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更新日:2024年10月3日
帯状疱疹ワクチンは現在「任意予防接種」であり、福島市では接種費用の助成はおこなっておりません。任意予防接種とは、個人が感染症にかかったり重症化したりすることを防ぐために、本人の希望と接種する医師の責任と判断によって行うものです。
帯状疱疹ワクチンについては現在、国において定期予防接種化に関する検討が進められている状況です。
帯状疱疹は、みずぼうそうと同じ「水痘帯状疱疹ウイルス」によって起こる病気です。このウイルスに初めて感染した時に、みずぼうそうとして発症します。みずぼうそうが治った後も、このウイルスは症状を出さない状態で、長期にわたって体内の神経節に潜伏します。加齢や疲労、ストレスなどで体の免疫機能が低下すると、このウイルスが再活性化して、帯状疱疹を発症します。
皮膚の痛みや違和感などの初期症状が見られ、その後、強い痛みやかゆみ、水ぶくれを伴った発疹が体の神経に沿って帯状に広がる、特徴的な症状が現れます。
また、帯状疱疹の合併症、後遺症として「帯状疱疹後神経痛」が良く知られています。これは、ウイルスによって神経が傷つけられることで、皮膚症状が治った後も数か月から数年にわたり痛みが続くものです。このほか、皮膚症状の発症部位によっては、顔面神経麻痺のほか目や耳の機能が低下する合併症が生じることがあります。
治療方法は、症状に応じた対症療法が主となりますが、抗ウイルス薬を発症早期に投与することによって、病気の重症化や長期化を防ぐことができます。早めの治療が大切なので、痛みやかゆみのあとに水ぶくれや発疹が出たときなど、思い当たる症状があったらできるだけ早く医療機関を受診しましょう。
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