検索の仕方
ここから本文です。
更新日:2024年4月3日
HTLV-1とは、ヒトT細胞白血球ウイルス1型の略称です。このウイルスが身体の中に入り込むと、白血球の一つであるTリンパ球に感染します。感染してもすぐに発症するわけではありませんが、一度感染してしまうと生涯ウイルスを持ち続けることになります。
感染力は弱く、生きたHTLV-1が体内に入ることで感染します。主な感染経路は、母乳を介した母子感染と性交渉による感染などに限られ、授乳や性行為を除く日常生活では感染しません。以前は輸血による感染もありましたが、1986年以降は献血者の検査が開始されたことにより、輸血による感染はみられなくなりました。
HTLV-1に感染しているかどうかは、血液検査で抗体があるかどうかを調べます。妊娠中(妊娠30週頃)におこなわれる妊婦健康診査の中に、HTLV-1の抗体検査が組み込まれています。
HTLV-1に感染しても自覚症状はなく、95%の方は生涯発症することはありません。しかしごく一部の人は、成人T細胞白血病(ALT)、HTLV-1関連脊髄症(HAM)、HTLV-1関連ぶどう膜炎(HU)などの病気を発症します。
このページに関するお問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください