑と元気な福島の姿を全国に発信することにしました。
全国より多くの作品の応募があることを期待しています。」

2.宮畑遺跡の”2つの謎”とは?(趣旨説明)

宮畑遺跡の2つの謎を説明する森崎さん

宮畑ミステリー大賞のテーマである、宮畑遺跡の”2つの謎”について、
2つの謎が1,000年以上隔てた時代のものであることと、それぞれの内容と謎とされる理由について、じょーもぴあ活用推進協議会市民活用委員会わくわく空間検討会の森崎英五朗さんが、スライドを使って説明しました。

3.縄文人とはどんな人たちなのか?(基本事項説明)

縄文人を説明する岡村道雄さん

そもそも、宮畑遺跡に住んでいた”縄文人”とは、どんな人たちなのでしょうか。
奥松島縄文村歴史資料館名誉館長で、自称「杉並の縄文人」の岡村道雄さんが、縄文人の衣装を身にまとい、
「1万年」・「平和」・「まつり」の観点から、縄文時代は1万年続いた戦争のない時代で、人々は自然の中で自然と一体となり、あらゆるものに生命が宿ると考え、神に囲まれ、まつりある日常生活を送っていたこと、急性灰白髄炎を患った人が天寿を全うできた共助社会であったなど、縄文人について解説しました。

4.対談

公開講座対談の様子

「あのとき、生きる力がここにあった」と題し、岡村道雄さん、青森県教育庁文化財保護課長 岡田康博さん、じょーもぴあ活用推進協議会市民活用委員会わくわく空間検討会 高木亨さんの3人に、宮畑遺跡の2つの謎について対談していただきました。

会場のみなさんからの質問も交え、宮畑遺跡の謎に迫ります。

謎その1「直径90センチメートルの柱」では、
三内丸山遺跡(青森県青森市)の直径1メートルの柱を用いた大型掘立柱建物と同様に、地域を代表するむらにしかない建物で、階層社会の中で生まれた建物である可能性などの考えが紹介されました。

謎その2「47.82パーセントの焼けた家」では、
三内丸山遺跡では火災にあった家は1棟だけであり、全国の遺跡でも縄文時代中期では火災住居の割合が低いことが紹介され、宮畑遺跡の家を焼く行為は、家を送るまつりである可能性があり、アイヌの家送りの事例が紹介されました。

公開講座会場の様子

会場のみなさんは、メモをとるなど真剣な様子で耳を傾けていました。
宮畑遺跡の謎について、理解を深めていただけたようです。

※なお、対談の中で宮畑ミステリー大賞のヒントとなる箇所は、近く「ふくしまチャンネル(福島市ホームページ内動画配信)」で公開の予定です。

5.宮畑ミステリー大賞審査員(予定)からのコメント

清水克衛さんと佐藤秀峰さん
(右から清水克衛さん、佐藤秀峰さん)

当日は、宮畑ミステリー大賞の審査員予定者の、清水克衛さん(書店「読書のすすめ」代表、本のソムリエ)、佐藤秀峰さん(漫画家、「ブラックジャックによろしく」「海猿」など)のお二人も、会場にお越しくださいました。
ミステリー大賞に応募を予定しているみなさんに、執筆のポイントなどをコメントいただきました。

会場のようす

会場の福島テルサFTホール前ホワイエでは、宮畑遺跡の謎にまつわる展示も行いました。

直径90センチメートルの柱の展示

直径90センチメートルの柱の展示

直径90センチメートルの柱の実物大模型が展示され、その大きさを体感することができました。
なお、宮畑遺跡には、直径90センチメートルの柱を使用した復元建物がありますので、ぜひ実際の大きさをを確かめに来てください。

直径90センチメートルの柱にちなんだグッズ

柱にちなんだオリジナルグッズの配布も行いました。
直径90センチメートルの柱の10分の1サイズメモ帳と、柱に見立てたオリジナルうまい棒「うまいde柱(ちゅう)」です。

焼けた家、その他宮畑遺跡・福島市内遺跡の出土品の展示

宮畑遺跡・市内遺跡の出土品展示

宮畑遺跡の焼けた家の焦土(実物)など、謎を知る手がかりとなる展示品です。
ほかに、和台遺跡(福島市飯野)の人体文土器や、上岡遺跡(福島市東湯野)の土偶のレプリカも展示しました。

公開講座当日のパンフレット

当日の資料はこちらからダウンロードできます。
平成25年度宮畑遺跡公開講座パンフレット(PDF:2,124KB)

関連リンク

宮畑遺跡ミステリー大賞については、下記の関連リンクをご覧ください。
なお、募集内容、応募方法などの詳細は、後日、市政だよりや福島市ホームページでお知らせします。

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このページに関するお問い合わせ先

市民・文化スポーツ部 文化スポーツ振興室 文化振興課 文化財保護活用係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3785

ファクス:024-536-2128

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