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更新日:2020年4月1日

令和2年4月1日記者会見(新型コロナウイルス感染症患者の市内発生について)

動画

新型コロナウイルス感染症患者の市内発生について:令和2年4月1日(PDF:97KB) English edition(PDF:239KB)

ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~(PDF:951KB) English edition(外部サイトへリンク)

発言内容

1.開会
(広聴広報課長)
定刻となりましたので、緊急記者会見を開催いたします。
それでは、発表事項について市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表事項
(市長)
はい、それでは私から発表させていただきます。
本日福島市におきまして、新たに新型コロナウイルスに感染した患者さんが一名確認をされました。
これによりまして、市内で感染された方は合計で3名という形になります。
患者さんの概要をご覧にいただきたいと思いますが、この患者さんは70代の女性の方で、福島市内にお住いの方になります。
昨日、1例目の方を発表させていただきましたが、その1例目の男性の方の同居家族、妻ということになります。
症状の経過を申し上げますと、3月29日に38.5度の発熱があり、咳も表れました。
30日には、微熱37度程度があり、咳の症状が強まって、吐き気もしてきたとのことであります。
そして31日には、38度代の熱が続き、この旦那さんがPCR検査の結果、陽性と判明したため、帰国者・接触者外来を受診されました。
そして本日、PCR検査の結果、陽性と判明したものであります。
現在、この女性は感染症指定医療機関、県内のでありますが、県内の感染症指定医療機関に入院されております。
症状は軽症とのことであります。
この経過から見るにですね、あの1例目の方の発症は23日でありました。
その同居家族ということでございますので、市といたしましては、この1例目の男性の方から、この3例目の70代女性の方に感染した可能性が高いとみております。
行動歴を申し上げますと、2週間以内の海外渡航歴はありません。
また、29日の症状出現後の買い物等の外出はありませんでした。
また、旦那さんもそうでありましたけど、マスクは常に着用しておられるということで、こうした注意をされていたということであります。
この方のその他の状況につきましては、現在、福島市保健所にて調査中ということであります。
で、昨日の追加情報もご説明申し上げたいと思いますが、1例目の方の現時点での濃厚接触者は、ご家族の、この本日の3例目となった方も合わせて、家族が2名、それから職場の関係で現時点で12名いらっしゃいます。
で、あの、ご家族の方でもう一人の方、これはあの、このご夫婦の子どもというと語弊があるかもしれませんが、お子さんに当たります。
その方に関しましては、現在症状はありません。
しかしながら、こういった状況を踏まえて、福島市の方でPCR検査を実施するということで、現在検査中ということでございます。
それから、2例目の20代女性の方でありますが、こちらの濃厚接触者はですね、ご両親の2名と、それから26日に買い物を。と言いますか、外出をされた際のですね、買い物ではありません。失礼しました。外出をされた際の友人1名ということを私ども判断しております。
この3名に関しましては、いずれも症状はありません。
そして、あの1例目の方に関しましては、このようにあの濃厚接触者を引き続き調査をして、感染がないかどうか確かめることにいたしておりますけれども、そもそもどこで感染したかということも突き止めていく必要があると考えておりまして、生活面やあるいは仕事の関係において、発症2週間前からのですね、接触者の状況を洗い直して、まあ私共として、解明できるのであれば解明したいなという風に考えております。
それから、皆さまにお願いをしたいわけでありますが、本日1例目の方のですね、会社の方が会社名を公表されました。
それに伴いまして、本当にあの今、この新型コロナウイルスに関してですね、嫌がらせとか中傷とかが生じております。
ぜひ、こうしたあの社会的な影響を考えて、勇気をもって会社名を公表されましたので、ぜひ、嫌がらせや中傷のないように市民の皆さま、関係の皆さま方ににお願いを申し上げたいと思っております。
そして改めて今回の患者さん方の行動を見てみますと、いきなり医療機関を受診されているケースがあります。
医療機関の受診されますと、むしろそこからまた感染が拡大するおそれがあります。
その点では、37.5度以上の発熱が4日以上続くとか、あるいは強いだるさとか、呼吸困難があるとか、あるいはその高齢の方とか、妊婦の方、そして持病をお持ちの方は、こうした今申し上げた症状が2日以上続いた場合は、ぜひ、こちらのですね、帰国者・接触者相談センターの方にお電話をいただきたいという風に思います。
(福島市ホームページのトップスライダーを指して)
こちらに書いておりますのは、福島市の電話番号でありますが、それぞれの保健所に帰国者・接触者相談センターがありますので、まあ、あの県内の福島市地域以外の方はそれぞれをお調べいただいて、それぞれの地域のセンターの方にご相談いただきたいと思います。
そして、福島市の場合は、今申し上げた症状に該当しなくても、ちょっと気がかりだなといわれる方には、こちらの相談専用電話、こちらも土日祝日、まあこの時間帯でありますけれども設けておりますので、ぜひこちらの方にご相談いただいて、そして医療機関を私共の指導に従って受診いただければありがたいと思っております。
そしてあの、3点目はですね、やはりあの、これからの意識として新型コロナウイルスに感染しないということは当然なんですけれども、うつさないという気持ち、とりわけ自分の大事な人にうつさないんだということをですね、強く思って行動いただきたいと思います。
その点では、あの、やはり体調の不調を感じましたらですね、会社あるいは学校、今我々としてはぜひ受け入れてほしいと申し上げておりますので、ぜひ休んでほしいと思います。
特に無理して出て行ってですね、高齢の方、持病をお持ちの方には命にかかわる抽象化した感染をした恐れもありますし、妊婦の場合はですね、お腹の赤ちゃんまで影響を及ぼし、巻き添えをしてしまう恐れもありますので、ぜひ思い切って休んでいただきたいと思います。
そして4点目になります。
今回、同じ家庭の中の感染と見られる事例が生じました。
今申し上げたように、会社とか学校を休むと、今度は家庭内での感染が心配になるというか、注意しなければなりません。
その点でいえばですね、次のスライドをお願いします。
皆さんのもとにも紙をお渡ししておりますけど、これ厚生労働省から出ております。
もしかすると、感染しているのではないか、まあ、そこまで思わなくてもですね、やっぱり体調の不調を感じましたらこういった8つのポイントを家庭の中で出来る限り注意をして実行していただきたいという風に思います。
1つは部屋を分けるということであります。
2つは感染者のお世話はできるだけ限られた人で、何人も対応してますとそれだけ感染の恐れを高めることになります。
それから、家庭内でも必ずマスクを付けていただきたいと思います。
そして4点目では、家庭内でやっぱり患者さんと思われる方がいろいろ増えるわけでありまして、こまめに家庭の中でも手を洗ってほしいとのことであります。
次お願いします。
そして、家庭内でもですね、定期的に換気をしていただきたい。
そして、まああの今申し上げたとおり様々なところを触れますので、家庭内でもですね、手で触れる共有部分は消毒していただければと思います。
そして、汚れたリネンとか衣服といいますのは、こちらにあるように手袋やマスクなども付けて、注意した上できちんと洗って、乾かして、完全に乾かしていただきたいと思います。
そして、ごみもですね、密封をして、それが飛び跳ねないように注意をして、捨てていただければと思います。
当然、感染したんじゃないかと思われるご本人は外出を避けていただきたいと思いますし、そのご家族の方もですね、熱を測るなど、できるだけご自分の健康状況に注意されまして、もしちょっと変化を感じたら、早めに先ほど申し上げた相談センターなり、専門相談電話の方にご相談いただければという風に考えております。
私からは以上です。
(広聴広報課長)
はい、それではただ今の発表事項の件につきまして質疑応答に移ります。
ご質問がございましたら挙手、指名ののち、社名とお名前をおっしゃっていただき、ご発言をお願いします。
なお、ご発言時はお席の前のスイッチを操作いただき、ご発言の方をお願いします。
それでは挙手の方をお願いいたします。
(市長)
はい、どうぞ。
(福島民報社)
事実関係をお伺いしたいのですけれど、先ほど市長は一例目の同居家族のお子様一人、市の方でPCR検査を実施するとのことでしたが、実際検査はいつなされるのですか。
(市長)
検体は取りましたので、明日検査の結果は判明いたします。
(福島民報社)
 検査自体は2日・・・本日検体を取ったということですか
(市長)
 そうですね。はい。
(福島民報社)
 2例目の濃厚接触者の3名、いずれも症状なしということですか。こちらの3名は検査をしますか
(市長)
 現在そのあたりは、改めて検討しております。基本的には症状がないということで、検査の実施には該当しないわけですけれど、それは状況に応じて必要性が認められれば判断をしていくということであります。
(福島民報社)
 職場関係12名ということですけども、 12名は同僚と考えてよろしいのか、出入り業者等も含めて12名なのか
(市長)
 現在申し上げた12名は、あくまでも職場の関係の方でありまして、ご本人が勤務する部屋の近場の方、あるいは会議に参加された方、よく会話された方だとか、
さらには一緒に食事をとられた方だとか、そういう方を我々は洗い出しまして12名の方が濃厚接触者と判定いたしました。引き続き、出入りの事業者さんとか、そういった方々に対してもこれまでの接触状況を踏まえて聞き取り調査をしていきたいと思っております。
(朝日新聞社)
一例目の方の同僚の方は12人に関しては、PCR検査を実施している人はいないということでよろしいのか
(市長)
 はい。
(朝日新聞社)
 一例目のお子様は、性別・職業など今開示できることはありますか
(市長)
 まだ患者さんではありませんので、これ以上の開示は差し控えさせていただきます。
(朝日新聞社)
 70代の女性の方は、一例目の方が微熱を発してからは3日間くらいあるんですが、この間はどのような行動をとられていたかわかりますか
(市長)
 これに関しては発症前ですのであまり我々も誤解を生じさせたくありませんので、今公表は避けさせていただきます。
(朝日新聞社)
 調べてはいるということでよろしいのか
(市長)
 一応見ております。ちなみに買い物には出かけております。ただ、ごく短時間で行っておりまして、買い物の途中とか買い物の場所で人と接触したとか話をしたとかのという状況ではありませんので、我々としては特段ケアすべきものだという風には考えておりません。
(朝日新聞社)
 特にこの2~3日の間に、濃厚接触したという方が特定できる状況ではないということか
(市長)
 はい。むしろそれは外しております。対象からですね。
(NHK福島放送局)
 1例目、2例目の追加情報で、今現時点で保健所が健康観察をしている人数をそれぞれ教えてください。
(市長)
 経過観察している人間はこの人数です。
(NHK福島放送局)
 同居家族2名ということですけども。
(市長)
 おひとりは患者さんになられましたので。
(NHK福島放送局)
 現段階では、1例目は同居家族1人ということか
(市長)
 そうですね。現在観察中ということであれば、1例目のかたは13名、2例目の方は3名という形になります。ちなみにですね、昨日発表いたしましたとおり、2例目の方は仙台から福島市へ帰省ということで実は発症されました。当然、帰ってきたその日に症状を感じたということでありますので、当然それまでに感染していたという可能性は高いわけです。仙台での行動に関しましては、仙台市保健所の方で調査をしておりますので、そちらのほうで今後濃厚接触と認められる人間がいるかどうか、そういったものはまた判断されるだろうと思っております。
(NHK福島放送局)
 現時点では、仙台からの情報等はありますでしょうか
(市長)
 判明しておりません。来ておりません。
(朝日新聞社)
 経過観察とおっしゃるのは、具体的にはどのぐらいの調査をされているのですか。
この人たちは、他の人と接触できないのか
(市長)
 はい。例えば職場関係の12名の方はですね、職場の方からも自宅待機ということを支持されまして、現在自宅で待機されていると。14日間の自宅待機と伺っております。我々も当然濃厚接触者に関しましては、外出を自粛していただきまして、
自宅の方で静かにしていただいて、私どものが適宜お電話でその後の経過をお聞きするとか、あるいは当然相手にも変化があったらこちらにも連絡してください。ということでフォローしてまいります。
(朝日新聞社)
 細かい話で恐縮なんですけども、70代のお子さんとかは食べ物とかはどうするんですか。例えば、市とか行政がそういうところのバックアップをしているのですか
(市長)
 それはしておりません。多分今までは70代の女性、お母さんが食べさせていたと伺っております。作っていたのを食べていたということですね。
(朝日新聞社)
 入院されて、一人になって濃厚接触者としてPCR検査中で陽性かもしれないと可能性となれば、その方は外で買い物をしなければならないという状況なんですか
(市長)
 それはですね、当然我々としてはできる限り留まってほしいと申し上げております。どうしてもと家の中になくなれば、それはマスクなどをして最大限の注意をしたうえで、買い物に行くというのはやむを得ないと思います。
(朝日新聞社)
 行政が何かできるということではないということか
(市長)
 はい。できるというよりはそこまでの必要はないと思ってます。
(河北新報社)
 70代の女性の職業とかは無職ですか
(市長)
 そうですね。無職です。
(河北新報社)
 昨日も今日もこういうふうに確認されたわけですけども、自粛をもう少し強めるとかの考えをお持ちでしょうか
(市長)
 これはもう昨日の延長と受け止めておりますので、むしろ今日申し上げました通り、注意する場合の一つの注意すべき点として、家庭内での感染に注意をするというのが焦点として出てきたんだろうと思っております。その点では、皆さまにも資料を配付しましたし、市でも家庭内での感染防止に対する呼びかけをしていきたいと思っております。
(河北新報社)
 6日に学校再開のお話があったと思いますけども、それについては・・・
(市長)
 昨日の段階と特に変わりありません。現在のところ6日の再開に向けて進めておりますが、今後の状況次第では我々としてもさまざまな検討は必要になってくるだろうと考えております。
(福島放送)
 70代の女性と一例目の男性の接触の状況についてもう少し詳しく知りたいのですけども・・
(市長)
 ただ、同居の家族。それだけです。
(福島放送)
 例えば、男性の看病をしていたとか、男性の方が先に症状が出ていたのですけども、そういったことで何か。
(市長)
 特にそこは聞いておりません。
(福島民報)
 関連するので伺いますが、昨日発表された2例目の女性ですけれども、昨日の発表ですと、福島市内で友人と車で出かけた、あとはJRで移動した、という発表にとどまってますけれども、市民の憶測とかあると思うんですが、新たに発表できる要素はありますか。
(市長)
 私どもで調べた結果、濃厚接触に該当するとか、あるいはそれに近いような形で、市民の皆さんに注意していただかなきゃいけないような場面はないと判断しておりますので、これ以上お話しすることはありません。
(毎日新聞)
 この70代の女性の旦那さん、1例目の方は発症前2週間は福島市から出ていないということでしたが、この女性は発症前2週間について福島市から出たりとか、あとは、お仕事をされていないということでしたがサークル活動で人が集まる場所に行ったりだとか、そういったことはありますか。
(市長)
 どちらもない、と。
(朝日新聞)
 連日会見が入りまして、感染者1名ということなんですが、福島市内の新型コロナウイルスの感染者の受け入れ体制についてお聞きしたいんですが、現在無症状の人も含めて陽性と判断されたら入院するという形になっていると思うんですが、それでいくと病床数というのはどれくらい確保できるんでしょうか。
(市長)
 これは既に2月の後半に市として対策をまとめさせていただきましたが、感染症指定医療機関のベッド数自体は、第1種が2床、第2種が6床の合計8床あります。それに加えて、今後患者さんが増大することに備えて、市でも指定医療機関以外の協力医療機関にお願いして、全体で17、15?19ですかね、そこは最終確定はしていない面があるのですが、19くらいまでは増やせるという見立てで病院側と話をしております。
(朝日新聞)
 19床ですか。
(市長)
 はい。
(朝日新聞)
 それは新型インフルエンザのときとかそういったものに対応するような医療機関が含まれているという認識でよろしいでしょうか。
(市長)
 新型というと?
(朝日新聞)
 インフルエンザとかSARSのときとかですね、そういった感染症に対して受け入れるような医療機関が、合計19床の中に入っているのかという…。
(市長)
 それは基本的には指定感染症医療機関になるわけですね。本来だと、そういう患者さんは受け入れない医療機関なんですけれども、さまざまな状況を考えてやっぱり増やさないとしょうがない。その中で、対応可能ではないかという医療機関に我々がお願いして、そして相手方に、それならばということで、ある意味では臨時の措置として受け入れていただく、という形になると思います。
(朝日新聞)
 細かい数字で恐縮ですが、重篤な方に向けた人工呼吸器ですとか、私も詳しく知りませんが、体外式の人工肺とか、ECMOと呼ばれているものとか、どのくらいキャパがあるのか。
(保健所長)
 私どもでも調査をかけておりますが、この入院のベッド数、人口呼吸器、ECMO、そういった対応については、基本的には県で集約して提示することになっているので、県に報告はしています、市内にある医療機関の中で、ちょっと手元に数がありませんが、人工呼吸器はありますがECMOは非常に数が少ないです。またECMOは技術者も非常に必要になってまいりますので、そう簡単に増やせるものではないと聞いております。
(朝日新聞)
 国が計算方法を示している、このまま感染が拡大したらどのくらいの入院患者数が出るとか、重症者が増えるかという試算方法の計算式みたいなものがあると思いますが、それでいくと福島市はどのくらい出る計算になりますか。
(保健所長)
 県で出してはくれています。私どもも独自に同じ計算式で出してはおりますが、これが本当に、出した数字を達成できるかといえばとても達成できるような状況だとは思っておりませんし、本当に現実的な数字かというのは、県とも協議しています。
(市長)
 まず医療体制の問題に関して申し上げると、福島市は中核市になりましたから、今回のような検査というか、患者さんの搬送とかそういう業務を請け負う事にはなりました。しかしながら医療体制というのは、はっきりいえば保健所管内では収まらないんですね。ですから、県が県全体で医療体制を確保するという仕組みになっています。その中で、当然のことながら、福島市の医療機関は福島市の患者さんのためだけに使うかというと決してそうではなくて、県全体で使われる。ただ、移動距離とかもありますから、優先的にこちらの方が搬送されるということになると思うんですが、そういう仕組みになっております。そうした中で、我々も医療行政の一貫を担う部署として、先ほど申し上げた指定医療機関以外の協力医療機関に関しても、今保健所で色々折衝をしながら確保に努めているということでして、これは我々も最大限努力しますけれども、福島市というだけで見るのではなくて、広域で見ていかないといけませんし、むしろ我々の方は、県内の医療状況からすれば、他の地域分もある程度確保していかないと、県全体の医療体制というのは上手く回らないのかなと考えております。
(朝日新聞)
 ちなみに私が福島市の人口推計から計算してみたところ、ピーク時の入院が必要な患者数というのが500人くらいにわたるんじゃないかという、この計算が間違ってたらあれなんですが、それでいくと今、おっしゃっている数では足りないですよね。そこはどうされるのですか。
(市長)
 これは国の方でも方針を示しているように、我々とすれば最大限医療体制を確保します。しかしながら、キャパシティというか容量として絶対的に無理がありますので、それは基本的には重症の患者さんをやはり入院させて、軽症の方には自宅で療養いただく、このような対応になってくるかと思います。ですから、患者が非常に増えた場合は、その医療対応の切り替えをしていく時期が、増えてくればですね、出てくるものと考えております。
(朝日新聞)
 もう1点すみません。今、東京都内が特に感染者数がどんどん増えていて、これからも恐らく、残念ですが増えていくと予想されていて、それに比べれば福島市なり福島県内というのはまだ緩やかだと思うんですけれども、こうなってきた場合に、都内で医療施設が感染者を収容できないような事態が発生した際に、福島市の医療機関が受け入れるとか、そういったことについてはどのようにお考えですか。
(市長)
 これは例のクルーズ船のときもそうですけれども、広域的な調整をするのは国の責任になります。その上で、県に、もし必要とあらば依頼が来て、そして県で受け入れかどうかを判断することになるので、市長としての特に権限もありませんので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(読売新聞)
 昨日の時点で市として行ったPCR検査が12名ということだったんですが、本日この女性の方が加わって13件ということになるんでしょうか。
(市長)
 そうですね、今、検査件数というのは、結果が出たものを件数としてカウントしてるので、どうですか、13ですか。
(保健所長)
 16です。
(読売新聞)
 他の方は陰性ということになりますか。
(市長)
 そういうことですね。
(保健所長)
 恐れ入ります。先ほどの訂正をしてよろしいでしょうか。軽症の方も含めての入院のベッド数ですけれども、先ほど指定医療機関の感染床病床を8床と、あと19と言いましたが、10床程度ということで、合計18床程度の準備ということになります。市内のものです。
(福島中央テレビ)
 確認なんですが、1例目2例目の濃厚接触者のうち、子どもだけPCR検査をやっているという話だったと思うんですけれども、濃厚接触者に対するPCR検査は、陽性になった妻以外は子どものみということでよろしいでしょうか。
(市長)
 そうです。基本的に症状が出てからということですが、今回の場合はお二人が感染者ということで早めに検査を実施いたします。
(河北新報)
 確認だったんですが、70代の方の公共交通機関の利用は無かったでしょうか。
(市長)
 ありません。
(河北新報)
 病院とかの受診も車を使ってということでしょうか。
(市長)
 そうですね。
(河北新報)
 細かいんですが、軽症というのはどういった状況でしょうか。
(市長)
昨日も言ったように入院が必要じゃないということですね。
(河北新報)
 熱とかは。
(市長)
熱は、細かいその辺の具体的な状況はどうでしょうか。
(保健所長)
 現段階での状況というのはわかりませんが、入院するまでは示させていただいたような、熱が出て咳があるという状況ですね。
 ついでに言いますと、自力で歩行されるという状況です。
(NHK)
 補足でお伺いしたいんですけども、医療機関を直接受診している状況があるということだったですけれども、仙台で相談する前に受診をしているという意味でも直接受診しているということですか。
(市長)
そうですね。
ちなみに1例目の方は相談なく行かれています。2回目もそこで行かれて、そして医療機関の方でCTを取った結果、肺炎が認められたので接触者外来の方に移されたと伺っております。
(NHK)
 今回の70代の女性の方は、医療機関に自主的に外来を。
(市長)
こちらは我々とずっとコンタクトがありましたので、その点では1例目の70代男性の方が陽性と判明した段階で、症状もありましたので接触者外来の方に受診していただいたということであります。
(NHK)
 今後こういった状況なので、感染が確認される患者さんの数が増える恐れがあると思うのですが、市としては、今後県が発表してから市も会見を行うというスタンスなのですか。
(市長)
必ずしもそうでありません。
(NHK)
ではですね、結局会見が今の時間とかになってしまうと、我々としても市民の方々に伝える情報が遅くなってしまうので、わかっている情報だけでも出してほしいなと思っています。
(市長)
特にですね。追加的な情報提供は我々のほうが多く説明もできますので、こういったものはこちらの方で優先的にと言いますか、発表させていただきたいなという風に思います。
こちらの方もですね。準備の都合などもありまして、大変申し訳ないんですがこの時間になってしまいました。
(NHK)
昨日ですね、県との調整も色々あるかと思うんですけど、県で発表した内容で県がわからなくて市に聞いてほしいとか、県が発表しないから市で発表できないということが結構取材しているとあると思うんで、そこが非常に時間のロスだなと思っています。
今後対策など検討していただきたいなと。
(市長)
私も実は今日のケースはこちらが発表した方がいいなと思いましたけど、実務的に間に合いませんで。
(NHK)
今後県と掛け合っていただきたいなというところであります。
(市長)
よろしいでしょうか。
どうもありがとうございました。

4.閉会
(広聴広報課長)
それでは以上で会見を終了いたします。どうもありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

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ファクス:024-536-9828

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