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更新日:2022年7月29日

福島市教育振興基本計画(令和3年度~令和7年度)

 令和3年度から令和7年度までの5年間に重点的に取り組むべき施策を明らかにし、本市教育の一層の推進を図るため、「福島市教育振興基本計画(令和3年度~令和7年度)」を策定しました。

 本計画は、教育基本法第17条第2項の規定に基づく「地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画」に位置付けるとともに、「第6次福島市総合計画」の教育分野の個別計画と位置付けます。

 

計画策定の概要

これまでの取組

 本市では、教育の目指すべき姿と方向性を明らかにし、その実現に向けた教育施策の総合的指針として、平成27年度に「福島市教育振興基本計画(平成28年度~令和2年度)を策定しました。

 この間、外国語教育やICTを活用した教育を充実させ、本市の未来を担う子どもたちが、夢や希望に向けチャレンジする力や多様な価値を尊重する心を育み、健やかに成長できるように、学校、家庭、地域の連携と協力を深めるとともに、小・中学校等の耐震化や学校トイレ洋式化など、児童生徒の安全な環境の整備にも取り組んできました。

教育をめぐる現状等

 少子化による児童生徒数の減少、学習指導要領の改訂、ICT等の技術革新やグローバル化の一層の進展など本市教育を取り巻く環境が急激に変化しています。さらに学力の向上はもとより、いじめ・不登校等の諸課題の解決に向けた児童生徒一人一人に寄り添うきめ細かな対応も求められています。

 また、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故による原子力災害から10年が経過した今もなお復興はまだ道半ばであり、被災県の県都として復興・創生に貢献するとともに、これまでに経験したことのない自然災害をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策などの予測できない事態においても「学びを止めない、学びを続ける」対応が求められます。

計画の期間

 令和3年度から令和7年度までの5年間です。

計画の範囲

 教育委員会の権限に属する「学校教育」や「生涯学習」に関する施策を対象とします。

 

本市の教育の目指す姿

基本理念

 豊かで恵まれた自然、先人が築いた歴史や文化を基盤として、「ひとがひとをつくる、ふれあいあふれる教育のまちづくり」を進め、「人間尊重の精神に基づき、広い視野を持ち、生涯を通じて自己の向上」に努めるとともに、「社会平和の進展に貢献する心身ともに健康な市民の育成」を推進します。

 自分たちのまちは、自分たちで考え、自分たちで創り、守り、そして育んでいくという意識を市民と行政が共に持ち、共に考え、共に行動する市民との共創のまちづくりを推進します。

基本目標

 市民総ぐるみで推進するため、目標を共通認識できるよう、本市の教育が目指す姿を次のように掲げます。

ふるさとへの誇り 夢とあこがれ 心(ひとみ)かがやく ふくしまっ子

 やがて独り立ちし、未来を担っていく子ども一人一人が、郷土への愛着と誇り、「夢」と「志」を持ち、自信を持って健やかにたくましく成長するために、学校・家庭・地域社会がそれぞれの責任と使命を自覚し、連携を深め、子どもたちの「生きる力」を培い、未来を切り拓く力を育む教育を推進します。

 市民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、生涯にわたって生き生きと学べる生涯学習社会の構築を目指し、学習機会の拡充と環境の整備を推進します。

基本方針

 本市教育における目指す姿を具現化するための基本方針を次のように定めます。

基本方針1 夢と志を持ち、可能性に挑戦するふくしまっ子の育成

 これまでの学校教育の中で育まれてきた「生きる力」や、その中で重視されてきた知・徳・体の育成の現代的な意義を改めて捉え直し、自分の夢に向かって可能性に挑戦するために必要な力の育成に取り組みます。また、特別支援教育やいじめ、不登校などの多様な教育課題へのきめ細かな対応を進め、子どもたち一人一人の状況に応じた教育に取り組みます。

基本方針2 ふくしまっ子の健やかな成長と学びを支える環境の整備

 教職員の指導力向上に努めるとともに、働き方改革やサポート体制の強化を進め、熱意と元気あふれる教職員の育成に取り組みます。また、学びを支える家庭・地域と学校が課題を共有し、パートナーとして連携しながら、地域全体で子どもたちを育む取組を進めるとともに、子供たちの学習活動の基盤となる安全安心で良好な施設の整備のほか、ICTをはじめ先端技術の活用に向けた整備を進めるなど、質の高い教育活動を可能とする環境の整備に取り組みます。

基本方針3 人・つながり・地域を共に創る生涯学習の推進

 市民一人一人のライフステージに応じた多様な学びの機会を提供するとともに、市民自らが地域運営の担い手として学びの成果を生かすことができる生涯活躍の地域づくりを推進します。また、安心して快適に利用できる施設の整備を進めるほか、多様な主体との共創や学びの可能性を広げる新しいテクノロジーを活用しながら様々な学びを展開できる学習環境の整備を推進します。

 

計画体系

基本方針1 夢と志を持ち、可能性に挑戦するふくしまっ子の育成

1.豊かな心の育成

  • 多様性を認め共に生きる心の育成
  • 豊かな体験活動・キャリア教育の充実
  • 学校における読書活動の充実

2.確かな学力の育成

  • 意欲的に取り組み、知識・技能を確実に身に付ける子どもの育成
  • よめる、つかえる力の育成
  • グローバル化に対応する力の育成

3.健やかな体の育成

  • 積極的に運動やスポーツに親しむ習慣や態度の育成
  • 子どもの心身に寄り添った学校保健の推進
  • 地産地消や地域の食文化を意識した学校給食、食育の推進

4.多様なニーズに応じた教育

  • 一人一人の教育的ニーズに応える特別支援教育の推進
  • ICTの活用、プログラミング教育の推進
  • 未来のふくしまを考える教育の推進

5.いじめ・不登校等への対応

  • 一人一人に寄り添う支援体制の充実
  • 不登校児等生徒を支援する取組の推進
  • いじめ防止のための組織的な取組の推進

基本方針2 ふくしまっ子の健やかな成長と学びを支える環境の整備

1.熱意と元気あふれる教職員の育成

  • 教職員の研修、指導力向上
  • 学校における働き方改革
  • 教職員へのサポート体制の強化

2.学校・家庭・地域との共創

  • 家庭・地域の教育力の活用による子どもの自立に向けた力の育成
  • 地域の教育資源・学習環境の効果的な活用による学校の活性化
  • 教科や学びの関連性・系統性・連続性を踏まえた指導の推進

3.安全・安心で良好な学習環境の整備

  • 安全・安心で質の高い学校施設等の整備推進
  • より豊かな学びを促す学習環境の充実

基本方針3 人・つながり・地域を共に創る生涯学習の推進

1.多様な学びによる人づくりの推進

  • 市民の多様なニーズに応じた学習機会の充実
  • ライフステージ、ライフサイクルに応じた学習の充実
  • 社会情勢の変化に対応した学習の推進
  • 学ぶにあたり配慮が必要な人への支援
  • 図書館サービスの充実と読書活動の推進

2.市民の共創による持続可能な地域づくりの推進

  • 持続可能な地域づくりに向けた支援
  • 地域と学校の共創の推進

3.学びを支える体制と環境の充実

  • 生涯学習推進体制の充実
  • 多様な主体との共創の推進
  • 学びの土台となる施設、学習環境の整備

計画の推進

計画の推進方針

 教育は、多くの市民の関わりとともに関係者の取組により、社会全体が担うものであり、本計画の推進に当たっては教育委員会が中心となり、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たしながら緊密に連携・協力し、また市民団体や企業・NPO等の民間団体等とも連携・協力を図りながら、各施策に取り組んでいきます。

 本計画をより円滑に推進し、基本目標や分野ごとの施策を確実に実現するためには、市民が一体となって取り組んでいくことが重要です。そのためには、本市の教育に関する現状や課題、施策等について、市民の皆様に理解され、共有されるよう、ホームページ等を活用し、分かりやすい情報発信に努めていきます。

 さらに、市民ニーズや教育に関する情報等を的確に把握し、迅速な対応にも努めていきます。

計画の進行管理

 計画の実現に当たっては、RVーPDCAサイクル(Research「分析」-Vision「目標」-Plan「計画」-Do「実行」-Check「評価」-Action「改善」)に基づき、分析及び目標を共有し、各施策・事業を推進することが重要です。

 よって、本計画を以下のとおり推進していきます。

1.本計画を基に、単年度ごとの実施計画を策定し、重要性、緊急性を諮りながら各種事業を推進していきます。

2.前年度の各施策・事業に対しての進捗状況・成果を点検・評価し、改善を図りながらさらなる教育の向上に努めていきます。

RVPDCA

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このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 教育総務課 庶務係

福島県福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3781

ファクス:024-528-2481

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