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更新日:2017年3月1日
享保16(1731)年6月28日
三代 板倉勝里
松の緑に梅花を配し、旭日を添えた単純明快な図柄の吉祥画(※1)である。松と梅および背景の小山にだけ胡粉の下地をほどこしている。中央の松の太い幹は老松であることを示しているが、その葉の緑は若々しい。ぽんぽんと花をつけた梅樹の描きかたは素直で無駄がない。
勝里は13歳で家督を継ぎ、藩の財政難のなか大阪加番(※2)を5回務めた。
※1江戸時代の絵馬は、めでたい図柄の吉祥画のほか、神仏の像、干支や動植物、芝居や歴史物語、農耕や養蚕など題材は多岐にわたる。また算額もこれに含まれる。
※2江戸幕府の職名で、毎年交替で一年間大坂城の警護に当たる。これにより給される合力米(こうりょくまい)、手当金などは小藩にとってはかなりの潤いとなった。
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