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更新日:2022年3月15日
福島市では、放射線健康管理事業を行っていく上で市民の皆様がどのようなお考えや要望をお持ちになっているか、また福島市で生活していてどのように感じているのかをお聴きし、今後の放射線健康管理事業を検討するため、アンケート調査を実施いたしました。
今後、集計結果をふまえて、福島市健康管理検討委員会からの提言をもとに、今後の放射線健康管理事業の方向性を検討してまいります。
(1)目的
市民の皆様が、現在の福島市で生活していく上でどのようなお考えや要望をお持ちになっているか、またどのように感じているのかをお聴きし、今後の放射線健康管理事業を検討するため。
(2)アンケート調査の対象者
令和3年5月31日現在の住民基本台帳より、18歳以上の男性1,500人を無作為抽出、18歳以上の女性1,500人を無作為抽出し、合計3,000人
(3)調査方法
回答者949人(回収率31.6%)
(1)現在の福島市の空間線量や食品に含まれる放射線量で、現世代や次世代の方に健康影響がおきる可能性は低いと考えている方が6割近い割合となりました。
(集計結果はこちらからご覧ください⇒現在の放射線による健康影響(PDF:553KB))
(2)内部被ばく検査では受検したことがない方が半数近くおり、理由として『必要性を感じない』が最も多く4割程度でした。検査を受けたことがない理由として『検査を実施していることを知らなかった』といった意見もあり、広報の改善と充実が必要と分かりました。また、放射線への健康不安への回答別に内部被ばく検査の受検状況を分析しましたところ、『やや不安である』と回答した方の受検率が若干高く、『不安はない』『あまり不安はない』『大いに不安である』方の受検率に大きな差はありませんでした。
(集計結果はこちらからご覧ください⇒内部被ばく検査について(PDF:792KB))
(内部被ばく検査実施医療機関はこちらからご覧ください⇒検査場所ごとの受付時間)
(3)ガラスバッジによる外部被ばく検査を受けたことがない方が6割おり、理由として『必要性を感じない』が最も多く4割程度でした。『検査自体よくわからない』との回答も3割程度あり、ガラスバッジによる検査についての広報の改善と充実が必要と分かりました。また、放射線への健康不安への回答別にガラスバッジによる外部被ばく検査の受検状況を分析しましたところ、『やや不安である』と回答した方が『2回以上受けた』と回答した割合が若干高かったものの、全体的に同じくらいの受検率となっておりました。
(集計結果はこちらからご覧ください⇒ガラスバッジによる外部被ばく検査について(PDF:798KB))
(4)福島市の放射線に対する取り組みで放射線やその他健康に関する情報発信の方法として、『「市政だより」など広報紙への掲載』が最も多く、次いで『テレビ、ラジオ、新聞などのマスメディアを活用したもの』の回答が多い結果となりました。
また、放射線不安を解消するために、福島市に望むこととして、『食品の安全性の確保』が最も多い回答となっておりました。『その他』として県外や国外に向けた情報発信や子供や孫世代が安心して生活できる情報発信や対応を求める意見が多くみられました。
(集計結果はこちらからご覧ください⇒福島市の放射線に関する取り組みについて(PDF:683KB))
(5)放射線による健康不安について、『不安はない』、『あまり不安ではない』が約7割となっており、多くの方が放射線への不安は少ないと回答しております。
放射線による健康不安の変化について『小さくなった』との回答と、『かわらない』との回答がほぼ同じくらいの割合となりました。
福島市の復興状況について、『大いに進んだ』『やや進んだ』との回答が4分の意3を占めています。一方、4分の1の方が『あまり進んでいない』『進んでいない』と感じていると回答がありました。
(集計結果はこちらからご覧ください⇒東日本大震災後の放射線に関する意識、福島市の復興状況について(PDF:700KB))
(6)内部・外部被ばく検査のあり方、放射線に関する情報発信などの事業について自由記載を設けて任意に記述していただいた結果、内部・外部被ばく検査のあり方に関する意見が最も多く、中でも『検査の継続』に関する意見が多く、次いで『次世代が安心できる検査の継続等の環境づくり』についての意見が見られました。
また、情報発信に関する意見も寄せられており、中でも『市の放射線対策関連事業の情報発信方法の見直し』に関する意見が多く見られました。
(集計結果はこちらからご覧ください⇒内部・外部被ばく検査のあり方、放射線に関する情報発信などの事業についてその他の意見(PDF:449KB))
(注)設問1件につき、回答されるかたの考えにもっとも近い回答を1件選択していただくこととしていましたが、設問1件に対して、複数の回答をされている場合や無回答の場合がありました。そのため、回答者数と回答数の合計は異なっています。
また、割合(%)を合計しても、端数処理により必ずしも100%にはなりません。
放射線に関するアンケート調査結果(PDF:2,094KB)
各項目ごとの結果は以下になります。
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