意見交換会
意見交換会について
福島市議会では、平成26年4月に施行した福島市議会基本条例に基づき、より市民に開かれた議会を目指して、市民の皆様との「意見交換会」を開催しております。
意見交換会では、市政の具体的な課題についてテーマを設け、市民の皆様からのご意見を議員が直接聴かせていただき、議会の活動を通じて、市民の皆様の意見を市政に反映させることを目的としております。
意見交換会の開催日時や会場等につきましては、決定次第、福島市議会ホームページ及びふくしま市議会だより等により、お知らせいたします。
過去の開催結果
令和6年4月19日(金曜日)実施の意見交換会結果
文教福祉常任委員会における「認知症対策と家族支援に関する調査」のため、公益社団法人認知症の人と家族の会の皆さんと意見交換会を実施しました。
【意見交換会の様子】
テーマ
開催日時
- 令和6年4月19日(金曜日)午後1時30分~午後3時まで
会場
参加団体・参加人数
出席議員
委員長
川又康彦
副委員長
高木直人
委員
佐藤勢
遠藤幸一
佐々木優
石原洋三郎
大平洋人
宍戸一照
半沢正典
内容
2部制でテーマを分け、それぞれ委員より事例等紹介後、意見交換を実施
第1部 認知症の早期発見の取組について
委員より知見、事例紹介
- 認知症の空白の期間の問題について【石原洋三郎委員】
- 早期発見の重要性について【佐々木優委員】
- 明石市の認知症あんしんプロジェクトにおける早期発見【佐藤勢委員】
第2部 認知症の人と家族に必要な支援について
委員より事例紹介
- 明石市の認知症あんしんプロジェクトにおける家族支援【石原洋三郎委員】
- 高崎市の介護SOSサービスについて【大平洋人委員】
参加者の皆様からいただきました主なご意見
認知症の早期発見における課題に関するご意見
- 家族が認知症の疑いを抱いてから確定診断まで3年かかった事例があるなど医療機関によっては確定診断に遅れがみられる
- 事例の少ないレビー小体型や前頭側頭型は、アルツハイマー型と比較して早期発見、治療が難しく,県内では対応できる医療機関や相談機関が少ない
- 認知症の確定診断が遅れがその後の早期支援に影響を及ぼす
- かかりつけ医から認知症専門医にスムーズにつなげる仕組みが必要
- 介護者や地域住民が家族の違和感を感じた時にどのように支援へつなげるかが大切
認知症介護の深刻さ
- 親が認知症になった場合、認めたくないという葛藤が生まれ、認知症に対しての経験不足から対応方法がわからず非常に悩む
- 追い詰められて介護うつになるほど認知症の介護は深刻
相談できる場所の重要性
- 認知症の疑いがあることを家族に打ち明けずに医療機関に通い続け、1人で抱え込む事例もある
- 自分を追い詰めた状態で介護をしていた中で、家族の会の相談会に参加して、辛さを打ち明けて、ねぎらいの言葉をかけてもらい救われた
- 認知症の相談をする場所が定位置で確保されることが認知症の人、家族にとって重要
認知症の偏見の問題
- 認知症になると何もわからなくなるという偏見が、周囲の人々だけでなく、認知症の人、家族の中にもある
- 偏見があるために、受診控えや認知症であるということを隠すことが起こりうる
- 偏見をなくす取組として、認知症を正しく理解する、小中学校での認知症サポーター養成講座をすべての学校に取り入れるように、検討いただきたい
本市に望む支援
- 認知症になって免許返納した場合、相談会や認知症カフェに行く足がなくなってしまうため、明石市のタクシー券補助などのような様々なサポートを望む
- 家族の会のように介護者が頼れる、相談できる場所を広報紙、市政だよりに毎回載せていただくなど一般的に広めてもらいたい。多くの人が利用する集い相談会の費用の援助を検討いただきたい
- 認知症の診断後、認知症の専門職が寄り添い支援を行うリンクワーカー制度の導入を望む
- 認知症の人が事故などにより損害を与え、損害賠償責任を負った場合、その賠償金を補償する認知症の個人賠償責任保険制度の導入を望む
- 認知症カフェの運営補助を増額してほしい
- 認知症支援を連携して行うチームオレンジの取組の発足を望む
- すこやか介護保険などのパンフレットを認知症の人や家族が見てもわかりやすく、あたたかみのあるものにしてほしい
- 明石市のように様々な支援を行うことが、認知症の人も住みやすい地域になっていく第一歩であると考える
平成31年3月23日(土曜日)実施の意見交換会結果
福島市議会初の取り組みとなる高校生との意見交換会を東京2020大会公認プログラムとして実施しました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
※開催ご案内のチラシはこちら【開催のご案内】をご覧ください。(PDF:341KB)

テーマ
- 震災時に世界から受けた支援に対して、どう感謝を伝えられるのか
- オリンピック・パラリンピック以降のふくしまに期待すること
開催日時
- 平成31年3月23日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで
会場
参加人数
主催
福島市議会(東京2020オリンピック・パラリンピック調査特別委員会)
共催
福島市、学校法人福島成蹊学園
出席議員
委員長
高木克尚
副委員長
尾形武
委員
沢井和宏
二階堂武文
鈴木正実
根本雅昭
小松良行
村山国子
小野京子
山岸清
渡辺敏彦
内容
委員長より東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故の際に世界各国から受けた支援について説明した後に参加者、議員が5グループに分かれてのワークショップを実施。最後に各グループから、まとめの発表を行った。
グループの意見(各グループの意見を抜粋)
Aグループ
- 主人公の震災時から現在までの8年間を描く映画を制作して、今のFukushimaの元気なイメージを伝えたい。
- Fukushimaに対してのイメージを良くしてもらう。
Bグループ
- 世界各国の言葉で「ありがとう」をSNSで伝えたい。
成蹊高校で行っている海外研修の時に直接感謝を伝えたい。
- 風評払拭し、活性化してほしい。
福島の魅力を多くの人に知ってもらいたい。
多くのイベントが行われるようになってほしい。
Cグループ
- 他の高校などにも呼びかけて、花や笑顔の写真で「ありがとう」のビッグアートを作り、SNSやユーチューブで発信したい。
- 外国から安心して人が来られる福島市になってほしい。
Dグループ
- 桃李ンピックプロジェクト!
桃李祭(学園祭)のなかで、感謝を伝える企画を行い、自分たちの元気な姿をSNSや市のホームページで発信したい。
- スポーツの盛んなまちになってほしい。
全国、海外からもっと訪れてもらえる福島になってほしい。
Eグループ
- 花見山の花を使って感謝を伝えたり、自分たちの元気な姿を発信したい。
海外から訪れた人をその国の郷土料理でもてなしたい。料理のお皿にはその国の言葉で感謝の言葉を書いておく。
- 世界規模のスポーツ大会やイベントが開催され、活性化してほしい。
オリンピック時に次回使えるクーポンを配布し、また訪れてもらえるようにしたい。
委員会のまとめ
高校生は、オリンピック・パラリンピックに関心を持っており、自分も何かしらの形で関わりたいという気持ちを持っている。また、実際に関わることでその関心が飛躍的に増すことを実感した。
そして、映画製作やビッグアートなど、手法は様々であるが、みんなで参加して一つのものを作り上げることにより震災時の支援に対する感謝を伝えることが、彼ら若者が参画する可能性を広げ機運の醸成にもつながり、復興オリンピックの意義である感謝を表す有効な手段となり得るため、行政としては若者が広く参画できる事業をこれまで以上に数多く行うべきであるとの結論に至った。
また、高校生はオリンピック・パラリンピック=スポーツというイメージが強く、復興オリンピックという認識は高くない事も分かり、若い世代へ感謝の前提となる東日本大震災時に世界各国から受けた支援などについて伝え続けていく必要性を改めて感じた。
平成29年2月18日(土曜日)実施の意見交換会結果
当日は、多くの皆様にご参加をいただきまして、大変ありがとうございました。
市民の皆様からの貴重なご意見をお聴きすることができました。
【意見交換会の様子】


※開催ご案内のチラシはこちら【開催のご案内】(PDF:611KB)をご覧ください。
テーマ
開催日時
- 平成29年2月18日(土曜日)午後1時30分~午後3時30分
会場
- 福島市保健福祉センター5階大会議室(福島市森合町10番1号)
参加人数
出席議員(文教福祉常任委員会)
委員長
黒沢仁
副委員長
阿部亨
委員
沢井和宏
丹治誠
小熊省三
白川敏明
粟野啓二
渡辺敏彦
内容
- ワークショップ形式により、参加者と委員が4班に分かれ、班ごとに意見交換
- 各班の代表者が、まとめの発表(全体で課題を共有)
グループの意見(各グループの意見を抜粋)
意見交換1(課題の抽出)
- 高齢者が集まる場所が近所にない
- 認知症に対する学習機会が確保されていない
- 孤立している一人暮らしの高齢者の見守りが必要
- 高齢者と子供とのコミュニケーションが不足している
- 地域包括支援センターと民生委員の情報の共有化が図られていない
- 高齢者の運転免許返納には、移動が難しくなるという問題がある
意見交換2(課題の解決策)
- 空き家や廃校等の校舎の活用
- 集会所や施設を使ったサロンをつくる
- 課題に対するマニュアルを作成し、配布する
- 高齢者と保育園等との交流事業を実施する
- 情報の共有化(地域包括支援センターと民生委員)を図る
- 巡回バスを走らせる
意見交換3(目指すべきまちの姿)
- 安心・安全で隣近所が仲良く、生きがいの持てる楽しいまち
- ひとりになっても、地域で孤立せず楽しく過ごせる地域(まち)
委員会のまとめ
意見交換会を開催し、地域のニーズやサービスの受け手側の課題については、地域ごとにその差はほぼ見受けられなかった。
そのため、ある地域において課題解決の先進事例などが実践された場合は、広く市内全域にその活動を周知し活動の輪を広げていくことで、市全体の地域福祉の充実につながる可能性がある。
そのためには、【第2層】日常生活圏域(中学校区域等)における生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)のコーディネート機能の充実を図り、先進的な事例については、【第1層】市町村区域における協同体間の定期的な情報共有の取組みを推進すべきであるとの結論に至った。
また、地域で介護予防の担い手となる人材の確保が重要であり、シルバー人材センターとの連携や先進事例調査の小田原市のような人材バンク制度の構築が急務であるとの結論に達した。
平成28年4月9日実施の意見交換会開催結果
当日は、多くの皆様にご参加をいただきまして、大変ありがとうございました。
市民の皆様からの貴重なご意見をお聴きすることができました。
【意見交換会の様子】

(チラシはこちらをクリックによりご覧いただけます)(PDF:678KB)

テーマ
これからの福島市立図書館に求められるもの
開催日時
平成28年4月9日(土曜日)午後1時~午後2時30分
場所
アクティブシニアセンターアオウゼ
参加人数
41名
出席議員(文教福祉常任委員会)
委員長
黒沢仁
副委員長
阿部亨
委員
沢井和宏
丹治誠
小熊省三
白川敏明
粟野啓二
渡辺敏彦
内容
- 議員より事例紹介
- 必要なハード整備について【粟野啓二、小熊省三】
- 図書館機能の他に求められる機能について【渡辺敏彦、沢井和宏】
- 必要なサービスについて【丹治誠、白川敏明】
- 蔵書収集の方針について【黒沢仁、阿部亨】
- 図書館経営について【黒沢仁、阿部亨】
- 意見交換
市民の皆様からいただきました主なご意見
市立図書館本館に関するご意見
- バリアフリーになっていないため利用しづらい
- 建物が老朽化しており狭隘であるため開架数が少ない
- 学習室を整備し、子供が集まる施設にして欲しい
- 福島市の特色を出した施設整備を望む
- 市街地の再開発の核として位置づけた施設整備を望む
- 図書館の複合施設化には違和感がある
- 震災の記録に触れ、体験できるような施設整備を望む
蔵書、資料収集に関するご意見
- 蔵書数が県内最多であるものの、もっと魅力のある構成をしていけば利用が伸びる可能性を秘めている
- 震災の行政資料を5年で廃棄することなく、震災遺産として図書館において保存すべきである
- 郷土資料の収集をお願いしたい
サービス等に関するご意見
- 魅力的な展示や、文学講座などを定期的に開催していただきたい
人材(司書)に関するご意見
- レファレンスサービスを充実するための人材の確保
- 専門性を高める人材育成が必要