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更新日:2019年11月12日

令和元年10月31日臨時記者会見 動画(手話無し・手話入り)

【手話無し】

【手話入り】

【発言内容】

1.開会
(広聴広報課長)
それでは定刻になりましたので、ただいまから定例記者会見を始めます。本日は、市議会緊急会議への提出議案が発表事項となっております。それでは市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表事項
(市長)
はい、おはようございます。
(1)市議会緊急会議への提出議案
この度、台風19号災害への早期復旧と被災者支援を図るため、市議会緊急会議を開催していただくことになりました。
そして関係の予算議案、条例議案を提出させていただきますので、本日ご説明をさせていただきます。
今回提出する議案は予算関係が3件、条例関係が3件の合計6件であります。
議案の一覧がありますが、まず4番からご説明をさせていただきます。
4番は、被災者に対する市税の減免に関する条例制定の件でありまして、被災者の皆さんに対し、まず個人市民税におきましては、(1)にありますが、合計所得金額が1000万円以下である方に対して損害金額の10分の2以上の場合、損害の程度そして納税義務者の合計所得金額に応じて減免をするというもので、減免の割合は8分の1から全部という形になります。同様に農業者に対する所得市民税を減免する規定を設けます。
また、(2)の固定資産税および都市計画税に関しましても土地家屋、そして償却資産に一定程度以上の損害を受けた場合、損害の程度に応じて減免をするということでありまして、減免割合は10分の4から全部という形になります。
それから5番目の議案は、国民健康保険税の減免に関する条例制定の件でありまして、こちらも被災者の予算の損害の状況に応じて現場で行うというものであります。
同様に介護保険料に関しましても、国民健康保険同様に国の基準に準じて、減免の規定を設けてまいります。
続いて予算関係ですが、今回は一般会計と下水道事業会計、農業集落排水事業関係の3つの会計で補正を行います。
一般会計は40億7400万円余ということであります。
下水道事業会計が収益的支出、資本的支出の合計という形になりますし、農業者が改正に関しましても同様であります。
この一般会計の40億円余りということでありますが、規模感でいいますと「8. 5水害」のときには決算ベースでいいますと、およそ19億円ということでありました。そのときから比較しますと、一般会計は2倍になっておりますので、だいたい似たような割合になりますけど、若干今回の方が多くなっているという割合としては多くなってるかなと思っております。
その点では、それだけ災害としては大きかったというふうに言えるのではないかと思います。
ちなみに今回40億7400万円余の補正いたしますが、もうすでに予備費で2180万円ほど災害対応として支出しておりますので、これまでの支出の見込みとしては約41億円という形になります。
主な内容をご説明しますと、主な補正内容という右側のページをご覧いただきたいと思うんですが、まずは災害見舞金等の支給でありまして、こちらは1750万円を計上しております。
災害見舞金は、全壊には10万円、半壊の世帯には50万円、その他半壊に該当しない床上浸水の場合は3万円…失礼しました5万円です。半壊5万円で、その他半壊に該当しない床上の場合は3万円ということであります。今回の予算では500世帯ほどの見込みで計上しておりますが、先ほども言いましたように予備費でもうすでに900万円ほど対応しておりますので、これも合わせると580世帯に見舞金を支給するという見込みになっております。
それから災害援護資金の貸付金でありますが、こちらは1億4200万円を計上しております。被害を受けた世帯の生活の立て直しのために生活再建に必要な資金の貸し付けを行うというもので、全壊の場合であれば250万円、半壊であれば170万円を限度にお貸しするというような内容となっております。
続いて3番目は住宅応急修理費でありまして、住宅が半壊、これは大規模半壊になりまして、みずから修理する資力のない世帯を対象に災害救助法に基づいて応急的な修理をするというものでありまして、1世帯あたり上限が59万5000円という形になります。こちらは約400世帯を見込んで計上しております。2億3800万ですね。
それから災害等廃棄物の処理費で、これはいわゆる水害ゴミとか土砂交じりのガレキなどの処理の業務委託でありますとか、あるいは家屋等の解体撤去処分に係る経費を計上するもので、2億1000万円を計上しております。
それから農林業の復旧対策事業でありますが、まず1.で農産物等生産確保対策事業として、被害農家の早期の再開に向けまして、堆積土砂の撤去や農業用施設再建に係る各種支援を行うということで、こちらは2億4000万円を計上しております。
これは国の補助事業という形になります。それから2.では農地災害復旧事業費ということで、法面(のりめん)崩壊、あるいは土砂の流入、耕土流出の被害を受けた農地の復旧支援を行って、生産基盤の再生を図るものでありまして、こちらは災害対応とすれば、本市としては初めてのものも含んでいる。
もともとの農家の災害復旧という仕組みはあるわけですけども、こちらは金額は40万円以上という形になります。
その点では40万以下であれば、これまでは自力復旧だったんですが、今回はまず13万以下に関しては市は3分の1の補助を行います。
それから13万円以上40万円未満に関しましては、市の方で農地等小災害復旧事業という形で、あるいは単独災害復旧事業という形で、市の方で施行して農家の再生を支援しようというものでございます。
ご承知のように、農家の皆さんは高齢化して維持していくこと自体が困難な状況になっています。こうした中で今回の災害を受けて、また意欲がそがれて、そして農業をやめてしまうということも十分考えられますので、我々としてもできる限りの施行支援をするということで、今回初めてこういった制度を導入させていただきました。
それから農林業の施設復旧費で、これは水路とか溜池などの農業用施設や林道の復旧に関わるものでありまして2億2880万円を計上しております。
ちなみに農道は159カ所、それから林道は18路線にわたって復旧事業を行います。
続きまして3番になりますが、土木関係の復旧事業費であります。
道路橋梁の復旧はあくまでも市道になりますけれども、297カ所で11億3800万円。それから河川水路等復旧は102カ所で6億7400万円、公園復旧は21カ所で2億2300万円、それから都市下水道の方は、これは岡部の排水機場が被害にあいまして、これ1カ所で6億2000万円という事業費を計上しております。
今回補正予算とそして関係の条例議案を議会で審議いただいて可決いただき次第、速やかに執行して早期復旧に努めてまいりたいと考えております。
私からは以上です。

3.質疑応答
(広聴広報課長)
それでは、ただいまの発表事項について質疑応答に移ります。ご質問ございましたら挙手指名の後、社名とお名前をおっしゃっていただいてご発言をお願いします。
それでは挙手お願いいたします。
(市長)
また被災状況については、1週間前に公表させていただきましたけれども、それをリバイスしたものをまた今日アップさせていただきますので、必要があればご覧いただければと思います。
(広聴広報課長)
 それでは本日は他にご質問がないようですので…。
(市長)
 災害関係以外でもあればどうぞ。
(時事通信)
 すみません。IOCが五輪のマラソンと競歩を札幌に移動させる案を示したことについて伺いたいんですけれども、東京都、暑さ対策ということですけれども東京都はこれまで300億円かけて道路舗装とかもう進めてきたわけで、小池都知事は札幌ありきで進められるというふうに反発してますけれども、市長はどのように考えておられますか。
(市長)
これは私どもに関係のないというか、直接関係しない話なのでコメントするのはいかがなものかと思うんですけど、やっぱり我々これまでオリンピック競技の開催地として、準備をしていた立場からすれば東京都の気持ちもよくわかります。
それから一方で、最近の暑さからいろいろ大会で問題が生じていて、それを何とかしようじゃないかという立場もわかりますので、そこはよく話し合っていただいて、お互いにできる限り納得できる結論を導いていただきたいなというふうに思います。
(時事通信)
ただ現状では話し合いというよりはIOCが一方的に札幌にしました、決定しましたというふうに示していて、話し合う環境自体が整えられてないのかなというふうに思うんですけれども。
(市長)
私はそこのところはよく詳しくわかりませんのでコメントは差し控えたいと思います。
(時事通信)
わかりました。もう一つの費用負担についても、問題になっていまして、東京都は札幌で開催するなら札幌で開催するのに東京都が負担するのはおかしいと、IOCが負担すべきじゃないかというふうに言ってますけれども、これについてはいかがお考えですか。
(市長)
 これも関係者でよく話し合っていただきたいなというふうに思います。
ただ私が先ほど言ったように、我々同じ自治体として考えれば、札幌の・・失礼、東京都の気持ちはよく理解できます。

4.閉会
(広聴広報課長)
他にその他の件でご質問ございましたら挙手お願いします。その他のご質問の方よろしいでしょうか。
それでは質問もないようですので、以上をもちまして臨時記者会見を終了します。

このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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