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更新日:2023年5月8日
5月は、次の『ふくしま歴史絵巻』を展示します。
皆様のお越しを心からお持ちしています。
〇和算の発達~世界水準の数学と実用の学としての和算~
日本にキリスト教が伝えられた頃、数学も伝えられました。戦国時代から江戸時代にかけて数学の研究が進み、日本独特の和算が誕生しました。
幕末から明治期にかけて、現在の福島市域においても、渡辺一、佐藤元龍、丹治重治、河野松右衛門などの和算家が活躍しました。また、この時期には、和算の問題や解答が書かれた算額が多数寺社に奉納されました。
〇奥州蚕種本場から日本の花形産業へ
阿武隈川の氾濫原は桑の生育に最適で、この桑を食べて成長する蚕は寄生虫による病気にかかりにくく、優秀な蚕種(蚕の卵)が製造されました。1772(安永元)年には「奥州蚕種本場銘」が許され、全国から生糸商人が生糸と蚕種を買い付けに来ました。
また、信達地方で発明された座繰り器により、質の良い生糸が生産され、明治時代には輸出されました。そして、明治半ばには、福島市域に大きな製糸工場が続々と設立されました。
◎市役所本庁舎内出張展示(通年展示)について
郷土史料室は、市民の皆様に故郷の歴史を見つめなおし、その魅力を再発見していただくために、令和4年4月より『ふくしま歴史絵巻』から月ごとに時代を分けて展示しています。
この『ふくしま歴史絵巻』は、福島市の2万年の歴史をわかりやすくまとめており、本市を語るうえで欠かすことのできない歴史や文化を基軸としながら、故郷の発展に貢献した先人たちの業績なども紹介しています。
この展示を通し、多くの皆様に福島市の魅力を再発見していただきたいので、ぜひ足を運んでみてください。
1 場 所:福島市役所9階 食堂前
2 時 間:午前8時30分~午後5時15分まで
≪ふくしま歴史絵巻≫ ≪展示会場≫
〇これまでの展示
【令和5年4月】 「城下町福島の賑わい」
「庶民の愉しみ~文学の旅と信仰の巡り~」
【令和5年3月】 「福島藩の成立と代官・小藩の支配」
「揺(ゆ)れ動く封建制(ほうけんせい)~百姓一揆(しゃくしょういっき)と天明(てんめい)の飢饉(ききん)」
【令和5年2月】 「交通の整備 街道と舟運」
「西根堰の開鑿(かいさく)と耕作の拡大」
【令和5年1月】 「伊達政宗の南東北統一と豊臣秀吉」
「「福島」の誕生と松川の合戦」
【令和4年12月】 「福島市のシンボル 信夫山物語」
「豊穣(ほうじょう)への祈(いの)り」
【令和4年11月】 「戦(いくさ)と祈りの時代」
「椿舘(つばきだて)と安寿(あんじゅ)と厨子王(ずしおう)伝説」
【令和4年10月】 「伊達氏の移住と歴代伊達氏ゆかりの地」
「信夫武士団と南北朝の戦い~霊山を中心に~」
【令和4年9月】 「佐藤継信・忠信と奥州藤原氏」
「石那坂の戦い・阿津賀志山の戦~佐藤基治と奥州藤原氏~」
【令和4年8月】 「信夫の里」「王老杉・安倍晴明・杉妻荘」
【令和4年7月】 「信夫郡の寺」「古代の祈り 大蔵寺の仏像と天王寺陶製経筒」
【令和4年6月】 「米作りが始まったふくしま」「古墳が造られた頃」
【~令和4年5月】 「ふくしまのあけぼの」
「ふくしまの縄文人~宮畑遺跡と和台遺跡~」
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