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更新日:2024年8月8日

福島市の食品ロスの現状

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。

全国で約472万t発生している食品ロスのうち、約半分は家庭から発生しています。(農林水産省及び環境省令和4年度推計より)

国民1人当たりに換算すると1日約103g、”おにぎり約1個分のご飯の量”に近い量の食べ物が毎日廃棄されていることになります。

食品ロスはもったいないだけでなく、ごみとして焼却することで二酸化炭素の排出や焼却灰の埋め立てなど環境負荷にもつながります。

食品ロスの実態調査

市では、福島市の家庭からどのくらい食品ロスが発生しているか実態を把握し、家庭での食品ロス削減の取り組みを推進するため、食品ロス実態調査及び可燃ごみ組成分析調査を令和3年10月11日(月曜)・12日(火曜)に実施しました。

また、食品ロスダイアリーのデータを収集し、食品ロスダイアリーの記入の前後で食品ロスの量などにどのような変化があったのかを調べました。

実態調査の結果

  • 家庭から出る可燃ごみに占める食品ロスの割合
    可燃ごみに占める生ごみの割合は、約38%と一番多く、ごみを減らすには生ごみを減らすことが効果的ということがわかりました。さらに、可燃ごみに占める食品ロスの割合は、約8%でした。

食品ロスダイアリーを付けての変化

食品ロスダイアリーとは、家庭で発生した未利用の食品や食べ残しなどの廃棄食品の種類や量などについて、一定期間毎日記録することができる日記のことです。記録することで、食品ロス廃棄量やロスにつながりやすい行動を可視化することができます。

食品ロス削減マイスターに食品ロスダイアリーを1か月間実施していただき、前半の2週間と後半の2週間で家庭から排出される食品ロス量や食材を購入する際の金額にどのような変化があったのかを比較しました。

  • 食品ロス量の比較
    食品ロスダイアリーを記入することで、合計約5kgの食品ロス削減に成功しました。

 

  • 食品ロスの食材購入金額の比較
    食品ロス量の減量だけでなく、食材を購入する際に無駄なものの購入は控えるなどの意識が働き、金額面でも節約に成功しました。

皆さんもぜひ食品ロスダイアリーをご活用ください!

福島市の食品ロス削減への取り組み

福島市では、食品ロス削減に関する取り組みを積極的に実施しています。

食品ロスを減らすために家庭で出来ること

「食品ロス」を減らすために、出来ることから始めてみましょう!一人ひとりが少しずつ取り組むことで、大きな削減につながります。

買い物時の工夫

  • 冷蔵庫にある食材を確認しよう!
    買い物をした後に、冷蔵庫に同じ食材があったことに気づいたことはありませんか?
    冷蔵庫内をスマートフォンなどで撮影して食材の無駄をなくしましょう!
  • まとめ買いを避け、「使う分」「食べられる分」だけ買おう!
    まとめて買うとお得♪と思って買ったものの、食べきれなくて捨ててしまったことはありませんか?
    必要な分、食べられる分だけ買うようにしましょう!
  • 買ってすぐ使う食品は、手前から取りましょう!
    食品を買うとき、消費期限や賞味期限を確認して、より新しいもの、新鮮なものを棚の奥の方から取って購入していませんか?
    食品ロスを減らすために、「すぐ使うもの」「すぐ食べるもの」は消費期限・賞味期限にこだわらず棚の手前から取って購入しましょう!お店での食品ロスを減らすことが出来ます。
    また、福島市ではセブン-イレブンと連携して「てまえどり」を呼びかけています。
  • 「ふくしまタベスケ」を活用しよう!
    「ふくしまタベスケ」は、食品ロス削減をテーマに福島市内のお店(協力店)と住民(ユーザー)をつなぐ、フードシェアリングサービスです。ユーザー登録すると、協力店が出品する消費期限が近い商品等をお得に購入することができます。
    サービスの詳細はコチラ

調理・食事時の工夫

  •  食品ロスダイアリーにチャレンジしよう!
    食品ロスダイアリーとは、家庭で発生した未利用の食品や食べ残しなどの廃棄食品の種類や量などについて、一定期間毎日記録することができる日記のことです。記録することで、食品ロス廃棄量やロスにつながりやすい行動を可視化することができます。
    食品ロスダイアリー(PDF:1,279KB)
    食品ロスダイアリーExcel版(エクセル:74KB)
  • 野菜は、冷凍、乾燥など下処理してストックしよう!
    一度に食べきれない野菜は、冷凍や乾燥の下処理をして、小分け保存などして、食材を長持ちさせる工夫をしてみましょう。
    時間に余裕のある時に下処理しておくと、毎日の調理時間の短縮にもなって便利です!
  • 食材は無駄なく使いましょう!
    調理をする際は、残っている食材から無駄なく使い切るようにしましょう!
    人参や大根の皮、ブロッコリーの茎、出汁を取った後の昆布など、日ごろ捨ててしまっているもので、まだまだおいしい料理が作れます!
    福島市食品ロス削減マイスターが考案したエコレシピ(外部サイトへリンク)
    料理レシピサイトクックパッド「消費者庁のキッチン」(外部サイトへリンク)
  • 食品に記載されている保存方法に従って保存しよう!
    誤った方法で保存すると食品の劣化が早くなる場合があるので、正しい方法で保存し、食品をおいしく食べきりましょう。
  • 体調や健康、家族の予定も配慮し、食べきれる分をつくりましょう!
    家族とコミュニケーションを取って作りすぎを防ぎ、おいしく食べきりましょう!
  • 作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきろう!
    リメイクやアレンジレシピで、作り過ぎてしまった料理をおいしく食べきりましょう!

外食時の工夫

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このページに関するお問い合わせ先

環境部 ごみ減量推進課 ごみ減量推進係

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3744

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