移住者VOICE
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更新日:2022年10月27日
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会社員(エンジニア)
2018年から現在に至るまで、勤務形態がフルリモートワークの都内の会社でエンジニアとして働く木村さんは、転職せずに移住を実現しました。フレックスタイムを採用している就業形態のため、比較的時間の調整がしやすい環境を活用し、合間を縫って福島を満喫しています。
工夫を凝らしながら特典を有効活用し、充実した生活を送る木村さんにお話をお伺いしました。
自分だけの都合で選んだお気に入りの場所
ご出身地である千葉県で生まれ育ち、これまでを過ごしてきたという木村さん。
当時一人暮らしをしていた賃貸が契約満了時期を迎えたタイミングで、移住についての情報収集を開始しました。車社会と言われる福島ですが、住む場所さえ慎重に選べば、車を所持しなくても、十分生活が可能なことも分かりました。譲れない条件だった「福島駅など主要な鉄道駅のいずれかから徒歩圏内」の物件も、何とか見つけることが出来たといいます。
オンライン相談にて、福島市とやり取りを開始してから約半年後に、休日を利用し引っ越して来ました。
「少なくとも県外で、自分だけの都合で好きな場所に住むならどこだろう?と前々からぼんやり考えてはいたんです。幸いインターネットさえできれば住む場所に制限はないですし、趣味のひとつである旅行の出発地点として便利な場所に住んでみたいと考えていました。」
温泉が好きで、これまで東北方面へ出かけることが多かったといいます。
「運転免許を持っていないので、公共交通機関のみで東北地方を旅行するための候補として、仙台市や郡山市もありました。その中でも、福島市は何回か訪れていたので、ある程度土地勘があったことや、賃貸物件の相場が仙台市よりもお手頃だったことが大きな決め手でしたね。そして、電車で気軽に行ける温泉地、飯坂温泉の存在も大きいです。」
小笠原諸島や京都在住の方がいたりと、ライフスタイルも多様な社内では、ビデオ会議を使用しての打ち合わせを定期的・日常的に開催しています。移住を報告した際の、周囲の反応は思ったよりも薄かったのだとか。
「地震を心配されたりはしましたが、日本に住む以上はどこにいても起こりうることですよね。」
災害時に備え、ハザードマップなどでどのような災害リスクがあるのか予め把握しておくことが必要と教えてくれました。
嬉しい誤算、活用中。
事前に福島市のリサーチをしていた甲斐もあり、移住後に知らなくて後悔したようなことは特になかったといいます。
「何かひとつくらいは起きそうな予感はしていましたが、幸いにも今のところ何も不自由はないですね。昨年(2021年)の大雪についても予想外という程ではなかったです。」
移住後に感じた、予想外の良かった点についても話してくれました。
「路線バスが充実していたことは嬉しかったですね。
市内の移動は福島交通で発行している「おでかけノルカ」という定期券を活用しています。平日は10時から17時まで、休日は全ての時間帯で使えるので大変助かっています。おそらく、高齢者が利用できるであろう「ももりんシルバーパスポート」のお陰で維持されている路線も多いのではないかと思います。私のように車を持たない人も間接的に恩恵を受けられてありがたいですね。」
移住者の特典として、福島市から提供される「湯めぐりパスポート」も活用しています。
対象施設のひとつである波来湯(はこゆ)には、およそ8ヶ月間で60回以上通ったというから驚きです。
「自宅から波来湯までは片道30分程度です。「おでかけノルカ」は飯坂温泉の往復で元が取れる見込みなので、実質これが通勤のような感じかもしれません(笑)」
フレックスタイムを利用し、「お昼前に中抜けして温泉に行き、帰宅後再び仕事に戻る」という贅沢な過ごし方も、木村さんにとっては良くある日常のひとつです。
休日の過ごし方
「基本的には自宅でのんびり過ごすことが多いですが、県外に旅行することもあります。
最近行った場所としては、青森の弘前市や浅虫温泉、宮城の松島町や秋保温泉、京都市内あたりですね。高速バスでの移動が多いですが、西日本への移動は直行便があまりないため、ついでに東京周辺にも寄り道したりもしています。」
市内の移動は、「おでかけノルカ」と共に、路線バスが通っている地域であればどこへでも足を運ぶフットワークの軽さです。
「道の駅ふくしまにはオープンした週に行きましたし、急な思い付きではありますが、先週は、少し足を伸ばして土湯温泉にも行ってきました!時間の都合であまり時間が取れなかったので、また近々お邪魔したいと思っています。」
今後の目標
今後の目標をお伺いしました。
「遠方への旅行はもちろんですが、市内もまだまだ見どころがあるので、色々と回りたいですね。
具体的には、市のシンボル的な山である信夫山には、涼しくなったら鳥ヶ崎展望台まで歩いてみたいです。西根堰(摺上川を起点とし、福島市から伊達市へと続く人工の農業用水路。下堰と上堰の2つの水路がある。)の上堰のルートを決定するために、江戸時代に信夫山から標高を測ったという逸話も聞きました。結構な距離なので、本当に見えるのかどうかも気になっています。
あとは居酒屋開拓も趣味になりつつあります。
飯坂温泉街では、足を運ぶ度に気になるお店を回ったりしていますが、日本酒好きとしては、福島駅周辺の居酒屋は選択肢が多くて探し甲斐がありますね。」
移住を考えている方へメッセージ
「遠方への引っ越しは、いざ考え始めると漠然とした不安がある人が多いかと思います。
木村 陽一さんおすすめ!
福島でのお気に入りは... 「 飯坂温泉 」
公式サイトはこちら旅館に泊まるもよし、日帰り入浴もよし。
一人で泊まれるプランを提供する旅館も多いので、
誰にでも気軽に勧められるところもお気に入りです。