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更新日:2023年8月21日

令和5年8月3日定例記者会見(4年ぶりの完全復活!第54回福島わらじまつりを盛大に開催します!他3件)

動画

発言内容

令和5年8月3日定例記者会見
日時 令和5年8月3日(木)午前10時~11時
場所 庁議室


1.開会
(広聴広報課長)
それでは、ただいまから定例記者会見を始めます。
本日の発表事項4件を一括して市長からご説明申し上げます。


2.市からの発表
はい皆さんおはようございます。
前回は声が出なくなってしまいまして、結果、会見を中止させてしまいました。申し訳なかったと思います。まだちょっとこんな完全な状況ではないのですが、聞き苦しい点はご容赦いただきたいと思います。
今日は4件発表します。
最初、わらじまつりです。明日から3日間、始まります。4日、5日は本まつり、6日は大わらじの奉納という形になります。
祭りの開催内容はご覧の通りであります。参加者は現時点で41団体、1日目は25団体で約1,700人、2日目は16団体で800人ということであります。
今回から、前にも発表いたしましたが、初めて有料観覧席を設けます。大型ビジョン前には、S席で80席2,000円、それからA席は、100席で1,000円となっております。
それぞれこちらで販売をしておりますが、まだ空きがありますので、ぜひ有料観覧席もご利用いただきたいと思います。
そして皆さんの資料では4年ぶりに完全復活と書いてありますが、4年ぶりにフルサイズで開催をするということであります。
まだまだコロナへの警戒が必要なのは間違いないので、その点で言うと完全復活というのは、ちょっと言い過ぎな面があるかと思いますが、通常のサイズで開催をさせていただくということであります。
それから今回から、やっぱり我々として意識するのは、これまではやはり市民が楽しむ祭りであったわけでありますが、市民が楽しむだけではなくて、観覧席を設けたように、これからは観光客も引込んでいきたいと思っております。その点では、まだ今回は十分な準備はできておりませんが、単に参加して楽しむというだけではなくて、観光客などの皆さんにも「魅せる」。「魅せる」というのは魅力の「魅」ですけども、魅せるまつりというのも意識してやってまいりたいなと思っています。今回はまだ十分ではありませんが、そういった方法をこれから試行していきたいと思っております。
ぜひ市民の皆さんも、あるいは市外県外からもいらしていただいて、わらじまつりの勇壮な踊り、それから東北絆まつりに行って気づいたのですけども、今の我々のわらじまつりの「わっしょいわっしょい」という掛け声、あるいはその掛け声で観客と踊り手が一体になるというのは、なかなかあまりないものだなと実は思っています。その点では、みんなが楽しめるまつりですので、ぜひこの福島でそういうまつりの醍醐味を、一体感を味わっていただきたいと思っています。
それから今回のわらじまつりに合わせまして、土日にご利用いただけるパークアンドライド、これを臨時で利用可能時間の拡大をいたします。通常金曜日はやっておりませんが、今回は午後4時から9時まで利用可能にいたします。入場締め切りは7時までということであります。
5日の土曜日は、こちらは通常通り8時半からになりますが、夜はこちらも9時までということで、時間を拡大してご利用いただけるようにしますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
とりわけ土曜日に関して申し上げると、今年度は7月から街なかの店舗と提携いたしまして、パークアンドライドとのコラボキャンペーンというのを実施しています。皆さんのところの資料にあるかと思いますが、この資料の裏ですね、街なかの8店舗と提携をいたしまして、パークアンドライドのフリー乗車券を見せれば、この8店舗で割引を得られたり、あるいはちょっとしたプラスアルファのプレゼントをいただいたり、ということができますので、その点でお得でもありますので、ぜひパークアンドライドを活用いただければと思います。
1点目は以上であります。
2点目は、水素day&再エネまつりの開催であります。
8月5日土曜日の午前10時から午後3時まで四季の里で開催をいたします。
主催は、市が中心になって設立しています水素社会実現協議会と福島市ということでありまして、観光開発株式会社と広域の仲間が、3町が一緒になって取り組むということにしております。
内容は、水素のミニカー教室、燃料電池の実験教室、それから燃料電池自動車の展示・試乗会、燃料電池フォークリフトの展示・体験、これは体験までできるのは多分初めてになると思います。それから太陽光電動カートの体験、それからアンケートに答えていただくと景品がゲットできると、こんな内容にしています。
この日も暑い日が予想されるわけでありますが、四季の里ですので、空調の効いた屋内もありますし、すぐそばには水林自然林という、非常にリフレッシュできる涼しい空間もありますので、適宜そういった場も活用しながら、暑さ対策をして、そして水分も十分補給をして、皆さんにお楽しみいただきたいと思っております。
続いて3点目です。
最近報道等で男性の育児休業の状況が話題になっております。福島市の状況を皆さんにお知らせをしたいと思います。
福島市では、平成30年にイクボス宣言をいたしまして、それから子育てエールメッセージという形で、子どもが生まれた職員のところには私が出向きまして、そしてエールを送る、と。育休の取得促進とあわせてエールを送る、それから職場の皆さんにも、所属長をはじめとして、協力して欲しいという協力依頼をしています。
それから毎月19日を育児にかけて、育児エールデーという形で職員がワークライフバランスを実践する日として今取り組みを進めてまいりました。
そうした結果が今こうやって、育休が、私が就任した年度は6.3%でありましたが、このように増えておりまして、令和4年度は44.6%と、昨年、その前と比較するとちょうど横ばいという形になっております。そして今年度6月末、第1四半期の時点でいうと、53.3%という形になっています。
一方民間の方も徐々には上がっていますけど、なかなか伸びていないという現状でありまして、その点では17%というのは、国全体と同じような傾向かなと思っています。
我々としては、市が率先垂範をしながら民間の皆様にも働きかけて、そして、やはり子育てしやすい福島市というのを作っていきたいと思っています。
それから皆さんにちょっと統計を比較するというか、扱う上でぜひ注意いただきたいと思うのですが、この福島市の数値は消防職員とその他の我々一般部局も一緒にした数字なのです。やはり消防職員、特にコロナの時は、もう本当に自分たちも感染する人もいるし、ものすごく通常の業務をしながら、コロナ対応もするということで手一杯で、なかなか育休を取るという状況にありませんでした。そのためにご覧の通り非常に育休の取得率が低くなっています。一方で消防職員を除くと、福島市の場合、昨年は64.9%と、大体3分の2は取っている状況にあります。その前の年もご覧の通りでありまして、この3年間、消防職員以外は6割を超えているという状況にあります。
市町村でも、福島市の場合は、消防が福島市の内部にありますけど、いわゆる一部事務組合で、別途組織化しているところがあって、そうするとそこの市町村は、ある意味、このその他の部局だけの数字になるのです。ですから多分比較の、この前提が変わってくるのだろうと思います。その点では、数値を扱う時にも、どういった範囲の数字なのかというのを、ぜひ注意して、同じベースで、できるだけその数字を、見ていただくようお願いをしたいと思います。
ちなみに県庁も今6割を超えていますが、見ると、警察職員は除かれています。その点では、うちの消防部局を除いた数字と、ある意味同じなのだろうと思いますが、とにかく数字というのは、見方によって全然違ってきますので、ぜひその点はご留意いただきたいと思います。
続いてコロナに関してであります。
新型コロナの把握は、ご承知の通り5月8日以降、定点観測となりました。
福島市でも、一定の医療機関で把握した数字を挙げて、統計を取っているわけでありますが、直近の7月24日から30日の数字は、1定点当たりの報告数が12.17人ということになっています。5月の初めから、6月の半ばぐらいまでの時期が非常に低い水準なのですが、この頃は平均すると2.78人なのです。この時期と比較すると、現在は4.4倍になっているという状況になっています。
それからその前は、どんなレベルなのだろうというのを我々として示してみました。
この棒グラフは実数です。この赤い折れ線グラフは、棒グラフの中で今回我々が定点観測をしている医療機関から受けた報告数。ある意味では、これと同じレベルのものがこの赤い数字なのです。ちなみにこの赤いラインというのは、ちょうど棒グラフの動きと大体符合しているので、おそらくこの赤いライン同士を比較すると、以前だとどのレベルなのかというのが、わかるのではないかなと思ってこのグラフを作りました。
そうしますと今このラインは、大体1月の中旬から下旬にかけての感染状況になっています。
それから、昨年の秋の感染拡大期で見るとこの辺ですから、ちょうど10月に入って、グーッと増えてきた最初の時期、それぐらいに相当するのが、今のレベルだということであります。
それから福島市と全国あるいは県全体を表したグラフでありますが、水色が全国です。これと比較しますと、福島県全体が県も市も大体同じ傾向になっていますが、福島県は全国よりはずっと低い数字で推移をしていますし、さらにこの赤のラインは福島市でありますが、福島市はさらに県平均よりちょっと低めの数字で推移しているという現状を、おわかりいただけるかと思います。
それからこれは第7波から第8波の感染状況を示したのですが、夏休みの時期にグーッと増えたのですね、第7波は。その点では、夏休みの急拡大というのも十分想定もされますので、ぜひ、我々毎週このような感染状況をLINEなどで、市民の皆さんにお伝えをしていますので、それを見ながら、感染状況を知り、自分なりに防護措置をとっていただきたいなと思っています。
それから最近の傾向で申し上げますと、最近まで大体多いのは、20歳未満の若い人たち。おそらく学校とか保育所幼稚園といった、集団生活の場を中心に広がっていただろうと我々見ています。それが、最近は60歳以上の方、あるいは80歳とかですね、そういった高齢者が少し増えつつあります。その点では、高齢者の皆さんは重症化リスクが高いですので、これから申し上げる留意事項に沿って、感染に対して、自分なりに対策をとっていただきたいなと思っています。
やはり効果的な対策としては、今もう一つ重要なのが熱中症対策なのです。熱中症は、もうおそらくコロナ以上に致死率が高いというか激烈化する恐れがあります。当然窓を閉めてエアコンをつけていただくのが良いわけでありますが、ずっと締め切ってしまうと、また今度はコロナの感染リスクが高まってまいります。
その点では、窓とドアの2ヶ所を少し空けるとか、あるいは定期的に換気をするとか、そういったことで、あるいは扇風機と換気扇を併用するといった、換気に注意しながら、冷房をやっていただきたいなと思っています。
それから2点目は、やはり手洗い・手指の消毒です。
それから3点目は、場面に応じたマスク着用で、特に医療機関、あるいは混雑した乗り物の中、あるいは高齢者施設に行くとき、あるいはそこにいるときですね、こういったときは、特に感染リスクの高い方に感染させることのないように、マスクをしていただきたいと思います。
一方症状が出た時には、発熱や喉の痛み、この場合は慌てずに検査キットによる自主的な検査をお願いしたいと思います。そのためにも、自宅に当面はやっぱり検査キットを準備いただくとよろしいかと思います。
もし新型コロナ陽性になりましたら、まずは症状が軽い方に関しては、外出を控え、自宅などで療養を開始してください。発症後5日を経過し、かつ症状軽快から24時間経過するまでの間は、外出を控えて欲しいということが推奨されていますので、ぜひこちらはお守りいただけると、私もありがたいなと思います。
一方、症状が重い方とか、重症化リスクの高い方は、事前に医療機関に連絡をしてから、かかりつけ医や身近な医療機関を受診いただきたいと思います。
それから何かわからない点は福島県新型コロナウイルス感染症相談センター、こちらがありますので、わからない点、あるいは自宅療養中にちょっとおかしいなとかあったら、こちらにご相談をしていただきたいと思います。
それから、こういった感染防止対策とは別に、やはりできる感染対策としてはワクチンの接種になります。
現在は、春開始ワクチン接種というのを進めていますが、こちらは8月31日までという形になります。9月1日からは秋接種という形になります。
ですから、8月31日まで1回受けた方は、もう1回受けることができて、合計今年度2回受けることができるわけです。ところが9月1日以降に今年度1回目を受けた方は、2回目は受けられませんので、その点では、できるだけ防備をしたいという方は、まず8月31日まで、しかも早めに打っていただいて、そして9月以降の2回目を秋開始接種ですね、打っていただければと思っています。
特に秋というか冬の流行期を考えますと、やっぱり12月の一定前までに打っておいていただいた方が、忘年会シーズンなどにおける免疫力が高まりますので、ぜひその点も考慮いただきたいと思います。
現在、福島市で春開始接種の対象として接種券を発行した方のうち、まだ半分ちょっとしか接種が済んでいないのです。5歳から64歳の方は、これはご自分から受けたいということで申請いただいた方ですので、その点ではぜひ現在接種券を持っている方は早めに打っていただきたいと思います。
なお現在オミクロンXBBタイプが主流になってきています。現在の2価ワクチンもXBBタイプには適用すると言われていますので、その点もご留意いただければと思います。
なお、秋開始接種には、よりXBBタイプに適応したワクチンがまた登場する見込みであります。
それから5歳から64歳で基礎疾患がある方など、ご自分で打ちたいという方の、春開始接種の申請期限は8月15日までですので、早めにお申し込みいただいて、打っていただければと思います。
それから福島市では、現在、個別接種をメインに実施していまして、その点では基本的には医療機関に行って、接種いただくことにしているのですが、現在こういう状況でもありますし、もう集団に慣れた方もかなりいらっしゃるので、NCV福島アリーナで、集団接種も実施しておりますので、ぜひご利用いただければと思います。
私からは以上であります。

(広聴広報課長)
それでは、ただいまの発表事項について質問をお受けします。
ご質問のある方は挙手願います。

(福島民報)
育休取得の部分なんですけれども、今後企業にも働きかけをしていきたいなっておっしゃってましたが、例えばどんなことをすれば、その辺うまくいくと思いますか。
(市長)
これは難しいですけど、我々とすれば、毎年こういった環境整備に関しては、経済団体を通じてお願いしていますし、やっぱり社会的雰囲気の醸成というのが一番大事かなと思います。
とりわけ今、人手不足になってきて、企業の方も人員確保が非常に難しくなってきていると思うのです。その点では、やはりこういった育休なども取りやすい環境があるということは、特に今の若い世代を確保するには大事だと思いますので、そういった点を我々としては周知していきたいと思います。
また国や県の支援制度などもありますので、そういったものはご紹介をして活用していただくとか、そういった取り組みを進めたいと思います。
(福島民報)
あと消防の部分ですけれど、やっぱりコロナの状況とかで難しい部分あると思うんですが、そのあたりはどのように今後対応したいですか。
(市長)
そうですね、一時は20%ぐらいまで上がっている年もあるのですよね。やっぱり周りの方が気になるというのが現状ですから、やっぱり育休をとって当たり前よと、その分はみんなで何とか、応援して頑張ろうというものを、消防の現場は大変だとは思うのですけども、やっぱりそれを浸透させて、そして育休を取りやすくしたいなと思っています。
私もこういう数字を見ていて、消防の上の方には、強制ではないけど、できるだけやっぱり育休を取りやすい雰囲気を作って、取ってもらうようにしてよということは、指導したりはしているのですけどね。
あと、むしろお子さんは消防職員の方が多いぐらいなのです、生まれるのは。だから私このエールメッセージとして、メッセージカードを持っていくのですけども、消防職員の方が、むしろ随分多いなという感じで受けとめているのです。そういう点では非常にありがたいのですけど、プラスアルファでぜひ育休も取って欲しいと思っています。
(福島民友)
わらじまつりと先日行われた花火大会の有料観覧席についてなんですけども、花火大会は一番良い席が完売したというお話ですよね。
(市長)
A席もそうですね。両方。
(福島民友)
その売れ行きについての受けとめと価格設定など、全国の祭りでもこう有料観覧席にする動きって広がっていると思うんですけども、その辺についてどう受けとめていますか。
(市長)
広がっているというよりは、もうすでにもうずっとあったのです。むしろ福島市がなかなかそういうのがやれていなかったというのが現状だと思います。
私もどういう方が有料観覧席を使っているかなと思って見てみたのですけども、意外にも若い方がいて、特に男女でこられている方も結構いらっしゃったのです。その点で良いデートの場になったのではないかなと思っているのですけども、やっぱり特に今回の花火は、これまで以上に見応えがあるものだと我々も申し上げておりましたので、やっぱりそれを、ゆったりと落ち着いて見たいと。それは、どこか自分で場所取りをしてやるのとは全然違いますので、その点ではそういう良い場の提供になったのかなと思っています。
ちなみに数の関係もあるのでしょうけど、今回はS席の方からまず埋まって、最終的にはA席も満席になっています。やっぱりこういう事情もありますし、我々も花火大会、市民が楽しむだけではなくて、やっぱりよそからも人に来てもらえるような、そういう花火大会にしていきたいなと思っていますので、その点は有料観覧席を有効に使いたいと思います。
(福島民友)
こういう収益っていうのは、今後の運営費用とかに役立てられる。
(市長)
そうですね。はい。
(朝日新聞)
新型コロナの関係ですけども、先ほどのご説明でいわゆる接種率が半分前後であるというお話ありましたが、これってやっぱり接種への関心が低くなっているとか、そういったような傾向ってのは読み取れるんでしょうか。
(市長)
だと思いますね。これはあくまでも発行数に対する接種率なので、実際の人口対比の接種率はそれぞれの年代でも、またさらに低くなります。
やはり何と言いますか副反応などに対する、痛い思いをしたということで、敬遠される方も結構多いでしょうし、それから、打たなくても大丈夫じゃないかと、こういった考えの方も増えているのではないかと思うのです。その点では、例えば一旦、接種券はもらったけれども、やらなくてもいいかとか、そんな感じの考える方もいらっしゃる、結果としてこのような数字になっているのだろうと受けとめています。
(朝日新聞)
さらに接種推奨をするための、何かこうPRとか方法とか特別に考えてらっしゃいますか。
(市長)
いや、我々としては受けやすい環境を提供して、あとはこういう感染状況とか、あるいは接種に関する適切な情報を提供して、あとは市民の皆さんそれぞれでご判断いただく、ということではないかと思います。
あと、ワクチンでいうと、今私市民の皆さんにもう一つお話しているのは、無料が今年度限りだということです。これはまだ明確に決まったわけではありませんが、これまでの政府の動きからすれば、おそらく来年度からは、有料化というか一部負担が入ってくると思いますので、そういう点では、できるだけ負担が少なくという方は今年度中に2回打っていただくことを、私としてはお勧めするとかそういう状況ですということです。

(広聴広報課長)
他に質問ございますか。
無いようであれば発表事項以外で皆様からの質問をお受けいたします。
(福島テレビ)
献上モモを名目にだまし取った詐欺事件について伺います。
福島市内の男性からモモをだまし取ろうとした事件で、詐欺未遂事件が発生して男が逮捕されてたんですけれども、その人が皇室献上モモ生産地と書かれた木札を配って、福島市の道の駅でも掲げていましたけれども、どういう認識だったのかっていうところと、あと、基本的には県知事から届けるのが正式なルートだと思うんですけれども、その認識と、あとどう対応されたか、あと農家の方へ注意喚起ありましたらお願いします。
(市長)
この今回の件に関しては、逮捕理由は一応だまし取ろうとしたという、最近の行為ですけども、現実には2年前だったでしょうか、現実にその方に献上モモだとお渡しをしているというのが、事実だろうと私は受けとめています。その際に、私のところに農家の方々から報告ありましたし、これはいろんな方が実は介していたのです。普通、詐欺事件というと、いかにも極秘に接触してやってしまうのが普通だと思うのですが、今回の場合はいろいろ介して普通にオープンに、実は私のところにも情報が上がってきました。
それから、この人が福島に来ているというので、ぜひ市長も会って欲しいというので一度会ったこともあります。いろいろ話を聞いてみると、宮内庁への献上というのは、これはまさに公式ルートなわけです。ところが一方で、この人が言うものは、宮内庁に大膳課というのがある。これは献上というのは公式な献上なわけですけども、こちらは日々の食事を扱っている。だから日々の調達が必要な部門なのだと、だからその献上だけではなくて、そういった品物も必要で、その中で福島のモモが非常にいいというので、今回お話をされていまして、こちらの方がお渡したという経緯になっているのですね。
ですから私もそういう話を聞いて、確かに公式ルートというか献上というものではなくて、日々の調達の一環としての、献上というか調達というのはあるのかなという受けとめをいたしました。
それから、むしろ気になったのは、特に我々政治家もそうなのですけども、皇室を政治利用とか、あるいは商業利用するのはやはり、これは控えなくてはいけないのだろうと思うのです。木札を渡された時にも、どの程度までそれを使えるのかというのが、私としては気になって、それで自分なりにも調べたのです。彼は、他にも例があるというような形で言っていて、私自身もそれを調べてみたら、現実に木札をボンと出して、物を売っているのがネット上で確認できたのです。だから、実はこういうやり方というのは、まさに木札の利用だけではなくて、大膳課を通じた献上というか、調達と木札による何て言いますか返礼みたいな、そういうのが一般的に流布しているのだなと、一般的というか、ある程度そういうのがあるのだなと思わせる状況だったと、私自身も誤認してしまったと思います。
私自身、こういったことに対して見破ることができず、農家の助けになれなかったというのは、ある意味忸怩たる思いをしています。
ただ一方で、福島のモモのおいしさとかあるいはその価値というのは、決して偽物ではない本物ですので、これからも農家の皆さんのためにも、しっかりと福島のモモのおいしさ、あるいはすばらしさを訴えていきたいと思っています。
(時事通信)
自治体システムの標準化とか共通化について取り組みをお伺いします。
国の方が25年度末までに、自治体のシステムの標準化とか共通化っていうのを目指して呼びかけてますけども、現状、福島市では庁内での全庁でのクラウドシステムの導入ってのはできてると思うんですけども、他自治体との共通化のクラウドに関しては、導入検討中だったと思うんですけども、現状の取り組みとか、それに対する市長の受け止めなどをお伺いできればと思います。
(市長)
検討中というかこれは当然やらなくてはいけないわけです。あとどういう形でやるのかというのは、やっぱりそれは国の標準化ですから、その標準が示されないと我々としてもなかなかできないわけでありまして、その点では、しっかりと早くそれは示していただいた上で、どんどん作業を進めていくことが大事だろうと思います。我々としては何とか想定されたスケジュールでやっていきたいとは思っているのですけど、全国的に見れば、かなり厳しい状況になっているのではないかなというのは、私東北市長会とか中核市の会長もやっていますので、そういった話を伺うと、やっぱり厳しい状況だろうと思います。
特に、最近こういったことをやるときには、やはり国としてもかなりスピード感というのを意識しているわけですけども、そうなると、一斉にこの民間事業者自体も必要になってくるわけです。ところが、民間事業者自体が特にITなどの場合は手薄なのです。だから、結局進めるにも進められないという状況が出てしまうのです。ですから、自治体の作業というだけではなくて、その作業を実際にする民間の受け皿がどの程度まであるかということも含めて、私は国に対してきちっと整備して欲しいし、その上で、無理のないスケジュールでやって欲しいなと思っています。
それから、現時点で明確な問題点としては、これはまだ試算の段階ですけども、我々が想定している費用と、国がある程度措置しているという費用では、かなりの格差があります。はっきり言って絶対的に足りないです。その点では、国主導でこういうことを今進めているわけですから、ぜひ財政措置としても、自治体の余分な負担が出ないように、措置をしていただきたいと思っています。
(時事通信)
ちょっと関連してなんですけども、パートナーシティ協定結んでらっしゃる豊橋市さんは、現時点で自治体クラウドを導入されてると思うんですけども、その点学ぶ点などあったりしますでしょうか。
(市長)
いや、その実態はちょっと私、承知していないのでわかりません。そこは、担当のところに、豊橋市さんの状況もよく勉強するように伝えたいと思います。
(テレビユー福島)
話戻りまして皇室の献上モモについてお伺いします。
農家さん今年も凍霜害の被害ですとかひょうの被害もある中で、こうした献上モモは様々ご苦労されてきた中で収穫を迎えて、このようにだまし取られてしまうということで、市長も一度お会いしたことがあるとおっしゃっていたんですけれども、そのお会いしたときの、まず印象を教えていただきたいのと、あと今こういう事件が明らかになる中で、その犯人に対して、どういう思いを抱いているのか改めて教えてください。
(市長)
会った時の印象で言うと先ほど言いましたように、私のところに来る前にも相当いろいろな人を介しているのです。しかも、それなりの地位のある方とか。そういう方もいらっしゃるので、ある意味では堂々とこう入ってきているのですよね。だから、大体詐欺というのは、秘密結社みたいな感じでこそこそっときて、それで一旦成功すれば、大体2回やったら普通は足がつくじゃないですか。それで逃げるのが普通なのですよ。ところが通常にずっと、農家の方ともつき合いもやるしコンタクトを取っているのです。だから、報道機関の取材にも堂々と応じているのです。もうその点では、非常に珍しいというか、そういう詐欺の事件ではないのかなと受けとめています。
どういう意図でやったのかはまだ分かりませんけど、本当に結果的に皇室の方に献上していないとすれば、まさにだまし取ったわけでありまして、我々のそういった誇りに思うような気持ちをもてあそんで、非常にその点は怒りを覚えます。
(テレビユー福島)
福島駅前のにぎわいの創出について教えていただきたいです。
市街地の再開発が進められる中で、今回、福島駅前の通りに人気芸能人の方が描いたスプレーアートが展示されると伺いました。
市長として、このスプレーアートをどういう効果、期待されるのか教えていただければ。
(市長)
これは今日から公開されるのですけど、もともと私は、あそこの仮囲いは若い人たちに、思い切っていろんなものを描いてもらって、インスタ映えするようなものにしようということでやっていたのです。そしたら、地元の人たちだけではなくて、そうやってスプレーアートという、よりインパクトのあるアートを作っていただけるということで、大変私もうれしく思っています。
これだけではなくて、実は地元の大学生とか高校生も、実はあそこで書くということで、これも近々公開されるのですけども、そういう普段我々が目にすることのないような感性とか、思い切ったもので皆さんがまた集まってきて、写真を撮ってインスタなどに投稿したり、そんな感じでみんなが集まり、にぎわいが生まれる一つの要素になって欲しいと思いますし、大変うれしく思っています。
(福島民友)
熱中症対策についてなんですけど、隣の米沢市で部活動から帰宅中の女子生徒が熱中症で亡くなったという事案がありましたけども、文科省からも、暑さ指数などをしっかり図るようにという通知とかも来ていると思うんですが、市教委としてどのように対応していくのかというのを伺えれば。
(市長)
基本的に熱中症に関して、暑さ指数に応じて取るべき行動の基準というのは出ているわけです。非常に危険な場合は部活動を中止と、屋外での運動中止というのも基準にあったかと思います。ですから、やはり全県的な指数というよりは福島市も福島市なりの指数が出ていますので、それに応じて、基準に応じた対策をとってほしいと思います。
ただ、これはあくまでも基準だし、指数は指数なのです。福島市内でも、本当にカンカン照りのところと、比較的日陰が多い場所とかでやっぱり違うと思うのです。だからその点では、暑さ指数それからとるべき行動の基準を参考にしながらも、まずはむしろそれを最低の基準にして、あとはその現場の状況でさらなる対策を必要なら取ってほしいと思っています。
(福島民友)
今、市の教育委員会として各学校に何か通達したりとかそういう対応はまだとられていないのですか。
(市長)
それは基本的にまず暑さ指数の段階で出しているだろうと思います。ちょっと確認していませんけど。ホームページ等でも、暑さ指数に対応した行動というのがあるわけです。一般的な対応と、それから運動する時に確か基準になっているはずなのです。外で運動する場合は、もう運動中止というのが、アラートが出たときにはもうこれが標準ですから、それは、十分周知されていなければ改めてやってもらいたいなと思いますが、ちょっと私現状は聞いておりません。
(福島民友)
あと先日、福島市内でも高齢の女性の方が熱中症で亡くなるという事案がありましたけども、市としてその注意喚起を、学校とはまた別にありますけども、高齢者への対応といいますか対策についてはどのように考えてらっしゃるのでしょうか。
(市長)
そうですね、まさに今この現実に進行しているこの暑さにどう対応するかといったら、まずは注意喚起ですよね。それに関しては、皆さんもご覧いただいていると思いますけど、割と我々としては丁寧にSNSの発信とか、ただ高齢者はSNS見ませんから、その点ではテレビのdボタンとかそういったものを活用して、できるだけ高齢者にも伝わる形での広報もしているつもりです。
それから、ご承知のように58カ所にクーリングシェルターを設置しておりますし、当初、クーリングシェルターに関しても、外出時の避難場所という位置付けでしたが、こういう暑さ状況の中で、運ばれている方を見ると、やはり室内でクーラーをつけていないとか、あってもつけない、あるいはないという方もいらっしゃるので、そういう方には暑くなる前に移動して、クーリングシェルターなどで過ごしていただければと思っています。
(福島民友)
ちょっと福島市は気温が結構盆地というのもあって高い傾向にはあると思うんですけども、この災害級の暑さの中、市としてはこの部署が所管して、暑さ対策、熱中症対策を中心になって進めるっていうのがもし明確に決まっていれば。
(市長)
うちは危機管理室がやっています。本来だと、健康問題であれば健康福祉部というものがあるかもしれませんが、日常的に市民の皆さんに対する危機情報の発信とか、そういったものは危機管理室でやっていて、非常にスムーズに今、情報発信できる状態になっています。
それから、クーリングシェルター的な対応というのは、これは災害対応に似たような実はシステムなので、その点では、この辺の取り組みを福島市では今、危機管理室中心にやっている。そういう点では、我々とすれば危機管理という事象で、迅速性などを非常に重視して今やっていますので、そこは私自身、危機管理室にはよく頑張ってやってもらっているなと思っています。
(河北新報)
ちょっと戻りまして献上モモの件だったんですが、まだ犯人ではなくて被疑者ですけども、あれ先ほど、会ったのって、記憶の範囲でいつ頃の話なんですかね。
(市長)
令和4年の2月ぐらいです。
(河北新報)
普通に市長室で?
(市長)
いや違います。
(河北新報)
庁舎ではない?
(市長)
農家の皆さんの集まっているところに来るから、市長もちょっと時間あったらぜひという話があったので。
(河北新報)
お呼ばれした感じですか?
(市長)
農家の人たちから、時間があったらぜひ、ちょっと顔出してというような話で。
(河北新報)
公務だったんですか。
(市長)
もちろん公務です。
(河北新報)
あと関連して私調べたら、献上モモ生産地みたいな感じで木札を渡されていましたけれども、福島市はあながちそれ嘘ではないなと。桑折町の前は福島だったじゃないですか。
(市長)
はい。
(河北新報)
今すぐやるとちょっと言い過ぎかもしれないですけど、ある意味これって、何て言うんですかね、反転攻勢のチャンスというか、別に何か、先ほどおっしゃってましたけど別にモモが悪いわけでもないですし、何て言うんですかね、意外と売り込みのチャンスなんじゃないかなと思ったりもしたんですけど、その辺のお考えはどうですかね。
(市長)
この案件ですね、マスコミの皆さんは随分と盛り上がっているかと思いますが、一般の方がどう受けとめるかですよね。
我々とすれば、今いろいろな手段でモモの攻勢に出ています。モモというかいろんなくだものですね。ちなみに一昨日、いらっしゃった荒汐親方にも差し上げたF-BOXという、果物を中心にした詰め合わせのものとか、あるいは今回私トップセールスでまた行ってまいりましたが、結構福島産モモの比重が高い福岡市場におきましては、さらに太宰府で福島高校との交流の延長で、モモも販売させていただきました。その点では、いろいろな形のブランド化というのはまだ図ってまいりますし、この問題に限らず、しっかりとモモの売り込みはやってまいりたいと思います。
(朝日新聞)
すいません先ほどの熱中症の話になります。
暑さ指数を測定する機械の話なんですけども、米沢のケースだと部活動中に、それを測定する機械で測っていなかったということで、その機械が通常、屋外と屋内に付けようとする場合に、足りなかったんじゃないかというような話もあったりして、福島市内のそういう設置の状況みたいなものっていかがでしょうか。
(市長)
すいません私そこは確認してないです。分かりません。
(福島放送)
改めて献上モモの詐欺の件だったんですけれども、非常に珍しい堂々と入ってくるような男だったというのが非常に興味深かったんですけれども、これも献上というのを市長は確認する際というか、県ですとか宮内庁とかそういった確認というのは、市としては行わなかったということになるんですか。
(市長)
別ルートがあるという話だったわけですよ。だから、そこに話をしてもしょうがないわけです、現実に言うと。あと利用に関しては、私はちょっとその辺は確認が必要かなと、自分なりに確認をしたのですけども、ルートに関して言えば、県は県で当然、通常の自分たちがやっているものしか承知してないわけですよね。さっきも申し上げた通り、通常の公式はそちらだろうと。一方で、日々の食事を作るところは調達が必要なわけであって、その調達の一環としてと言われ、いわゆる公式の行政ルートを通じた献上とは違う話で持ってこられたのです。
非常に巧妙な言い方というか、感じだったのかなと思っています。ですから、木札自体も宮内庁のあれじゃないですよ、皇室なのです。だから桑折町とかいわゆる、県を通じたルートは宮内庁への献上と、それに対して、こちらは皇室への献上だとこういう言い方、巧妙な言い方をされていたのです。
(福島放送)
なるほど。やっぱりなんでしょうね、堂々とやってたからこそ気付けなかったっていうところなんですかね。
(市長)
そうですね、だからそこまで当然、私に来る前にもそれなりに社会的な信用のある方を介して来ていますので。堂々と名刺も交換するわけです。当然、そういう犯罪をする人であれば、成功したらさっと逃亡するのが普通だと思いますけども、そのまま堂々とコンタクトを取っているわけです。
ですから、そういう行為からすれば、なかなかやっぱり詐欺とは気付きづらかったというのは、私としてそれを正当化するわけではないですけども、今にして思うとそういうことだろうと思っています。
(福島放送)
名刺というかやっぱり宮内庁関係者というかそういった東大教授というかそういうお名刺だったのでしょうか?
(市長)
だと思います。ちょっと今私それ見る状況にないので、どうだったか確認していませんけど。ちゃんと堂々と、確か東大関係の名刺で最初差し出されたのではなかったかなと思います。

(広聴広報課長)
その他ございますか。
他に質問がないようですので以上をもちまして定例記者会見を終了します。
本日はありがとうございました。

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福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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