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更新日:2020年12月17日

令和2年12月17日緊急記者会見(市長メッセージ No.18 感染急増~年末年始、感染防止のため最大限の警戒を!)

記者会見資料

動画

 

 

発言内容

1.開会
(広聴広報課長)
新型コロナの本市の現況と感染拡大防止について改めて市長よりご説明申し上げます。


2.市からの発表
(市長)
福島市において皆さまご承知の通り、感染者数が急増しております。これに対しまして、市民の皆さまにメッセージを発し、最大限の警戒をお願いしたいということで、記者会見をさせていただきます。
まず、メッセージをご覧いただきたいと思いますが、冒頭ですね、市民の皆さま、事業者の皆さまには、新型コロナウイルスの感染防止と社会経済活動の回復に日々ご尽力をいただき、心より感謝申し上げます。とりわけ、医療の最前線で献身的に従事されている医療・保健関係者の皆さまに、深甚なる敬意と感謝を申し上げます。
本市における新型コロナウイルスの感染例は、12月に入って急増、クラスター、感染集団も既に3例確認されました。感染の連鎖は、飲食店ばかりでなく、事業所や家庭、さらには児童関連施設や病院など、身近なところまで波及しています。
現在のところ、大方の感染経路は追跡できているものの、新規感染者数の比率は東京・大阪程度に上昇しており、市中感染になりつつある状況であります。この、感染者数の表をご覧いただきたいと思うんですが、これまでにですね、福島市では本日まで181名の感染を確認しております。直近3カ月の状況を見ますと、10月は6名、11月は35名、そして12月、まだ半ばということでありますが、既に111名陽性が確認されていると、こういう状況になっているわけであります。クラスターの方も徐々にこの本体から次の段階での感染が拡大しておりまして、飲食店に端を発したクラスターはですね、飲食店が21名、関連会社のクラスターも含めて、2次感染で概ね20名確認されております。市内だけです。それから3次感染、4次感染とそれぞれ10名、11名となっておりまして、この4次以降も増えておりますので、その点ではさらに広がってきているという感じが我々しているわけであります。一方、忘年会の関係もですね、10名から家族接触者の2次感染者が5名、さらに、5名となっておりまして、こうした感染拡大の過程においてはですね、児童関連施設への感染もみられますし、皆さまご承知の通り、病院での感染、これはクラスターと関係あるかどうかはわかりませんけども、病院での感染も出ていると。もちろん市外にも出ている状況であります。
そして一週間の新規感染者数の比率を申し上げますと、今、福島市ではですね、12月16日までの一週間で24.2。これは人口10万人に対する新規感染者数の比率ですが、24.2になっておりまして、これは公表データで確認できる限りにおいては、12月9日までの一週間の大阪、東京とほぼ同程度の新規感染者の比率となっているわけであります。
こうした状況に対し、我々、非常に強い危機感をもっておりまして、メッセージの、先ほどの続きをご覧いただきたいと思うんですが、今後、新年の3日までの間、最大限の警戒を市民の皆さんにお願いいたします。
「もしかしたら自分が感染しているかもしれない、大事な人を守らなければ。」という観点に立った対応が重要であります。外出自粛にまでは至りませんが市民の皆さま、事業者の皆さまにはそれぞれの警戒レベルを最大限に引き上げ、下記事項に沿って感染防止対策を徹底いただきますようお願いいたします
なお、感染症の患者さんやご家族、医療関係者等への誹謗・中傷、偏見・差別は、人を傷つけ、地域の分断も招きます。決して行わないよう、強くお願いいたします。穏やかな新年を迎えることができるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
内容についてでありますが、今回の感染経過で見受けられるのは、会食を背景とした感染であります。会食については家族など普段から一緒にいる人以外との会食、それから大人数での会食、長時間に及ぶ会食は自粛をお願いいたします。
二番目ですが、会食というとどうしても飲食店での会食というのを思い浮かべられるかもしれませんが、住宅でのクリスマスパーティーとか、忘年会・新年会を予定されている方もいると思います。郡山市での事例がありました通り、ホームパーティーでのクラスターも発生しております。そのために、家族など普段から一緒にいる人以外とのホームパーティーも控えていただきたいと思います。
さらに、普段一緒にいる人との間でも会話時のマスク着用、人と人との距離の確保など、参加者の誰かが感染しているかもしれないとの観点に立った感染防止対策の徹底をお願いいたします。これまでは、近しい間ならば、というのがあったかもしれませんが、今回のものを見てみますと、飲食店から家庭とか、普段の接触の中での感染が増えております。その点では、気を許せる場面でもマスクの着用をお願いしたいと思います。
それから、これから帰省のシーズンに入ります。帰省する方には、帰省2週間前から大人数での会食への参加を控えるなど、できるだけ感染機会の回避に努めていただくよう、市民の皆さんから規制される方にお願いをしていただきたいと思います。そして帰省する方と過ごすにあたりましては、その人が感染しているかもしれないという想定のもと、三密回避を含め、家族の中でも基本的な感染防止策を徹底するとともに、特に大人数の会食を行わないなど、高齢者などへの感染につながらないよう注意をお願いいたします。
そして今申し上げた丸1丸2の対応が難しい場合、または帰省者に発熱等の症状がある場合は、帰省を見送るよう働きかけをお願いいたします。
 それから3番目になります。一人一人の感染防止対策の徹底について、ということで、現在は感染の中心が、もう飲食店に出かけるということは市民の皆さん、かなり少なくなっておりまして、感染の場は家庭とかそういった場に移ってきております。その点では、家庭内や近しい方と一緒の場合でも、マスク着用、こまめな手洗い、3密回避など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
2番目には、家庭や職場内において、室温に注意しながら、窓を開けての換気、適度な保湿に取り組んでください。 
3番目、感染リスクが高まる「5つの場面」はできるだけ避けてください。
それから4番目、会食の際、マスクなしで会話した場合の感染が多くなっています。会話をする場合、必ずマスク着用をお願いします。これが本当に今、事例として多くなっていますので、ぜひ徹底をお願いします。
それから感染するケースが多い場面として、丸5でありますが、居場所が切り替わった場合の感染も多くみられます。今こうやって皆さまとの間も、正式な場ですからマスク等きちっとしておりますが、ちょっと離れて、近い人との間だけになった場合、あるいは休憩の場、更衣室の中とか、こういった切り替わった場での感染が多く見受けられます。こういった場でも注意を怠らないようにお願いいたします。
それから6番目でありますが、クリスマス、それから新年となると、みんなが共有して触るカードゲーム、これがどうしてもやりがちというか、やりたくなるだろうと思います。実はカードゲームは感染リスクがある意味では高いゲームでありますので、こういった多くの人が触って共有して遊ぶゲームはできる限りやらないようにご注意いただきたいと思います。
そして7番、これまでも申し上げておりましたけれども、発熱、せきなど感染が疑われる症状がある場合には、出勤や登校等は行わず、イベント等にも参加しないようお願いいたします。そして、速やかに、かかりつけ医のある方はかかりつけ医に、かかりつけ医のない方は発熱外来に、電話予約を取って、受診をお願いいたします。その他、感染の不安がある場合には早めに、新型コロナウイルス一般相談電話にご相談ください。
それから8番目でありますが、私どもは検査をする場合には、感染した方との接触した時期を見て、この時期であれば検査をすれば、感染した方の陽性が確認できるだろうという時期を見計らって実施しております。あまり直後だと陰性に出てしまうんですね。我々とすればそうやってタイミングを見て検査しているんですが、それでもいったん陰性になって、その後症状が出て確認したら陽性になったという結果も、複数回、実は今回も見られております。そのために、いったん検査で陰性とされた場合であっても、安心しないで健康観察をしていただきたいと思いますし、症状が出た場合には今の丸7に沿って、連絡先にお電話、ご連絡をいただければと思います。
 そして4つ目、事業者の皆さまへ、ということであります。今回の本市での急増の要因を分析しますと、基本的な対策が不十分な状態での営業あるいは事業者間の接触が、感染拡大の背景になっているものというふうに、私どもは考えております。改めて事業者の皆さまには、業種別ガイドラインを点検し、マスク着用をはじめ、業種別ガイドラインの遵守・徹底をお願いしたいと思います。やはり市民一人一人が注意するのが大事でありますが、事業をして、特にお客さんを招いて物を売ったりサービスを提供したりする事業者というのは、やはり安心してご利用していただくための場を整備する責務があると思います。その点では、事業者の皆さんには、ガイドラインに沿った対策の徹底、それからご自分が、お店の営業のときだけではなくて、プライベートも含めて、感染しない最大限の努力を払って、そして営業していただきたいと考えております。
 丸3になりますが、これまでもお話ししましたとおり、福島駅東口地区の接待を伴う飲食店を対象に、従業員等のPCR検査を実施しています。働く方と利用者の安全安心のためにも、積極的にお申し込みいただきたいと存じます。
 それから丸4でありますが、居酒屋などいわゆる接待を伴うお店以外の飲食店についても、できる限り今、希望に応じて検査を実施しております。新型コロナウイルス検査相談電話の方にご相談いただければと思います。
 そして先ほどと同じように、いったんPCR検査で陰性とされた場合にも、健康チェックを怠らずに、症状が見られる場合には、ご連絡のほどお願い申し上げたいと思います。
 なお、16日までの時点で、この飲食店等の検査の申し込みは現在215施設、申し込みがあります。検査済みが113施設になっておりまして、これまでに陽性となられた方は1名ということでありますが、この検査に関しては今後も予断を持たずに検査を実施し、そして飲食店の皆さんにはできる限り、今後の安全安心のためにも検査を受けていただきたいというふうに思っております。
 私からは以上であります。

 

3.質疑応答
(広聴広報課長)
 それでは質疑応答に移ります。質問のある方挙手をお願いします。
(福島民友)
 先ほど市長、3が日まで最大限の警戒をというお話でしたけれども、そのあと成人式も控えていますが、喜多方市は成人式を中止、南相馬市も延期の方向ということで方針を出していますけれども、福島市としてはどういう風に考えてらっしゃるのか。
(市長)
現時点では実施する方針でありますけれども、それは今後の推移を見て改めてまた、検討したいと思っております。
(福島民友)
 帰省とかもあるので、どれくらいをめどに方針を決めるというお考えですか。
(市長)
 それはこれから、今回最大限の警戒をと申し上げましたので、推移を見てできるだけ早めに決めたいと思っております。
(福島テレビ)
 新年3日までの間最大限の警戒を、というこの市長のメッセージには、どれだけの危機感が詰まってこの発言に至っているのか教えていただけますか。
(市長)
 先ほども申し上げたとおり、今新規感染者数でいうと東京・大阪レベルになってきているわけです。若干状況が違うのは、我々の場合は今感染経路がほとんど把握できています。要するに感染経路不明の方の比率は少ないわけでありまして、その点では、これだけかなり網羅的な検査をしているから感染者が増えているという面はあるんですが、やはり戦線が拡大しているのも事実でありまして、特にそれがいわゆる一般家庭とか普段の身近なところでの感染が増えているんですね。その点では、我々が追い切れないような状況に本当になりつつあるという、非常に大きな危機感を持って、今回表現も、最大限の警戒を、ということで発出させていただきました。
 まだ、きっちり対策を取っている分には、緊急事態宣言のときのように外出自粛をしてくださいと、こういうことにはならない状況だとは思っているんですけれども、問題はマスクを外した状態が一番危ない。それから、相当体が触れる場合、長く触れる場合ですね。体とかあるいは共有する物、これがやはり要注意の状況かなと思っております。
(福島テレビ)
 市民にとってはこの3日までの間が正念場だという受け止めでいいでしょうか。
(市長)
 はい。ぜひそういう認識でご協力をお願いしたいと思います。
(朝日新聞)
 会食の自粛について1点お願いします。これは飲食という場は酒の席に限定しているのか、それとも普通の昼ご飯、昼食も含めての話でしょうか。
(市長)
 基本的には、大人数とかそういうことになれば、昼ご飯も含めての気持ちで、ここは会食といっております。特に感染リスクが高いのは飲食でありますので、その点では特に普段と違った人との会食というのは十分ご注意いただきたいと思っております。
(朝日新聞)
 もう一つ、特に夜の店に、普通の居酒屋さんも含めてなんですが、影響があると思います。このような自粛という形になると。飲食店に対する支援というのは何か検討されているんでしょうか。
(市長)
 飲食店に関して申し上げれば、現実的には今はもう市民の皆さんは警戒してかなり行っていない状態だと思っております。私自身は飲食店での問題よりは、一般家庭とかそういう場での問題の方が、今非常に危機感を持っているんですね。一方で、飲食店に関しては先ほど申し上げたとおり、普通飲食店の営業自粛とか短縮を要請する場合は、飲食店が営業していて、そこにお客さんが集まってお客さんが感染していることで感染しているケースが多いわけです。あるいはそれを注意するために我々として営業の自粛をお願いするケースが多いんですが、今回の場合、飲食店のネットワークの中でむしろ広まってきている面があって。私としては、大事なのは飲食店が安全な場を提供できるような、そういう対策を徹底していくことが今の時点では非常に重要だと思っております。大方の飲食店さんはきちっとした対策を取っているというのは、私も十分承知しておりますけれども、いかんせん今回感染に関わったところのほとんどは、基本的な対策が取れてなかったというのを我々は確認しておりまして、その点では、まずそこをきっちりしていただかないと。それが最優先だなと思っております。
(福島民友)
福島赤十字病院の感染状況についてですが、昨日PCR検査を受けた方は陰性という事でしたが、その後何か状況を把握していることがあれば。
(市長)
現状であれば、今日件で発表させていただいたところまで、我々としては公表できる状況です。我々も今、感染の経路とかそういったものを調べておりますので、そういった調査の結果に応じて、病院の感染状況を判断していきたいと思います。
(福島民友)
外来診療が休止しておりますけれども、再開の見通しというのは。
(市長)
それはまだお聞きしておりません。


4.閉会
(広聴広報課長)
よろしいでしょうか。それでは会見を終了します。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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