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更新日:2023年1月11日

令和5年新年市民交歓会 市長あいさつ

  • 日時:令和5年1月4日(水曜日)
  • 場所:エルティウェディング・パーティエンポリアム

 

 皆様、明けましておめでとうございます。福島市長の木幡です。
 本日は新年市民交歓会に多数ご来場いただきまして誠にありがとうございます。
 また、ご来賓として、後ほどご来場される内堀知事、国会議員の先生方、市選出の県会議員の皆様、そして真田議長をはじめ市議会議員の皆様に花を添えていただきまして、厚く御礼を申し上げる次第です。
 比較的穏やかなお天気に恵まれ、そして会場では美しい花が、そしてただ今の阿部絵美子さんの独唱に、今年こそはという希望が皆様に高まったのではないでしょうか。
 しかし今、私たちは未だ経験したことのない未知の領域にいます。コロナ禍の出口が見えず、人口減少が加速、災害のリスクは増し、物価高をもたらした国際情勢は非常に不透明です。今年の経済は、昨年以上に厳しくなるという見方も多いようです。
 そのような中でも、デジタル化やゼロカーボンなど、あるいは新たな生活スタイルへの移行など、コロナ後を見据えた動きは急速に進んでいくものと思われます。この未知の領域でコロナ禍からの出口戦略を描き、実行に移すべきが本年であります。生活や雇用を守りながらも、決して守りの姿勢に入るのではなく、うさぎのように跳躍するチャンスと捉え、希望を持って福島の新ステージづくりを進めていきたいと思います。
 昨年は大相撲大波兄弟が初優勝や兄弟同時三役を果たし、サッカー日本代表が果敢な闘いでドーハの歓喜を実現するなど、私たちの心を奮い立たせてくれました。
 福島市内でも、将来に希望が持てる新しい動きが次々と生まれております。
 1つは、まちづくりや産業振興の動きです。道の駅ふくしまは開業7か月余りで、年間目標133万人を突破いたしました。地域全体に売り上げ増をもたらしています。隣接の工業団地には隈研吾さんの設計する工場が建つ予定で、見た目にも楽しいゾーンに変わっていくでしょう。街なかでは再開発事業・市民センターが目に見えて動き出しました。新しいまちなか広場のオープン以降は毎週のようにイベントが開催され、多くの人々で賑わっています。市内各地で、飯野のUFOのまちづくりをはじめ地域づくりも活発化しています。こうした中で特筆すべきは、高校生や大学生など多くの若者が積極的に参画していること、女性の創業前融資の女性割合が全国一になるなど活動が盛んです。空き店舗へのリニューアル助成、道の駅からの回遊を促す周遊スポットへの魅力アップ支援というのを市で行っていますが、実は予算が足りなくなるほど事業者の皆さんが意欲的です。若者や女性、事業者の攻めの姿勢は、大変頼もしく思います。新年はこうした動きをさらに後押しするとともに、ビルの建替など不動産投資を誘導していきたいと思います。加えて、今からコンベンション誘致を本格化させ実現してまいります。
 朝ドラ「エール」を機に交流を深めてきた豊橋市とは、本年新たなステージにステップアップする予定で、近日中にその具体的なスケジュールをお知らせできると思います。また、野球殿堂入りは、13日に発表されます。今年こそは古関さんの野球殿堂入りを実現して市民をあげて歓喜に浸りたいと思います。
 2つめは、人口減少に歯止めをかけるために重要な移住や子育て支援の動きです。本市への移住者は、昨年度3.6倍に増加をしましたが、今年度は昨年度を上回るペースであり、これを確固たるものにしてまいります。日経新聞グループの主要180市の子育てしやすい街ランキングが発表になりました。福島市は全国16位で東北2位になっておりました。ランキングというのは様々な見方があると思いますし、楽観はしておりませんが、子育てと教育で選ばれる都市づくりは着実に進展していると確信を持って今後も取組を進めてまいります。
 外国人も重要な働き手であり、市の活力につながります。交流拠点を設けて、外国人にも住み良いまちをつくる、併せて、ロケツーリズムやふるさと納税で都市ブランドを高めていきたいと思います。
 3つめはデジタル化の動きです。昨年、福島市は、デジタル都市宣言をしました。高齢者にも優しいデジタル化を推進し、市民生活や地域全体にデジタル化を浸透させてまいります。市内の全10台の救急車に心電図の伝送装置を配置して、心筋梗塞による死亡率ワースト1の本県で救命率の向上を図ってまいります。シルバー人材センターは実は今9割の方がメールで連絡のやり取りをするということであります。ICT班という専門班も設けられました。今後センターの人がICTサポーターとして高齢者の指導役をしていくというこんな取組も進めてまいりたいと思っております。マイナンバーカードの申請率は70%を今般超えました。人材バンクなどを活用しながら医療をはじめその他様々な分野でのデジタル化を推進してまいります。
 併せて大きな潮流のもう1つであるゼロカーボン化、あるいは省エネ化も、エネルギー価格の高騰、温暖化の進展に対応する意味から積極的に推進してまいります。
 コロナ禍は今も高い水準で感染が続いておりまして、出口は見えておりませんが、今年は国が2類から5類への見直しを進めていくと思います。国の対策が見直され、ポストコロナに向けた動きが激流の如く動いてくると私は予想しています。そのために大事なのは出口戦略なのです。ウィズコロナの覚悟をもって辛抱強く感染防止を徹底しながら、社会経済活動を拡大していくとともに、これらの流れに乗り遅れないようにポストコロナに向けて何が必要かを描き、皆さんも準備を加速していただきたいと思います。私たちは大震災・原発事故からの復興という経験も処方箋も無い困難な課題に力を合わせて乗り越えてまいりました。今回の厳しい未知の領域も、市民共創で挑戦し、希望の未来を切り拓いてまいりたいと思います。大切なことは、変革を恐れず、自らが行動し実践すること、私たちにはそれができるはずであります。
 最後になりますが、皆様にとって本年が健康で飛躍する年となりますよう心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。皆様本年もよろしくお願いいたします。

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