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更新日:2019年9月13日

市政の近況報告-令和元年9月市議会定例会議 市長提案説明より-

  • 日時:令和元年9月2日(月曜日)
  • 場所:議場

「健都ふくしま創造事業」について

 去る8月28日、医師会などの保健・医療機関、商工会議所などの経済団体、自治振興協議会連合会をはじめとした地域の団体など、幅広い団体に参加いただき、「健都ふくしま創造市民会議」を開催し、市民総ぐるみで進める健康づくりのキックオフをおこないました。
 今年度、新たに設置しました「受動喫煙防止対策推進委員会」などの活動や、地域・職場での健康づくりの取り組み状況について報告するとともに、今後、地域、職場、学校、行政などがさらに連携を強め、取り組みを進めていくことを決意し、「健都ふくしま創造宣言」を採択いたしました。
 地域の健康づくりといたしましては、吾妻地区において「吾妻地区健都ふくしま創造推進会」が設立されたのをはじめ、飯野地区においても、市民の皆様が主体となった地区単位の活動がスタートしております。
 また、今年度新たに設けた「高齢者元気アップ事業」により、パラリンピック競技種目であるボッチャの用具を各学習センターに配備し、講習会を開催したほか、ユニカールなどニュースポーツの用具も整備いたしました。さらに、北信学習センターを皮切りに、スマートフォンやタブレットを使ったICT講座を4ヵ所で開催いたします。
 今後も市民の皆様が、地域で健やかに暮らせるよう「健都ふくしま」の実現に向けて、実効性のある健康づくり運動を展開してまいります。

バリアフリー推進パッケージの取り組みについて

 東京2020大会が持つ共生社会の理念に共鳴し、官民一体となったハード・ソフト両面のバリアフリーを実践することにより、「誰にでもやさしいまち、ふくしま」を実現し、大会の一つのレガシーとして次世代に繋いでまいります。
 障がい者や地域の方々とのコミュニケーションを図りつつ、(仮称)「障がいのある人もない人も共にいきいきと暮らせる福島市づくり条例」の制定に取り組むとともに、企業や団体に連携、協力を呼びかけ、バリアフリー推進パートナーとして、共に取り組みを推進してまいります。
 それにより、市民誰もが住み慣れた地域で元気に活動できるとともに、訪問しやすいまち、暮らしやすいまちとして、観光客や移住・定住者の増加など地域経済の活性化に波及することも期待しております。

子どもたちの安全確保の取り組みについて

 子どもが犠牲となる昨今の痛ましい事故事件を踏まえ、7月22日に福島市交通安全対策会議を開催しました。
 この協議を踏まえ、未就学児が日常的に集団で移動する経路などの安全点検を、国・県・警察及び施設管理者・市が合同で実施し、全148施設の点検を完了いたしました。加えて、交通事故の発生を未然に防止する対策を速やかに講じるため、本定例会議に補正予算を提出いたしました。
 また、昨年6月の大阪府北部の地震による小学校のブロック塀倒壊事故を受け、本市の学校施設につきましても緊急点検をおこないました。ブロック塀の撤去及びフェンスなどへの取替工事につきましては、今年度中に完了したいと考えております。
 今後も、ハード・ソフトの両面から子どもたちの安全確保の取り組みを推進してまいります。

幼児教育・保育の無償化について

 10月から実施されます幼児教育・保育の無償化につきましては、これまで幼稚園や保育所などの事業者、保護者に対しまして、各施設に出向いて説明会を開催するなど、制度や手続きにつきまして丁寧な説明に努めてまいりました。
 国の制度においては、制度開始から5年間は国の最低基準を満たさない認可外の保育施設も無償化の対象に含まれますが、本市におきましては、子どもたちの安全を最優先に考え、制度開始時から当該基準を満たす施設に限り無償化の対象とする条例を、本定例会議に提出いたしました。
 今後も、従来の立入調査に加え、巡回指導の実施など、指導体制の強化によりまして、認可外保育施設の安全対策と保育の質の確保に努めてまいります。

放課後児童クラブについて

 放課後児童クラブにつきましては、岡山小学校区において定員40名のクラブが昨日開設し、また、三河台小学校区でも定員40名のクラブが10月に開設いたします。これにより、本市の放課後児童クラブの待機児童数は大きく減少する見込みであります。
 今後も、放課後に児童が安心して安全に過ごすことのできる環境を確保するため、各地区の需要に応じた放課後児童クラブの拡充を図るとともに、放課後児童支援員などの人材確保と資質の向上に努めてまいります。

東北中央自動車道「相馬福島道路」について

 相馬福島道路につきましては、国に対し官民挙げて、その整備促進を要望してきたところでありますが、復興・創生期間内の令和2年度までに全線開通し、(仮称)国道4号インターチェンジから桑折ジャンクションまでにつきましては、来年夏頃までに開通する見通しとなったことが、8月8日、国土交通省から発表されました。これにより、東京2020大会を契機とした観光交流拡大や産業振興、近隣市町村との連携強化など、本市の復興と地方創生に一層の弾みがつくものと、大いに期待しております。

「風格ある県都を目指すまちづくり構想」の実現に向けた取り組みについて

 福島駅前交流・集客拠点施設につきましては、各種調査の結果や、有識者などで構成する策定委員会での議論などを踏まえながら、多角的な視点で検討を進めております。
 昨日開催しました市民懇談会には、私自身が出席し、市民の皆様と対話しながら、施設のコンセプトや機能・規模などについて多くのご意見を伺いました。
 また、新しい西棟、市立図書館につきましても、各検討委員会における議論や、市民アンケートの結果などを踏まえながら、施設の機能などについて検討を進めております。
 今後も、広く市民の皆様のご意見を伺いながら、県都にふさわしい施設整備に向けた検討を進めてまいります。

新キャッチフレーズ「実・湧・満・彩(み・わく・まん・さい) 福島市」のロゴマークについて

 新キャッチフレーズ「実・湧・満・彩(み・わく・まん・さい) 福島市」のロゴマークにつきましては、市内外から380件ものご応募をいただいた中から、決定をいたしました。
 新たなロゴマークは、豊富な特産物や観光資源などに恵まれ、人々を惹きつける様々な魅力をもつ本市のイメージが十分に表現されたデザインとなっております。早速、記者会見などで使用するバックボードをリニューアルしたほか、職員の名刺のデザインとしても活用することといたしました。
 今後もこれらを意欲的に用いて、県内外、そして海外へ向け、本市の魅力を力強くアピールしてまいります。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みについて

 大会の開催までいよいよ1年を切りました。7月にはソフトボール女子日本代表合宿の受け入れ、8月には世界少年野球大会など関連行事の開催により、大会機運の醸成に努めているところであります。
 また、会場となる福島あづま球場では、10月5日・6日にテストイベントとして、第52回日本女子ソフトボールリーグ福島大会が開催されるなど、東京2020大会へ向けた準備を、大会組織委員会、福島県、その他関係機関と連携しながら着実に進めております。

ホストタウンとの交流について

 本市にとって2カ国目のホストタウンであるベトナム社会主義共和国のサッカー女子代表が、7月下旬から8月上旬にかけて合宿をおこなったほか、11月にはスイスとベトナムそれぞれの特色を生かしたフェスティバルを同時開催するなど、両国との多様な交流を進めてまいります。
 今後も、東京2020大会の成功に向け、準備に万全を期してまいるとともに、大会を契機とした様々なレガシーの創出に向け取り組んでまいります。

古関裕而氏を活かしたまちづくりについて

 6月に官民協働による協議会を新たに立ち上げ、「古関裕而のまち・ふくしまシンフォニー」をお示しし、古関氏をレガシーとしたまちづくりと新たな文化・観光振興の取り組みを本格的にスタートいたしました。
 昨日には市役所内電話の保留音を古関メロディに切り替え、本定例会議においては、古関裕而記念館のリニューアルに向けた展示計画の策定や、豊橋市との都市間交流による事業連携などの補正予算を提出したところであります。
 今後も、オールふくしま、そして関係自治体とも連携を図りながら、「古関裕而のまち・ふくしま」にふさわしいまちづくりに取り組んでまいります。

食品加工産業創出支援事業について

 市農産物を活用した新商品の開発支援事業、(仮称)ふくしまスイーツ・プレミアムにつきましては、新商品の開発を予定している事業者よりご応募をいただいたところであり、福島を代表する新商品の開発に向けた取り組みを進めているところであります。
 今後は、本支援事業により開発された新商品など、市農産物を加工した商品の中から魅力ある逸品を集約し、市認証商品としてのブランディングを目指してまいります。

新工業団地の整備について

 福島おおざそうインター工業団地の造成工事につきましては、8月末現在で約80パーセントの進捗となっており、順調に進んでおります。
 また、第2期予約販売につきましては、分譲用地2区画に対し、合計3社の申し込みがあり、分譲に向けた手続きをおこなっているところであります。
 今後も、トップセールスをはじめとする積極的な企業誘致活動によりまして、残区画の分譲を進めるとともに、雇用の創出と地域経済の活性化を図り、「産業・まちに活力ふくしま」の実現に取り組んでまいります。

除染に伴う除去土壌の現場保管の解消について

 除去土壌については、保育所・幼稚園及び小・中学校等からは今年度末を、住宅からは令和2年度末を目標に仮置場への搬出を進めております。
 本年7月末現在、保育所・幼稚園等は約86パーセントの117件、小・中学校等は約86パーセントの79校、住宅は約79パーセントの6万1,596件について、仮置場などへの搬出が完了いたしました。
 また、仮置場などから中間貯蔵施設への輸送につきましては、7月末現在で全体の約19パーセントの20万6,600立方メートル余の輸送が完了いたしました。
 今後も、現場保管の解消と中間貯蔵施設への輸送の早期完了に向け、計画的かつ着実に取り組んでまいります。

国によるリアルタイム線量測定システムの配置の見直しについて

 国によるリアルタイム線量測定システムの配置の見直しにつきましては、5月29日に「当面、存続させることを基本とする」との方針が示され、本市の要請に沿ったものとなりました。
 本市といたしましては、市民の皆様が安全安心を確認する拠り所として、国が責任をもって相当数を配置し、長期的に測定をおこなうべきと考えており、引き続き、国と十分に協議しながら対応してまいります。

ごみ減量大作戦について

 「令和3年度までに市民1人1日あたりのごみ排出量を890グラム以下にする」という目標に向け、「ごみ減量大作戦~チャレンジごみ減量20パーセント」を展開しております。
 その取り組みの一つとしまして、本市のごみ処理の現状、ごみ減量の具体的な取り組みの説明や意見交換をおこなう「地区座談会」を、7月16日から8月9日までの間、計118回開催いたしました。
 今後、皆様からいただいた多くのご意見を踏まえ、さらなるごみ減量化の取り組みを推進してまいります。

福島わらじまつりについて

 第50回福島わらじまつりは、8月2日から4日までの3日間開催し、最初の2日間で、約30万2千人のお客様に観覧いただきました。
 初日は、今回が最後となる「平成わらじおどり」、「ダンシングそーだナイト」などを催し、慣れ親しんだ祭りに名残を惜しみました。 
 2日目には、本市ゆかりの音楽家 大友良英(おおとも よしひで)氏を総合プロデューサーに迎え、リニューアルした新生わらじまつりを披露しました。伝説や民話をもとに作成した「わらじまつり物語」のオープニング、勇壮な太鼓や笛の生演奏に合わせた「新わらじおどり」で、多くのお客様を魅了しました。フィナーレでは、沿道の一般のお客様も踊りに参加し、熱気あふれる祭りとなりました。
 今後、伝統と新しさが融合し、市民の誇りであるとともに、多くの観光客を集めることができる福島の祭りとなるよう、市民の皆様とちからを合わせて育ててまいります。

吾妻山の観光振興について

 本年6月の吾妻山噴火警戒レベルの引き下げ後、6月28日の磐梯吾妻スカイラインの再開通に続き、関係機関のご尽力により、7月20日から浄土平の各施設が再開され、夏休み期間中、市内外から多くの皆様にお越しいただきました。
 今後、紅葉シーズンを迎えるにあたり、磐梯吾妻スカイラインと浄土平の魅力発信はもとより、噴火警戒レベルなどによる規制内容や市内の各温泉地などについては安全であることなど、正確な情報を引き続き内外に発信し、観光振興を推進してまいります。

これまでお話しした内容一覧

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総務部 秘書課 秘書係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3702

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