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ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・歴史 > 郷土史料室 > 郷土史料室出張展示 過去の展示タイトル > 養蚕とふくしま展 > 天王祭(天王市)について
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更新日:2017年3月1日
『※蚕飼(こがい)絹(きぬ)篩(ぶるい)大成(たいせい)』によれば、伊達郡長倉町の天王祭では一日のうちに生糸の売買で1万5千両余の現金が動いたと書かれています。福島藩は3万石で、年貢収入は5公5民(税率50%)で1万5000石、1石=1両とすると福島藩の1年間の税収入は1万5000両となり、天王祭の糸市で1日に売買される金額と同等となります。それほど長倉村の天王祭の糸市は全国的に有名で、全国から高級糸を求めて商人たちがやってきました。信達地方の糸市は、6月14日の天王祭を皮切りに、その後各地で開かれました。
※『蚕飼絹篩大成』とは、成田重兵衛によって養蚕の技術と経営を農家の立場に立って書かれた書物。文化11(1814)年著
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