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更新日:2021年5月10日
1.開会
(広聴広報課長)
お待たせして申し訳ございませんでした。
これより、まずコロナの福島市の感染状況および市からの発表事項3件について市長から一括してご説明申し上げます。
2.市からの発表
(市長)
おはようございます。
まず私から新型コロナの感染状況についてご説明させていただきたいと思います。
福島市での感染確認は、ご覧のように12月に7つのクラスターが発生いたしまして、294名の発生が確認されました。その後、徐々に収まってまいりまして、2月は11名の確認ということにとどまっております。しかしながら3月に入りまして、29日の発表までで55名となっておりまして、再び拡大傾向にあるというのが現状です。
主な要因は先日公表いたしました福島駐屯地でのクラスターでありまして、駐屯地でのクラスターは最初17日に1名確認され、19日20日とそれぞれ2名ずつ確認されて、23日に12名確認されて、私どもがクラスターと断定した、このような状況となっております。
自衛隊の駐屯地でのクラスターは、現在までのところ駐屯地の中のクラスター本体としては、このような感染確認数となっておりまして、これまで合計21名確認されております。
検査を実施したのは228名検査を実施しまして、これは福島市保健所実施分のみとなっておりますが、自衛隊駐屯地は福島市にありますので、基本的に自衛隊の中は福島市で実施しておりますので全部だと考えていただければと思います。
その一方で今回のクラスターに関しましては、われわれが23日に12名の感染を確認した段階で、すでに10日ぐらい前から症状がある方がいらっしゃいました。そのため外への感染が危惧されていたわけであります。これまで関係者の検査を実施しました結果、市外の方も含めて23名が2次感染、3次感染で確認がされております。同居家族や友人、職場などの方々でありまして、合計23名であります。市内は16名、市外は7名という状況になっておりまして、2次感染が16名、3次感染が7名でありまして、今のところ3次感染の段階でとどめることができています。
我々も検査を早急に実施しました結果、ここでだいたい把握をして、これ以上の感染がないような状況になってきていますので、このままですと何とかここで食い止められるかなと思っております。これまでの検査数は436名。これは市保健所に加えまして関係保健所でも実施した分も含めて、福島駐屯地でのクラスターの関係で、本体以外でも検査を実施しているところです。
福島市では昨日、市長メッセージ28をお出しさせていただきました。今回は県の対策が5月9日まで延びたということを受けて出したものであります。大きく三つ、これまでに加えた対策をお願いしております。
一つは福島市としてはこれまでも言ってきたんですけれども、不要不急の往来を控えていただきたいという、感染拡大区域として1都3県や宮城県に加えて山形県もその対象にして注意してくださいと申し上げました。人口10万人当たりの1週間の新規感染者数は、宮城県が東京都の倍以上、全国1位となっておりまして、最新のデータでも1週間で39人という非常に多い感染状況となっております。2位が沖縄県、3位がこの時点では山形県でありました。現在は大阪で急拡大をして3位は大阪になってきている状況ではあるんですけれども。宮城のあおりを受けて山形で急拡大しているという状況だと私は認識しております。この両県では独自の緊急事態宣言が発令されておりまして、両県との往来も十分注意してほしいということで申し上げました。
二つ目は、県内の感染状況を見ますと、学校が休みになっておりますけれども、学習活動や部活動での感染が見受けられます。そのためにあらためて学習活動や部活動での感染防止対策の確認をして徹底していただきたいということを申し上げています。さらに、これも含めた現在の対策を県の重点対策期間の延長に合わせて5月9日まで引き続き徹底をしてほしいということを申し上げております。
先ほどの駐屯地内のクラスターでも申し上げましたが、今回私どもが調べてみたら、症状がありましたという方がいたわけですね。これは花粉症だと思い込んでいたという方もいらっしゃいましたし、これは駐屯地以外の方でもいろいろお話を伺っていると、そういった発言が出てきております。感染症ではないと思い込んで受診しない。その間に他の人にうつしてしまうというケースが出てきているわけでして、花粉症と思われる場合は、早めに受診をしていただきたいのが引き続きお願いしたいと思っておりますし、とにかくいいお天気で花が非常に綺麗に咲いております。花見や歓送迎会など大人数で飲食をしてクラスターが発生しないように引き続き注意してほしいと呼び掛けているわけであります。
こうした中、福島市ではこの度、接待を伴う飲食店を対象としたPCR検査をあらためて実施することにいたしました。これまでの感染経路を見てみますと、だいたい接待を伴う飲食店というのは人が身近に接しますので、そもそもクラスターになりやすい、リスクが高いわけでありますけれども、他の地域で感染が拡大してくると、まず接待を伴う飲食店に入って、そこから広がっていくというケースが非常に多いです。福島市内でもそういったケースがあって、さらに接待を伴う飲食店の方々は横の連携が結構密になっておりまして、そこで横に広がって拡大していくケースがあります。特に宮城県などでも接待を伴う飲食店を中心にクラスターが多発しておりますので、そういったことからの波及をできる限り、第一段階で食い止めるためにも、接待を伴う飲食店でのPCR検査をまだ飲食店での感染が確認されていない状況ではありますけれども、私どもとして実施をするというものであります。対象者は、接待を伴う飲食店の従業員等で無症状者に限ります。症状のある方はぜひ医療機関を受診していただきたいと思います。当然ながら1月以降、われわれはこれを実施してきましたので、一度実施したお店も対象としますが、今回、居酒屋等は対象外として重点的に実施をしていきたいと考えております。
検査日は4月6日から実施をいたしまして、容器の配布は4月2日からこのようなスケジュールで行います。詳細は今後、市のホームページに掲載いたしますので、折を見てご覧いただければと思いますし、不明の場合は保健所衛生課にご照会いただければと思います。
その他の飲食店も含めて、飲食店の皆さまには、福島市で作成しております感染防止チェックシート、この取り組みを引き続き実施をしていただきたいと思います。この取り組みはかなりの飲食店で実施していただいておりますが、まだのところはぜひやっていただきたいし、あらためてこのチェックの際に、チェック項目である6項目の内容を確認していただきたいと思います。市でも第三者チェックを行ってきたわけですが、新年度以降あらためてこの第三者チェックの第2巡目を実施したいと考えております。
こうした確認をする中で、もう少し対策を強化しなくてはならないということがありましたら、国と県の支援の仕組みがあります。特に県の方は金額的にもかなり大きな額まで対応できますので、こちらを優先的に使っていただいて、こちらで対応できないものについては、福島市の新たなビジネスモデル創出支援事業、今回の議会の最終日に追加補正を行いまして6000万円を計上しておりますので、こちらを使って感染防止対策、あるいは感染しにくいビジネスモデルの確立に努めていただきたいと考えております。
1点目は以上であります。
2点目は、新年度の当初予算で新たに設けた事業であります。
小児
慢性特定疾病児童世帯に対する交通費助成を開始するというものであります。
小児慢性特定疾病医療に関しては、非常に専門的な医療が必要でありまして、福島県内で対応できないケースが多々あります。その場合、県外に行って受診をされているわけでありますけれども、その場合に交通費の負担というのが、子どもたちだけではなくて、親御さんも一緒に移動されるケースが多いですから、負担になってきているという状況にあります。そうした状況を鑑みまして、福島市で県外の医療機関を受診する際の交通費の一部を新たに助成することにいたしました。この助成に関しては4月1日から実施いたします。対象は、小児慢性特定疾病医療費支給認定を受けている方で助成回数は年3回までということであります。対象の額は受診する医療機関、例えば仙台か東京か、そういったことで変わってまいりますし、お子さんの年齢によって助成額を設定しております。未就学児であれば基本的に交通費は無料になっておりますけれども、小学校以上になれば有料化してまいりますし、中学生であれば大人と一緒という形になりますので、そういった年齢区分に応じて額を設けて、保護者の分も対象にいたします。
概ね対象額は1往復のうちの4分の1、つまり片道の半分程度でありますけれども、このような助成の仕組みは全国的にはほとんど行われておりません。東北では、われわれが確認したところでは、まだないということですので、わずかではありますけれども、こういった病に苦しんでおられるご家庭の一助になるのではないかと考えております。
申請方法は4月1日から窓口申請は開始いたしますが、4月10日からは、かんたん申請でオンラインによる受付が可能となります。周知方法は、これは限定的な方ですので、そちらの方に直接お知らせをするほか、ホームページ、その他SNSなどで周知をしてまいりたいと考えております。
現在、小児慢性特定疾病医療費支給認定している件数は、昨年度であれば233件、平成30年度であれば210件となっております。県外医療機関の受診数でいうと41件でありまして、遠くは大阪とか、そちらの方面まで行っておられるということです。
できる限り対象の方には利用いただきたいと考えております。こちらに件数とか、認定件数が多い疾病としては、内分泌疾患、成長ホルモン分泌不全性低身長症等とか、あるいは癌ですね。それから1型糖尿病など多岐にわたっております。
続いて3点目になります。
花の写真美術館のリニューアルオープンということであります。
福島市の写真美術館は、東日本大震災で被災しまして以降ずっと休館をしておりました。
令和元年度から2年度にかけまして、耐震補強等の再整備工事を行いまして、このほど竣工を迎えることができました。
今後、本格的なオープンまでには若干の準備があるわけですが、今回プレオープンといたしまして花の写真展というものを実施いたします。4月7日から4月25日にかけてであります。
われわれとしては、花見山の花と合わせて写真の美しさもこちらで見ていただきたいと思っていたんですが、花見山の花がずいぶん早く咲き出しておりまして、7日までにはだいぶ散ってしまうのではないかなと思っているんですが、その場合には現物が見られなくても、こちらの写真美術館で美しい花の風景、今回この花の写真展は、花見山だけではなくて、市内各所のふくしま花回廊の写真がございますので、あらためてふくしま花回廊の美しさを味わっていただければと考えております。
これは今回リニューアルしてオープンするわけですけれども、中身がだいぶ変わります。これまでは1階しかオープンにしないで2階は非公開にしていたのですが、今後は2階も公開いたしますし、1階も内装等をかなり変えて、非常に明るく見やすくするようにしております。こちらにあるように大正ロマン的な部屋とか、あるいはモダンな感じにするとか、雰囲気を変えた展示室を設けまして、それぞれの雰囲気に合わせた展示とか、そういったものをしていただけるようにしております。
また、バリアフリーを重視したスロープとか、この館内二階建てではありますけれども、エレベーターを設けて車いすの方でも2階に上がれるようにする。あるいは、インターホンなどを設置して呼び出しなども行えるような、そのような仕組みにしております。
駐車場はスペース的には狭いので、限定的ではありますが、敷地内の駐車場が13台、第二駐車場が16台を予定しております。ちなみに、プレオープンの花の写真展は、こちらの展示室1・ 2で行います。
また、2階は秋山先生の写真の収蔵庫をしっかりと防備しながら、空調なども整備して収蔵してまいりますし、また多目的の貸館とか、企画展示室それから旧所長室も今回整備をして皆さんにご覧いただける、そのようにしております。なおこちらは、流しも作って水回りの整備もしておりますので、絵の具なども使うことは可能なので、絵画教室などにもお使いいただけるのではないかなと考えております。このように利用しやすいものにした結果、今回は基本料金の2倍の金額で営利利用も可能にいたしまして、いろいろ多目的で使えるようにしております。
本格オープンは5月29日ですので、これを楽しみにお待ちいただければと考えております。
なお福島市では、駅前の陣場町に市民ギャラリーがあります。こちらも老朽化しておりますので、この3月末をもってそちらを閉じて、そちらの機能をこちらに移し替えることをする予定であります。そのためにこちらの中もこれまで以上に整備して、写真だけではなくて絵画など、いろいろな芸術にも対応する仕組みにしましたので、こちらを福島市の文化・芸術の拠点として機能させていきたいと考えております。なお本格オープン後のご利用開始は7月5日、予約に関しては5月10日からを予定しております。
これは皆さまへお配りした資料の下の方に書いてありますので、またご参照いただければと思います。
私からは以上です。
(広聴広報課長)
それでは質疑応答に移ります。
質問のある方は挙手、社名と氏名、発言の方をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
(広聴広報課長)
よろしいでしょうか。
ではその他の方の質問を受け付けたいと思います。
挙手の方よろしくお願いいたします。
(広聴広報課長)
ないでしょうか。
それでは以上で会見を終了いたしますけれども、先ほどご案内申し上げましたが、引き続き隣で「ふくしまスイーツ・プレミアム」認証の発表会を行いますので、よろしくお願いいたします。
以上で会見を終了致します。どうもありがとうございました。
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