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更新日:2023年11月16日

令和5年10月31日記者会見(公立保育所で休日保育を開始します他2件)

動画

発言内容

令和5年10月31日定例記者会見
日時 令和5年10月31日(火)午後1時30分~午後2時
場所 庁議室


1.開会
(広聴広報課長)
それでは、ただいまから定例記者会見を始めます。
本日の発表事項3件を一括して市長からご説明申し上げます。


2.市からの発表
3件発表させていただきます。
まずは、公立保育所として福島市では初めて休日保育を事業化するというものであります。
いろいろ働き方も変わっておりまして、多様な保育ニーズがあります。これに応えて、休日に勤務する子育て世帯にも対応できるようにと、11月1日から休日保育の利用登録を開始いたします。
これは、保育職員が現場でニーズを汲み取って提案してくれまして、職員主導の取り組みという形になります。
実施する場所は御山保育所でして、ここで公立保育所の職員が全体でうまく協力し合いながら、休日保育を実施していくという形にしております。
保育日時は、年末年始を除く日曜祝日でありまして、午前8時から午後5時30分、保育定員はそれぞれの年齢に応じてご覧の通りであります。
対象児童は、市内に住所を有し、普段市内認可保育施設を利用している1歳児クラスから就学前の児童でありまして、保護者の受けている保育認定が休日も含めて就労であるという方になります。
その点では通常保育の一部という位置付けになりますので、利用料金は無償化の仕組みによりまして、基本的には料金は必要にはならないというものであります。
給食はお弁当を持参していただくということであります。
申し込み方法は、明日から利用登録を開始いたします。利用登録をまずしていただいて、その上で2週間以内に御山保育所で面接を実施していただきます。そして実際利用するかどうかの申し込みはLINEを使用して、休日保育利用日の前月1日午前0時から予約可能ですが、予約可能となっていますが4日前までに予約をいただくという形になります。こちらの方に書いてあります。
利用登録の申請ですけども、明日からなので現段階では書類しかできませんが、オンラインの利用登録の仕組みも設けますので、その点でより便利に利用登録いただけるようにしていきたいと思っております。もっとも、面接は必要ですのでその点はご了承いただければと思います。
これまで公立保育所が休日保育をやったのは、令和に移るときの10連休の時に実施したことがあります。しかしながら、基本的には認可保育の休日保育としては私立保育所1ヶ所でありまして、コロナの時はこの1ヶ所であり、やはり感染などが発生いたしますと、休日保育が全然利用できないということにもなっていたわけです。その点では、やはり複数箇所で、認可保育所も公立保育所も休日保育をやれるところが必要だろうと考えておりました。
今回こういった現場からの提案で実施できることになり、利用者の皆さんの大きな利便性の向上に繋がるのではないかと期待をしております。
続いて2点目です。
「60秒でふくしま市を観よう」ということで、YouTubeチャンネルにショート専門のサブチャンネルを開設いたします。
最近の若い世代は、大体長いYouTubeでもあまり見ないと、むしろTikTokのようなショートムービーですね、それらが見る対象の主流になっておりまして、その点では我々行政の方も、伝えたいことは山ほどあるのだけども、見てもらえなくては意味がないので、その点では、まずは核心的にお伝えするものとしてショートムービーを作って、それでさらに、関心があるならばより詳しいホームページなどを見ていただくと。こんなことが有効ではないかということで、今回サブチャンネルLOOKLUCKチャンネルというのを作って、ショートムービー専門のこのチャンネルにいたしました。
このショート動画はやっぱり若い世代に訴えるものなので、若い職員にやっていただこうと思って、若手職員自らが企画し制作をするということにしております。
こういうことですね、先ほど発表しました休日保育に関してショートムービーを作りましたので、ご覧いただければと思います。
~動画視聴30秒~
まだ作り始めですので、これからさらに作るスキルもアップしてくるかと思いますが、こういった形で、職員がショートムービーを企画作成して、そしてできる限り情報が届きにくい若い世代にも、訴えていきたいと思っております。
なお、皆さんの資料にも、貼り付けてあるかと思いますが、LOOKLUCKへのアクセスはこのQRコードからできますので、ご利用いただければと思っております。
続いて3点目です。
冬場のカラス対策を実施するというものであります。
前の冬に、カラスのフン害がひどくて、私どももカラス対策の追加対策を実施したのですが、春先から急にいなくなってしまったのです。2月ぐらいは非常にひどくて、陳情などもありました。それで、我々もカラス対策を強化して、かつどんなふうになっているかというのを、職員に定点調査をやってもらいまして、フンの状況を見ていたのですけども、4月の半ばぐらいからぱったりと動きがなくなったのです。何でかなと思っていろいろ調べてみると、実は渡り鳥のカラスがいるのです。ミヤマガラスというのがいます。ミヤマガラスというのは、10月から3月にかけて大陸から日本に飛来してまた戻っていく。福島市には11月から3月にかけて飛来をしていたということのようであります。
このミヤマガラスというのは、福島市に限らず、今、全国的に問題になっていまして、特に問題になっているのはこういった都市でありますけども、かつては九州に多かったのです。ところが最近は全国的に飛来をして、しかも飛来数は年々増加傾向にあるということのようです。
そして、市街地で集団ねぐらを形成することがあって、そしてフン害が発生する恐れがあるということであります。
福島市では昨年度がまた特にひどくなったわけでありますが、我々としては緊急対策として、CrowLab社のご協力によりまして、フン害対策の軽減に、一定程度は成功したと考えておりますが、今年度もこのカラス対策、この渡り鳥がやってくるシーズンに合わせて実施をし、強化をしていきたいと思っております。
その一方で、実はそのミヤマガラスは生ゴミを荒らさないそうです。しかし、在来種のハシブトガラスとハシボソガラスというのは、ごみ集積所を荒らして生ゴミをえさとして、また産卵するわけです。冬のこのカラス対策強化に合わせて、こちらの対策も強化しようということで、今回、後で申し上げますが、こういった在来種のカラスに対する対策も強化することにいたしました。
そこでカラス対策のキックオフイベントを、今回私どもを指導していただいておりますCrowLab社の塚原直樹社長、宇都宮大学の特任助教でありますが、この方にご参加いただいて、キックオフイベントを実施いたします。
実施日は11月6日でありまして15時から18時の間です。最初に、ボックス型ごみネットの引き渡し式を行いまして、市のごみ収集対策について説明をいたします。その上で、塚原先生にカラス対策セミナーを実施していただきます。そして最後は、音声再生装置の使用方法と実演をやりまして、皆さんにご協力をいただくということにしております。
そしてさらに、実際に街なかに出ていって音声再生装置のデモを行う予定にしております。こちらのまちなか広場です。
対策の内容でありますが、まず、ミヤマガラス対策として、市中心部のエリアにおきまして、11月から3月に「だまくらカラス」という、この鳴き声で追い払う音声再生装置を複数台使用して、地元の協力あるいは大学・企業にも協力いただきながら実施をいたします。
それから、国・県と連携をいたしまして、枝払いや歩道の特にひどいところの清掃などを実施するということにしております。
そして市職員においては、特殊波動方式追払いハンディ機という器具とか、あるいはLEDライトを用いて、市街地のカラスを撃退するということにしております。
実施するエリアはこちらの青いところのうち、こういったところです。青いところは大体フン害の発生しているところでありますが、こちらに音声再生措置を設置いたします。
また、まちなか広場の東側の樹木には、特殊波動方式の追い払い機を設置いたします。なお、東邦銀行さんの場合は、東邦銀行さんが協力してくれまして、「だまくらカラス」の設置をすでにしていただいております。引き続き市と連携をして実施していただくということにしております。
それから在来種の対策としては、ごみ散乱防止による清潔なごみ集積所の維持を図るということで、通常、ネットをかぶせるということをメインにやっていましたが、今回はよりきれいなまちをつくろうということで、地元に協力をいただきまして、折り畳み式の、ボックス型のごみネットを設置いたしまして、カラスに荒らされないゴミ集積所を目指したいと思っています。
こちらの方も今回、実証実験として実施をいたしまして、その効果を踏まえて、さらなる展開を考えていきたいと思っております。
私からは以上です。

(広聴広報課長)
それでは、ただいまの発表事項について質問をお受けします。
ご質問のある方は挙手願います。
(福島民報)
休日保育の件なんですが、現場で感じた保育ニーズというのは誰からどんな話があったのか、もし分かれば教えていただきたいです。
(市長)
やっぱり、休日やっていないの?と、聞かれたり、そういうことです。
民間でやっていただいているわけですけども、公立に入っていらっしゃる方もいますから、ぜひ公立でもやって欲しいという声があったと承知をしております。
(福島民報)
今後、場所を増やす予定なんかはあるんですか。
(市長)
それはやっぱり今回の御山保育所を前提にして、やっぱり市の方も体制の組み方とか、あるいは今、受け付けも4日前になっていますけど、民間の方は3日前までなのです。ちょっと我々まだ慣れていないので、そういうことにさせてもらっていますが、今後も検証しながら、まずは始めたところをよりよいサービスで提供できるように努めていきたいと思っています。
(福島民報)
保育士の方とかスタッフの方は、幼稚園の職員さんがやられるのですか。
(市長)
保育所の保育士です。今の体制で考えますと、まずはその御山保育所の人を必ず1人入れようと思っていて、やっぱり保育所をよく熟知しているので。ただ、その保育所だけでやってしまうと、そこの保育士だけが負担が大きくなりますので、全市的に保育士をかき集めてというか、そこでローテーションを回して、それで体制を組みたいと思っています。どちらにしても、普段は扱わない子どもたちを保育士が扱うことになりますので、その点ではしっかりと面接をして、そのお子さんの特徴とかを捉えた上で、丁寧な保育をしたいと思っております。
(福島民友)
まず保育所の方なんですが、これは他の自治体でも公立保育所の休日保育をやっているのでしょうか。
(市長)
結構少ないですね。
(福島民友)
やっているところもあるのですか。
(市長)
県内でやっているのは、いわき市と伊達市がやっています。福島市もやっています。私立ですけど。
(幼稚園・保育課)
いわき市さんの方で4ヶ所、それから伊達市さんの方が1ヶ所です。いわき市さんのうちの1ヶ所が公立施設ということです。
(市長)
どちらかというと、本当はやっぱりこういう役目は、公立の方が役割として大きいと思うのですけども、ただ現実は、どこも私立にやっていただいてるというのが、多いのかなと思っています。
(福島民友)
あとカラスの対策で、ここで入っている地元商店街・大学・企業の協力を得るということなんですけれども、これは具体的にはどういう関わり方をするんでしょうか。
(市長)
「だまくらカラス」を鳴らしてもらうのです。自動的に流せるようなものもあるのですけどちょっとそれは高額なので、これをやっぱりカラスの集まる時間とかなんかそういうのを見ながら流してもらう。今年の春も、昨年の冬もそういうことでやってもらいました。
(福島民友)
その台数で言うと何台ぐらいになるんでしょうか。
(環境課長)
今のところ10台を確保しております。
(市長)
「だまくらカラス」も、フン害が全国的に非常に多くなっているので、かなり需要が高いみたいです。今回我々割と早く手をつけたので、10台は何とか確保できました。
(福島中央テレビ)
カラスの対策についてなのですけど、最初の「だまくらカラス」で、多分弊社も去年の6月ぐらいに取材して放送させていただいているのですけど、このスピーカー自体を導入したのはいつでしょうか。
(市長)
導入というのはどういう意味でしょう。
(福島中央テレビ)
スピーカーを実際福島市街地で使い始めたということです。
(市長)
使い始めたのは去年が初めてです。
(福島中央テレビ)
今回の対策を要約すると、カラスによる被害は発生しているけれども、渡り鳥となっているミヤマガラスがこれから福島市では11月から3月とありましたけれども、飛来して、さらに被害が増えることが予想されるということで、専門家によるセミナーを11月6日に開きますよ、と。これは市民向けですか。
(市長)
そうですね。あとはやっぱり協力していただく方向けにです。操作方法の説明なんかもしますので、そういった人中心になるかと思います。ただ、どなたが来ていただいても結構です。
(福島中央テレビ)
あともう1個は、途中お話ししていたことがちょっと聞き逃してしまったんで大変申し訳ないですけど、ボックス型のごみネットっていうのが、これが実証実験、実験的に導入するということですか。
(市長)
そうですね。基本的にごみ集積所の対策は、それぞれの町内会とかに扱っていただくわけです。何か買うときには市の補助金は一部あったりしますけど、それを使って自分で買ってもらうわけですが、今回はより美しい街と、それから、こういうものがどれだけ効果があるかという検証をしますので、その点では、市の方から支給をするという形にしています。
(読売新聞)
保育所の関係なんですけども、最初に書類で申請するという流れだったと思いますが、ここら辺はデジタル化する余地というのはあるんでしょうか。
(市長)
いや、もうやります。ちょっと徹底していなくて、今準備ができていないのですが、そこはデジタルの申請もするようにというのは、設けるようにというのを指示していますのでそうやって着手しています。ちょっとお待ちください。
(読売新聞)
カラス対策なんですけども、ミヤマガラスの対策というのは、今年度この冬が初めてということでよろしいんでしょうか。
(市長)
いや一応昨年度もやったのです。ただ昨年度は、こういうことなのかというのがある意味では分からないで、とにかくフン害がひどかったので、そのフン害を多くもたらすカラスをどうやって追っ払うかということで、この塚原先生に相談をして、それで一部機材を3台お借りして実施したのです。その後、本当にいなくなってしまって、なぜだろうといろいろ調べたら、これは渡り鳥だということで、これはもう全国的にも、どうもそういうことで大きな問題になっていたようです。
今年に関して言えば、そういう昨年の経験があったので、もうカラスが渡ってくる前に我々として対策を立てて、それで実施しようということで今回、このような対策を取ることになりました。
(読売新聞)
それと対策の効果というのを、例えば目標数値というか、どういうふうに検証しようという、そういう考えっていうのはありますか。
(市長)
それはちょっとカラスが何匹いるか分かりませんので、分かりません。ただ、追っ払い効果として昨年、有効だというのは我々も認めていますので、その点では今回も、こういったものを取り入れさせていただいています。
ただこれは本当に、対症療法でしかないのです。我々のところで追っ払えば、また他の街に行っているかもしれませんし、あるいは大陸からこう年々増えているのはどういう理由なのかもわかりませんが、やっぱりこういったものは、全国を挙げて対策をとるべきではないかと私としては思っているので、そこは関連する自治体の方々と連携をして、かつ全国的な問題であれば国が乗り出すべきだと思うので、国に対策を働きかけていきたいと思っています。

(広聴広報課長)
他に質問ございますか。
ないようであれば発表事項以外で皆様からの質問をお受けいたします。
ご質問のある方は挙手願います。
よろしいでしょうか。
以上をもちまして、定例記者会見を終了します。
本日はありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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