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更新日:2022年12月8日
男の子のいる家では、鯉のぼりやのぼり旗をあげて祝う。よもぎとしょうぶを束ねて軒先にさす。風呂にも同じ束を入れ、入浴時に頭にまくと頭痛が治ると言われる。
「ちまき」「ほいどのにもつ(よっちこ、笹だんご)」「赤飯」「煮物」を作って食べる。
「ちまき」「ほいどの荷物・よっちこ」「青ばた入赤飯」「凍豆腐料理(煮物)」
体力も消耗し、のども渇くので、水分を多く含んだ「凍み大根の煮物」は欠かせないご馳走である。
「凍み大根の煮物」
二毛作で小麦などを育てていた田んぼを耕し、水を入れる。牛馬に「まぐわ」をひかせて代かきを行なう。牛馬の口に竹ざおをつけて歩かせる"はなどり"は子どもたちの仕事で、泥だらけになりながら行なう。後ろから牛馬の歩く先を調整するのは"しかどり"。
※まぐわ:牛馬にひかせて、田畑の土を細かく砕いてかきならす農具。代かきで使う。横木にくしの歯のように刃をつけたもの。
朝3時におき、まだ暗いうちからちょうちんをつけながら田植えをはじめる。隣近所・親せきなど大勢で田植え歌を歌いながら作業をする。
馬鍬洗い。田植えに使った"まぐわ"等の農機具をきれいに洗い、お神酒をかけて清める。また、ぼたもちなどのご馳走を食べて体を休め、次の農作業に備える。
早苗饗。田植えが終わると、台所のかまどの神さまに、新しいワラで結んだ苗1把とお神酒、丸もちを供えて、田植えが無事に終了したことを感謝し、豊作を祈願する。
またご馳走を作り、田植えの手伝いをしてくれた人をよんで酒を飲み、お祝いする。つゆもち、あんこもち、おこわ、焼いた塩引き、煮物などを作る。もちは隣近所にも配る。
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