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更新日:2024年1月24日

令和6年1月5日記者会見(年頭あいさつ 他4件)

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発言内容

令和6年1月5日年頭記者会見
日時 令和6年1月5日(金)午前10時~午前10時40分
場所 庁議室


1.市長からの年頭あいさつ
皆さん明けましておめでとうございます。
発表事項の説明の前に、年頭の抱負を述べさせていただきます。
令和6年正月早々、能登半島地震、航空機の衝突事故と、波乱の幕開けとなりました。亡くなられた方々に哀悼の意を表し、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。そして、行方不明の方の御無事と、能登地域に1日も早い平穏が戻ることをお祈りいたします。
大津波警報の発令や、家々が倒壊した姿に、大震災の記憶が脳裏をよぎりました。私たちは、多くの支援をいただいて復興を進めてきました。今度は私たちが恩返しをする番です。今できることとして、昨日から能登半島の支援の募金を開始したところであります。これに関してはまた後程、ご説明をさせていただきます。また、県からの依頼に基づいて、保健師2人を1月15日から1週間派遣する予定です。(その後県からの連絡により、1月15日からの派遣は再調整となりました(派遣人数・時期未定)。)
また中核市市長会の協定に基づく応援につきましては、元日からいろいろ情報収集に努めておりましたが、現状ではこの応援要請は必要ないということでございます。今後も現地の状況や応援要請に基づいて、私どもとしては積極的に対応していきたいと思っております。
一方、昨今の状況を鑑みれば、災害が発生するリスクは常に身近に存在し、いつ現実化してもおかしくないという状況を改めて肝に銘ずる必要があると痛感をいたしました。
災難の防止、被害最小化のための備えを強化するとともに、災難が一旦発生すれば、その早期回復に努める一方で、これを逆手にとって、新たな飛躍ができるように心がけていきたいと思います。
昨年はコロナ禍からの回復が進んだ1年でした。1月に古関裕而さんの野球殿堂入りが実現し、2月には、古関夫妻の縁で豊橋市とパートナーシティになりました。5月にはふくしまシティハーフマラソン、夏には花火大会、わらじ祭り、荒汐部屋の合宿でにぎわい、11月には、野球殿堂入り記念の全早慶野球戦の熱さに、大きな力をいただきました。
こうした中で福島市を訪れる方は、今年度、過去最高となった昨年度を上回るペースで増加しておりますし、道の駅ふくしまは一昨日1月3日に、開業1年8ヶ月あまりで来場者300万人に達しております。
また子育て支援大賞を受賞し、日経グループの「共働き子育てしやすい街ランキング」では、東北1位、全国8位にジャンプアップしております。子育て世代を中心に移住が増加し、今年度上半期は前年度の1.4倍で、過去最高を更新する見込みであります。
デジタル化についても、今や7万人以上の方と市がLINEで繋がっておりまして、高齢者が高齢者をサポートするなどデジタル化が浸透してきております。
コロナ禍でも手を休めなかった政策的効果が、広範な範囲で着実にあらわれてきています。人口減少や物価高騰など、市政を取り巻く環境はさらに厳しくなっております。それだけに、この上向きの流れを確かなものにして、持続的な好循環が得られるように、これまで以上に積極果敢に政策展開を図ってまいります。
一方、活性化の起爆剤ととらえていた東口の再開発が、資材高騰により壁にぶつかっております。西の拠点イトーヨーカドーも、5月6日をもって全面撤退することになってしまいました。私たちにとっては大きな痛手ではありますが、視点を変えれば、駅東西のまちづくりを一体的に進めるまたとない好機であります。
街なかの厳しい環境を踏まえてスピードを重視しつつも、東西一体の視点から、将来的にどのようなまちづくりが福島市に望ましいかを、議会や市民の皆さんのご意見を伺いながら検討していきたいと思います。2月初めに、市議会に状況説明をして、またその後有識者や各方面の代表的な方で構成する検討委員会を立ち上げ、東西一体のまちづくりの議論を始めたいと思います。
また、一般市民の皆さんとも意見交換をする場を設けてまいります。そして、それが形になるまでは、市民みんなで力を合わせてにぎわいを作ってまいります。
民間と連携してイベント補助や空き店舗への出店補助が、より効果が出るよう創意工夫を講じてまいりたいと思います。
また、信夫山公園150周年事業やわらじ祭りなどで、市外から人を招く仕掛けを強化してまいります。
この4月には公立夜間中学が開校し、新年度中には市民センターが供用開始される見込みであります。
街なか居住の住宅政策も、さらなる効果が出てくるものと思われます。また街なか以外でも、道の駅ふくしまを拠点に農産物を活用したフルーツツーリズムや、金水晶移転を契機とした蔵元ツーリズムなどのテーマ観光、さらにはスポーツによるにぎわいづくり、UFOの里づくりをはじめとする各地のまちづくりなどで、福島市の活性化を図ってまいりたいと思います。
このほかにも、小児科を初めとした救急医療、高齢者の足の確保、外国人の定住、ノーモアメガソーラー宣言など、すでに着手している様々な政策があります。これらもしっかりと推進をしてまいります。
いずれにしましても、安全安心、子育てと教育、産業振興、にぎわいと文化を重点に、すべてにデジタル化とゼロカーボン化、女性活躍など、市民共創を絡めて、住んでよかった、住みたいまちふくしま、世界にエールを送るまちふくしまを目指してまいります。
辰年には前向きに行動を起こし、先見性を持って変革に挑めば、大いなる成長に繋がると言われています。この龍にあやかって、上昇の流れを定着強化し、ビヨンドコロナの新しい景色、新しいステージが見える年にしてまいりたいと思います。
年頭の所感は以上であります。

2.市からの発表事項
 (1)令和6年能登半島地震の募金を受け付けています
    ~市役所本庁舎や各支所窓口に募金箱設置~

(2)冬の移住促進キャンペーン、実施中 ~臨時移住相談窓口の開設と特典付きお試し移住~

(3)福島市×福島交通 乗って楽しい、メロディーバス2台目制作中!

(4)信夫山公園開園150周年記念 冠事業 募集!

3.質疑応答
(福島民友)
冒頭のご挨拶の中で、駅東西の一体的なまちづくりのための会議体のようなものを作るという話だが、ここでの議論のポイントとして、市長としてどのような街にしていきたいか。駅東西一体のまちづくりと言ってもいろいろあると思うのですけども、どういうことが議論のポイントになるか。
(市長)
まず東西一体ですからつなぐ機能というのが出てくるかと思います。もともと風格ある県都を目指すまちづくり事業では、まず街なかににぎわいがないことには、駅の東西をつないでもしょうがないということで、東口を成功させて東西自由通路などは次の課題としての位置付けなのです。
今回西口に大きな空間があることもあって、これをどうするかということも当然出てくるわけで、そこである意味では、これまでのまちづくり計画を前倒しして、東西を一体的にとらえたまちづくりを推進しようということになるわけであります。
その点では、駅東西をつなぐ機能というのがまず一つ大きなポイントになってきます。そして何よりも大事なのはまた西口の方になるわけですけども、若干難しいのは、西口の方はあくまでも所有者がいらっしゃって、所有者の意向がまずは優先されるのだろうと思うのです。掲載
我々も所有者の方にいろいろコンタクトをとって、情報収集をしたり働きかけを行っておりますが、仮に我々がこれを購入させていただくにしても、何をやるかが決まらないことには、申し入れもできないわけです。特にあれだけの土地ですから、すごいお金がかかりますので、そういう点では、市の希望として、あるいは市民の希望としてどういったものがいいのだろうかということを、やはり検討していくことになるのだろうと思います。
それから一体となった場合、東口はこれまでの構想に基づいてどんどん進めてきました。しかし西口は、新たなこの機能を作るとなれば、その関係で東を見直すということもやっぱり必要になってくるケースも出てくるだろうと思うのです。我々とすればできるだけ東西合わせて魅力的なもの、かつこれだけ厳しい財政状況あるいは人口減になってきますから、できる限り公共施設は縮減していく方向にはあるわけです。
もう東西一体になればそういった観点からの取り組みも考えられるわけでありまして、場合によっては東口の見直しというものにも影響してくると思っております。ただ、東口に関しては、街なかの皆さんから私言われるのは、もうこれ以上延ばされたらもうもたないよという声が大きいのも確かなのです。その点では、両方できてから議論を煮詰めるというのは、これまた難しい面もあるかなと思っていまして、ある程度の見通しがつけば、東口はどんどんと先に走らせないと街の疲弊が進んでしまいますので、そういったことも考慮しながら進めていきたいと思っております。
(福島民友)
西口の土地に関して市としては、所有者大手ヒューリックだと思うんですけども、そこから購入する考えがあるってことですか。
(市長)
それもありだと思います。
当然あそこで公共施設を作るとなれば、土地をお借りするか購入するしかないわけです。その点ではそういうこともあり得ますし、そういう大きな負担を伴うものは何をやるかが決まらないとできません。
(福島民友)
つなぐ機能に関しては、東西自由通路を作って欲しいという、今の地下じゃなくてですね、そういう話も一部であるのですが、そういうことも含めて新たな東西自由通路を作ってく考えもあるってことですか。
(市長)
そうですね。もともと、私が就任してすぐ立てました、風格ある県都を目指すまちづくり構想では、先ほども言ったようにまずはちょっとにぎわいを作らないことには、つないでばっかりやってもしょうがないわけです。それで東口を優先させたわけです。
それから東口の場合は、耐震性がない建物がいっぱいありましたので、これを優先的にやらないことには、今回のような地震が起きたときに、市の機能が果たせませんので、そういった面で消防庁舎の移転新築も含めて進めてきたわけであります。
こういったものが第一段階としてでき上がれば、あるいはめどが立てば次の段階として、東西の連結というのを課題にして進めてきたわけであります。
それに限らず我々も東西の連結をいかに良くするかについては、これまでもいろいろ検討しておりまして、議会答弁でもお話ししている通り、今地下に潜らないといけないわけですが、JRの東西連絡通路ですね、それぞれのホームをつなぐ、ああいったところを使っていわゆるJRのお客さん以外も通れるような、そういう社会実験ができないかというようなことは、JRに提案をしてきているわけであります。そういった社会実験なども行いながら、よりきっちりしたものとしては、望むべきは当然地下ではなくて、空中において東西をつなぎ、できればこれはある意味、都市としての私はスタンダードだとは思うのですけども、それぞれの拠点施設に直接つないでいくということは必要であろうと思っております。それからそういったことをやる場合は、多分今のJRの駅舎ではできないです。
私の方でもJRの方にはお願いをしておりますけども、この東北新幹線の駅舎をいろんなところを見ても、ちょっと福島の駅舎が一番ちょっと寂しいなという感じがするので、その建て替えも、私としてはお願いというか働きかけはしているのです。ですから、東西の機能をやったときには、JR駅舎のあり方とか、駅ビルのあり方も含めて動き出すというか検討して、我々としてもまたさらに働きかけていくと、そういうような非常に大きな事業になってくるかと思います。
それから、西口の方は非常に難しいのです。所有者がどうするかによって我々もそれに応じていろいろな検討というか、市としての希望というのを、作っていかなくてはいけないと思うのですが、その場合も、先日の議会答弁でも申し上げましたけども、民間と一緒になって、商業機能も含めたようなものにするか、あるいは図書館なども持ってきて作るかとか、あるいは県文化センターなんかを市と県で一緒になってやるとか、そういったようないろんなアイデアもあろうかと思いますけども、いずれにしろ、所有者とか、あとは市だけでやるのではなくていろんな民間の方とか関係してくると思うのです。そういうところとも調整をしながら進めていかなくてはいけないと思っています。
(読売新聞)
再開発に関して、協議会の構成メンバーとして、さっきおっしゃったJRさんとかも非常にこの議論に関わっていくべきだと思うのですが、地権者あるいは再開発に関わる方々はどのような方を想定されているのでしょうか。
(市長)
再開発は再開発で今すでにあります。
検討会の方、これはまず風格ある県都を目指すまちづくり構想を作った時にもやりましたけれど、一つはやはり直接関係のする方、それからまちづくりのにぎわいで関連した方、それからやはりこういった都市計画とか、再開発に知見がある学者さんとか、そういった方を想定しております。
(福島民友)
関連して東口の方なのですけども、議会答弁では今後のコンベンション施設も含めて、計画の見直しも視野に検討するというご発言ありましたけども、その場で合わせて検討していくのか、あるいは並行して進めるところは進めていくということなのでしょうか。
(市長)
東口の計画も、特に市のコンベンション施設に関しては、これはあくまでも市民合意のもとで今の計画を進めているわけです。
ですから、皆さんにちょっと誤解される事あるのですけど、再開発事業自体は民間主導の事業なわけです。しかしあそこに今、市が入ろうとしているコンベンション施設は、これは市の計画として議会や市民の皆さんの意見を踏まえながら、現在の計画を作って進めているのです。ですから、市のコンベンションの機能を変えていくという場合には、当然のことながら市民合意というのが必要になってきますし、そちらの方は、市民の皆さんのご意見を受け、一定の合意形成をしながら進めていかなくてはいけないと思っております。
ただ一方で、再開発事業自体はこれも巨額の資金を、市としても投入することにはなるのですけども、こちらは何よりも事業としての継続性というか、採算性が大事になってくるわけです。でないともう民間の事業主体自体がつぶれてしまいますので、そういった面では、いかにこの採算の取れる事業計画にしていくかというのが、全体としては再開発事業として大きなポイントになってくると思います。
(福島民友)
検討会を作る時期と、話し合いの一定の結果といいますか、それを出すめどっていうのはおつきでしょうか。
(市長)
これも先ほどからポイントとしてお話ししておりますが、一つは、東口は時間あまりかけられないのです。かけてしまうと、ずっと東口の何もない状況が長くなってしまうばかりですので、その点では、まずは議会にご説明をしますが、そのあとすぐにそういった会を立ち上げたいと思っております。
そして、会議での進め方なのですけども、先ほど言ったように東口と西口を全部まとめて何か一つの結論を出すというよりは、ある程度の方向性を念頭に、東口は先に行くような形にならざるをえないのではないかと思っております。
当然、東口はこういうことでいきますよということは、ご議論いただいた上でご理解いただきたいと思っているのですけども、そういう進め方をしないと、今の福島市のまちのにぎわいを維持し、かつ、今回私が意図しているように、全体としてもまた将来に残るまちにするというこの二つの視点の両立を図っていかなくてはいけないと思っています。
(福島民友)
そうしますと検討会を立ち上げる時期としては、年度内ですか。
(市長)
2月中にやりたいと思います。

(広聴広報課長)
ほかに質問ございますか。
ないようであればただいまの挨拶発表事項以外で、皆様から質問をお受けいたします。
ご質問のある方は挙手願います。
他に質問がないようですので、以上をもちまして年頭記者会見を終了します。
本日はありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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