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更新日:2025年6月26日
百日咳の流行が継続しており、福島県も1週間で57件の報告があり、3週連続で過去最多の報告数となっています。県内報告57件のうち乳幼児は3件、95%が10代以下の状況です。百日咳は、百日咳菌によって引き起こされる、けいれん性の激しい咳を伴う病気で、鼻水・咳による飛沫・飛沫核感染が主な感染経路となります。いずれの年齢でもかかりますが、小児が中心で、特にワクチン接種前の乳幼児では重症化の恐れがあるため、保護者を含めた家庭内の感染に注意が必要です。予防方法は、手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策に加え、予防接種法に基づく5種混合ワクチン等の定期接種が有効です。
福島県内で警報継続中の伝染性紅斑は、福島市においても流行が継続しています。ウイルス感染症で、約10日の潜伏期間のあと、発疹が両頬から体・手・足に拡がります。通常、頬に紅斑が出現する7~10日前に風邪の症状がみられ、この時期に最も多くウイルスが排出されます。予防方法は、手洗いやマスク着用、定期的な換気等、基本的な感染対策が有効です。
過去に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫や流産になる場合があるため注意が必要です。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行が継続しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群β溶血性レンサ球菌による上気道感染症で、飛沫・接触感染が主な感染経路となります。咽頭炎の潜伏期間は2~5日で、発熱、咽頭痛、倦怠感、嘔吐などの症状がみられます。咽頭炎は学童に多く、春から初夏と冬季の2つのピークがあり、家庭や学校での集団発生が多くみられるため、注意が必要です。予防方法は、手洗いや咳エチケット等、基本的な感染対策が有効です。
福島県内の発生動向はこちら(福島県ホームページへリンク)(外部サイトへリンク)
(参考)
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