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更新日:2017年3月1日
養蚕の歴史は古く、紀元前15世紀頃の中国やインドにはじまるとされています。
日本での養蚕のはじまりは、奈良時代より伝わる『日本書紀』にその起源が登場しますが、いつから養蚕や絹の生産が始まったのか、本当のところはわかっていません。
福島や日本の経済発展を支えた養蚕は、かつて福島を中心とする信達地方(信夫郡と伊達郡、福島市を中心とする県北地方)の主要な産業でありました。明治時代から昭和のはじめにかけて養蚕農家の数は飛躍的に増え、その数は全国でおよそ220万軒、信達地方だけでも6,181軒(昭和4年調査)あったとされています。近年では養蚕農家の数は減少しているものの、蚕が作る絹の成分(たんぱく質)が研究され、コンタクトレンズや化粧品、手術用の糸など様々な分野でそのすぐれた性質を発揮しています。
今回の出張展示では、「養蚕とふくしま」と題しまして福島の発展と養蚕の関係を紐解いていきます。
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