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更新日:2022年8月9日

令和4年7月21日定例記者会見(市議会緊急会議への提出議案について他6件)

記者会見資料

動画(手話なし)

動画(手話入り)

発言内容

令和4年7月21日定例記者会見
日時:令和4年7月21日(木曜日)午前10時~10時55分
場所:庁議室


1.開会
(広聴広報課)
それではただいまから定例記者会見を始めます。
本日発表事項7件を一括して市長からご説明申し上げます。


2.市からの発表
(市長)
おはようございます。
今日7件と非常に大量にあるのですけど、その前にコロナもありますのでできるだけ簡潔にお話をさせていただきます。

まず新型コロナの新規陽性者数ですが、昨日初めて200人を超えまして本日は217人ということで、2日連続で200人超えという数字になっております。1週間の10万人あたりの新規陽性者数も311人ということで初めてこれも300人を超えましてかなり高くなっている状況です。
そしてこれは県全体および他の中核市の推計を合わせた数でありますが、現在福島市が先行して爆発的な感染が生じているということが言えるのではないかと思います。
これは医療提供体制の状況などを指標と合わせて見てみたのですが、今回福島市はこちらにありますように療養者数とかPCRの陽性率、新規報告数、これが赤い色になっておりまして、他は全部黄色という状況です。
これまでと明らかに違うのは、療養者数とか新規報告数といった数だけではなくてまずPCRの陽性数、これが25%ですから4人に1人は現在陽性になっております。せいぜいこれまでだと5人、5%ぐらいだったのですね。その点では、陽性になっている方の確率が非常に高まっているというのが現状です。それから感染経路の不明割合も、福島市ではこれまでできる限りの追跡調査をしていて、30%ぐらいだったのですけども、今回急拡大をしていることで保健所の追跡調査が追い付いていない状況になっています。その点では、感染経路不明が50%を超えるということでこれもかなり高くなっています。
そして病床の方も、現在40%の使用率ということですがこれはまだ6割もあるじゃないかと、単純に病床の数だけ見ればそうですけれども、実は病床があってもこれまでの病院側のスタッフのローテーションとか、そういったものの組み替えなり、追加的な投入を伴わないと実際に病床を使えないという状況があります。その点では、最近高齢者などにも感染がかなり広がってきておりまして、入院される方が増えております。しかしながら、なかなか入院調整が進まなくて入院するまでに時間を要すると、このような状態が生じております。
我々としてはやはり一番大元の陽性者数を少なくすること、あるいは抑えることをなんとかやっていきたいと思っているのですけども、やはり今この状況の中で陽性者の皆さんの行動をお聞きしていると、やはり基本的な対策を徹底していないというのがほとんどであります。その点では、基本的な対策をしっかりとっていただきたいのと、ぜひこの認識を持っていただきたいと思います。
これまでの第6波とは異なり感染に強さと速さが見られるという点です。異次元と言うとちょっと言い過ぎかもしれませんが、異次元というのに近い感染力かなと私は考えています。ちなみにクラスターの状況を見ますと、我々がクラスターを発見した時点で申し上げますと、これまで感染力が強かったオミクロン株であっても5月6月は1件当たり大体6人程度だったのです。ところが7月に入りますと1件当たりが11人ということで、もう我々が発見したときにはかなり広がっているという状況が見受けられます。そして、7月のクラスター例で見ますと、とにかく短期間のうちに爆発的に拡大しているのですね。高齢者施設で申し上げますと、当初9人だったものが2日目には20人に広がっているとか、あるいは学校であれば複数の学年、クラスで一気に感染が拡大して当初8人だったものが、4日目には105人に増えているということで、かなりこのスピード、強さが強い状況にあります。これを十分に踏まえていただいて、やはりマスクの着用が必要な場面はしっかり着用していただく。
それから最近の傾向で見ますとマスクを着用していても、その場面が非常に換気の悪い場所でこもったりしていると、いわゆるエアロゾルが発生というか生じていて、そこで感染してしまうということもあるのではないかと、このようなことを我々推測しておりますので、ぜひ感染力が非常に強いということで警戒をお願い申し上げたいと思います。
昨日県から感染拡大警報が発出されました。その注意事項に沿って、感染防止対策を進めていただきたいと思うのですが、とにかく特に会話時のマスク着用や換気というのは、お忘れなくやっていただきたいと思います。特にスポーツなどで多いのは、やはりスポーツそのものよりは更衣室とかそういったところからマスクを外して特に室内ですから、そこでウイルスが充満してしまっているとかあるいは会食も外した状態で会話などしていれば、あっという間にこれは広がってしまうというのが現実の姿です。ぜひ、マスク着用の場面はしっかりと着用していただいて、それから日常的に人と人との距離に十分注意して密を作らないようにお願いしたいと思います。
それから先ほど申し上げた通り、お1人感染者が出ればそこからの感染スピードが非常に速くなっています。そのためにまず、調子悪いとご自分が考えたらそれ以上うつさないということで、外出しないですぐに医療機関にご相談いただいて、診療診察を受けていただきたいと思います。あるいは気になる方は無症状であれば薬局での検査実施をしておりますので、ぜひこれをご利用ください。そして我々見ていますと、家族に濃厚接触者が出たとするとその家族もその方がいずれ近いうちに陽性になって、そしてまた別の家族がまた陽性になるということで、芋づる式に陽性者が出るケースが非常に多くなっています。その点では身内に濃厚接触者が出る、あるいは調子が悪い、周りには感染している人もいるということであればいつも以上に警戒を強めて、調子が悪い方には早めの受診をおすすめいただきたいと思います。
そうした中でやっぱり急がれるのがワクチンの接種であります。福島市は昨日の時点で全国よりかなり高くて69.6%で県平均より上回っている状況であります。特に福島市の場合は比較的若い層が高い状況でありまして、いずれも10代の後半以降は60%を超えている状況にあります。しかし、やっぱりこの高齢層に比べますとまだまだ低い状況ですので、我々としては何とか若年層の3回目接種を進めていきたいと考えております。
そのために3回目接種といたしまして18歳以上の方には予約不要の当日接種を、今回はノババックスですね。アンケート調査によると副反応が比較的少ないと結果が出ているわけでありますが、そういった面でノババックスを希望される方も増えております。そのためにノババックスによる予約不要の当日接種を7月31日に実施します。またファイザーによる集団接種も8月6日と20日に、それぞれ300人ずつ12歳以上を対象に実施しまして、比較的打たれた方からすると副反応は少ないということが言われております、この2社のワクチンを使ってできる限り接種率を高めていきたいと考えております。これは副反応のアンケート結果の状況ですね。
それから次の紙に移りますが、近日中に4回目の接種の対象者に医療従事者と高齢者施設の従事者などが加わる見込みです。そのため福島市ではこれを速やかに進めていくということで、今後申請を受け付けてそして速やかに接種券を発送して予約をしていただくということで取り組んでまいります。もっとも今回はとにかくまたスピードを重視しようということで、こちらにあるように接種券の到着を待たずに接種するということも可能にする柔軟な対応を図っていきたいと思います。
しかしその方が接種したかどうかの管理をする必要がありますのでこういう柔軟な対応で打たれた方でも必ず接種券の申請は行っていただきたいと思います。いつから接種できるかを近日中に国が決定するかと思いますので、また、そのお知らせをお待ちいただければと思います。
それから4回目接種を急がれるといっても、これは他の対象の方と同じくあくまでも3回目接種から5ヶ月以上経過しているということが前提になりますので、その事実関係を確かめて申請し、そして接種を受けていただきたいと思います。
4回目接種、先日までの発表で予約をした人も含めて、この数字ですが大体、まだ40%いっていないということを申し上げましたが、その後やはりこの感染爆発による関心の高まりと、我々も、それなりに周知しておりますのでその結果、現在までに66.2%、対象のうち約3分の2の方が予約を済ませたり、接種を済ませている状況であります。
ちなみにこの2万6000人のうち、20日時点で接種を済ませた方は1万3601人ということでありまして、その点では集団接種などを導入いたしましたので、その集団接種などをご利用される方が増えて接種に今動きが出てきているという状況でありまして、我々この流れでできる限りまた4回目もスピードアップを図っていきたいと考えております。

続いて発表事項に移ります。
まず第1点目は、明日、議会に緊急会議を開催していただきます。それに提出する予算の内容であります。
今回は原油物価高騰対策として、一つ。それからひょう害関係としてありますし、あとマイナポイント関係があります。合計すると2億3600万円余であります。
1点目の物価原油高対策の関係でありますが、福島市ではこちらにあるようにいち早く6月の議会の最終日に追加提案をいたしまして、市民生活支援としてエールクーポンを、1人当たり3000円で4500円のクーポンが買える、つまりプレミアム分として1500円を支給する仕組みを打ち出しました。そして、世帯全員が住民税非課税の世帯にはそれを2セットに増やす。つまり、プレミアム分は1人当たり3000円になるという対策を作って今準備を進めているところです。このエールクーポン、当初9月の初旬に開始しますということを申し上げましたが、この物価高なども進行している状況を踏まえまして、8月22日に引換券を送付するということで前倒しを図ります。
それから、今回県の補正予算で住民税非課税世帯の一部に7000円を給付するという事業が創設されました。県はその2分の1を市町村に対して補助するということでありまして、我々はもう既に1人当たり3000円のプレミアムを出すような事業をやっていたわけでありますが、まあ、県のそういった事業を踏まえまして、福島市の政策と県の施策の融合を図りまして、今回1世帯当たり4000円の現金支給をするということで補正予算を打ち出します。これは今申し上げたように、プレミアム分3000円分ありますのでその点では、お1人の世帯でも県が打ち出しした7000円の支給になるという前提で我々1世帯辺り4000円という仕組みにいたしました。もちろん2人世帯、3人世帯であればプラス3000円ずつ加わっていきますので、それだけ福島市の場合は手厚くなってくるということになります。
それから、県の制度は非課税世帯のうちに65歳以上の高齢者世帯、それから、障害者世帯、それから1人親の世帯と限定されているのです。こういう低所得者の生活支援ですから、基本的には高齢世帯もひとり親世帯もあまり変わりはないじゃないかなと私は思います。そのために福島市はクーポン事業も、このような非課税世帯のうちの限定は行わないで、非課税世帯全部ということで実施をしておりまして、その点では今回の現金給付も県の対象から拡大して非課税世帯全体に対して4000円を支給するという形にいたします。
県の事業はこのように一部になっているのですが、1月のいわゆる福祉灯油のときもこのような限定になっていまして、我々はそれに関わらず全世帯やりましたし、あとはなんていいますか、1月のときは実際に県の内容でやるとすれば我々8000万ぐらいかかるものが1000万しか来ないとか、何か一部だけ出してあとは市町村が負担してやるというケースが結構多いのでできるだけこういうつまみ食い的な施策じゃなくてちゃんともう少し対象を見定めて我々の最終の市民に向き合う、市町村のことも考えて制度を作ってほしいなと考えております。

2つ目はひょう害を受けた果樹生産者への支援であります。
第1弾で、ひょう害を受けた果物の通販を支援する予算を設けましたが今回は第2弾ということであります。
内容は病害虫防除用の薬剤購入支援でありまして、薬剤の購入費用の3分の2を補助するということで、10アール当たり1800円になります。これは県と市で、この3分の2の半分、3分の1ずつを負担して支援をするというものであります。それからひょう害果に起因する管理作業で、10アール当たり1900円というのが措置されました。これは県の予算をそのまま使って我々交付をするという内容であります。
それから肥料の購入支援に関しては、こちらも県の方の予算が打ち出されたのですけども8月末までの対象でありましてなかなかそれまでだと、農家の方は肥料の追加ですね、それがちょっと作業的にできません。現実には今収穫作業とか一生懸命やっている最中ですので、その点ではその後の期間における購入支援をし、独自に実施をしようということで、次期作付けに必要な購入費2分の1を市として支援をするということにいたしました。
農水省の方でこの原油価格の高騰に対する肥料の支援というのが打ち出されております。まだ具体的にちょっと実は仕組みがわかっておりませんがそれが判明すれば、まず基本的にはそちらを優先して使えるものは使っていただいてその上で市としてまたこの2分の1を支援するという仕組みを活用していきたいと考えております。
それから、今年に限らず一昨年は病害虫がありましたし、昨年は凍霜害そして今年はひょうということでして、様々な自然現象によって農家の収入が、予定していた通りに得られないという状況が続いております。これを回避するには、収入保険というのがありまして、これに加入していただくというのが非常に重要な対策になりますが、なかなか農家側も事情があってこの収入保険に入られてない方も多い現状にあります。
このために今回福島市では期間限定で強力な対策を打ち出してそして収入保険への加入促進を図りたいと考えております。
ちなみに収入保険がどのようなものになるかというと、例えば1000万円の売り上げのあるような方が入るとすれば、保険料は国が2分の1支援してくれるようですが、大体16万かかってプラス積立金22万必要になるのですね。どうしてもこの初年度の経費が高いということで、農家側からすると敬遠されていた面があります。これまで福島市では、この保険料に対して認定農家であれば10%その他の農家であれば5%支援をするという仕組みを作っておりましたが、今回この加入促進のためにこの保険料の半額を初年度に限って我々が負担をして、加入促進を図りたいと考えております。
最も、この初年度の負担全体からすると大体7分の1ぐらいにはなるのですけども、保険料が全体としてみれば国も含めると4分の3が支援されるということで初年度のハードルがかなり下がりますので、なんとかこの機会に収入保険に加入していただきたいと考えております。なおこれに入るには、青色申告をやっていることが前提になります。ですからこれまで青色申告をやってない方は来年の確定申告で青色申告をした上で、その上で実績があって加入しますので早くて令和7年になります。また今青色申告している方であれば、今年はもう追加で入れませんけど来年には加入できます。そのために市としての現金支出は、今年度は伴いません。そのために、こういう仕組みで応援するよということを債務負担行為で定めて農家に対して支援を保障するという形で補正予算を組むことにいたしました。

3点目はマイナポイントでありまして、皆さんも本庁の玄関ロビーを通るとおわかりの通りかなりいつもあそこに人がたまっている状況です。
現在、福島市では平日の受付に加えて土曜も実施しておりますが、今ある本庁の窓口を今後2ヶ所から4ヶ所に倍増すると同時に拠点的な支所で6ヶ所増設をして、このマイナポイントの申し込みサポートを強化していきたいと考えております。これは国の方の交付金がありますので、全額その交付金を活用させていただいて体制強化を図るというものであります。
補正予算は以上であります。

続いて、新しいまちづくりの動きがいよいよ始まります。
そこにまた感染拡大でちょっと水を差されている感じもするのですけども。今回ですね、新しいまちなか広場が7月31日にオープンをいたします。オープニングセレモニーを実施いたしますが、今回、市民みんなで新しいまちづくりをしよう、あるいは、特に若い人参加でやっていこう、あるいは、ストリートスポーツなんかも絡めながらまちの賑わいを図っていこうというこれからのまちづくりにふさわしいオープニングセレモニーにしたいと考えております。
こちらにあるように、いわゆる若い人たちのさまざまなパフォーマンス。中にはつい先日アメリカで開かれたダンスの世界大会で優勝した一条未悠(みゆ)さんの東陵高校も参加していただいて、ご本人も参加したいと言っておりますので、ぜひ世界一のダンスをご覧いただければなと思っています。ストリートスポーツでもファイヤーボンズの選手に参加していただきまして、この新しいまちづくりの始動を感じていただけるようなセレモニーにしたいと思っております。
そしてこの新しいまちなか広場整備前と整備後がありますが、今回いろいろと工夫を凝らしました。大屋根を設けたり、あるいは緑地、ちょっとマウンド状にしております。それからちょっとここにはないのですけども、可動式のベンチとかサークルベンチを設けて、あるいはテーブル椅子も置いて、昼休みなどにランチを楽しめるような、そんな構造にしてあります。それと、ここに線があるのですけども、なんだろうこれはと思われるかもしれませんが一応これは楽譜の五線譜をイメージして古関裕而の街らしい、五線譜のラインで古関裕而の街を感じていただこうとしております。可動式のベンチとかを置くとこんなイメージになって参ります。
それから、まちなか広場にはできればここ、狭いながらも広く使いたいということで、トイレは敷設しませんでした。すぐ北のみずほ銀行のまたすぐ北なのですけども、こちらの土地を市が購入いたしまして駐輪場を設けます。ここは駐輪場だけではなくて、まちなか広場の利用者にも使っていただけるトイレを置いて、原付置き場あるいはももりんシェアサイクルのポートも新たに設置することにいたします。また防災倉庫も作りましてまちなか広場で避難とか、あるいは防災関係の対応ができるように仕組みを作っております。
トイレに関しては7時から9時までということでありますが、この自転車置き場などは24時間利用可能ということであります。
それからこういった流れに合わせてももりんシェアサイクルもサービスを拡充いたします。一つはシェアサイクルのポートを3ヶ所追加いたします。パセオは今のところ、それから東邦みんなの文化センター、テルサホールこちらも追加をする。それからシェアサイクルでも、これまで「8時間で800円」の券だったのですけども現金精算機ではこれを「8時間で500円」券を作って長時間の利用を可能にしたり、あるいは回数券もこちらにあるようにこれまで7日間で使い切らなきゃいけなかったものを30日間ということで、利用期間を延長して使いやすくする。それからカード持ってないよという方に対しては携帯電話の料金支払いの仕組みを使って決済が可能なようにも今回いたします。ドコモとソフトバンクの携帯電話に関しては可能にいたします。
それから9月からになりますがパセオの北口と稲荷神社前のカーポート、屋根がない状態でありますのでこれに屋根をつけてお借りいただくときにサドルが濡れているということにならないように、サービスの向上を図ってまいります。なおキャリア決済の利用者がかなり増えているようでありまして、その点ではカードを持たない方の、あるいは普通は利用されない方の携帯による決済は非常にやっぱり便利なのかなと我々としては受けとめております。
それから、まだあるのですけども昨年、パセオ通りをバリアフリー化して全面リニューアルをいたしました。パセオの一番北側にこういうカリヨン時計というのがあったのです。これも実は長らく動かなくて、何の音楽もならない状態が続いていたのですが、今回、これを解消いたしましてそして中の曲も入れ換えをいたしまして、ご覧のように一定の時間に古関メロディーが流れる、そういう仕掛けにしてまいります。ですから通りを歩くときに、古関メロディーを聞きながら散策を楽しめるとこんなふうに考えております。これからイベントなどでもいろいろと仕掛けていきたいと思いますが、イベントのない場合でもこれだけ揃ってきましたので、ぜひ市民の皆さんには、この中心部を闊歩していただく、回遊していただく、そういう楽しみを味わっていただければと思います。


続いて、ひょう害に負けるな農業者支援サイトであります。先ほど、ひょう害の支援第2弾をお話しましたが、これは第1弾になります。いよいよこのサイトを立ち上げます。同じ31日から立ち上げましたポータルサイトで、全国への支援を呼びかけとかあるいは生産者のメッセージを発信したり、あるいは直売所の情報発信をしたり、様々なこのひょう害に対しての応援の呼びかけをこのサイトでやってまいります。今回3月31日までということにしておりますが、今後こういった被害がないことを祈りますが、出た場合もまたこういったものを使えますのでこれをしっかりと我々活用していきたいと思います。
それから、これはサイトで登録から支援までの流れですのでここでの説明は省かせていただきます。
そしてこれに合わせて全部一緒にまとめている感じなのですが、Web軽トラ市、昨年いったんやりましたけども、もう一度再構築して充実をさせてこれから常設的に進めてまいります。Webで福島駅前軽トラ市というのを作りまして、これまでのようにエール広場とか入れますが、先ほどのひょう害に負けるな応援サイトもこの中に入れ込んでこの軽トラ市のサイトと連携して、取り組みを進める予定にしております。
軽トラ市に出てくるような農家さんのサイトとリンクして、そこで通販などを利用できる仕組みをしておりますので、リアルの軽トラ市になかなか行けないという方はぜひこちらをご利用いただければと思います。そしてリアルの軽トラ市も先ほど申し上げた、まちなか広場のオープンに合わせて7月31日に本年度の第1回目を開催いたします。今回は軽トラなどが13店舗、キッチンカー5店舗で、キッチンカーの飲食はテイクアウトのみになりますけども、新型コロナの感染防止をしっかり行いながらイベントを開催してまいります。今回は果物の特設ブースを設けますが、ひょう害果の出店もいたしますので、ぜひ傷ついた果物も買っていただいて応援いただければと思います。そして福島圏域の連携、広域連携に基づいて伊達市と大玉村の農産物も出店をしていただきまして、広域で力を合わせてこのようなイベントを盛り上げていきたいと思います。軽トラ市の当日のイメージですね、こちらのまちなか広場はオープンして、駅前通りでは軽トラ市そして福島駅前ではよく開催されていますGoodDayMarketが実施される予定であります。
軽トラ市の内容になります。ご覧の皆さんが出店される予定です。

続きまして、4点目、ふくしま起業女子応援パッケージであります。
今年度、女性活躍の目玉として、起業女子応援パッケージというのを実施することにいたしました。このように、女性ならではのビジネス形態といいますか、そういったものをしっかりと我々調査をして、それを踏まえた応援内容になっておりましてまずはチャレンジ講座を受けていろいろとまず知ってもらうと、それから続いて起業姉妹カフェということで、実際に起業した先輩ですね、そういった方をお姉さんに例えてその方が一種のロールモデルあるいはメンター的な存在になって、この新しく取り組む方をアドバイスしていく。そしてそういったことをやれば今度はこのお姉さんのところで、インターンシップで実際にどんな起業をやっているのか、起業とはどんなことなのか、肌で感じていただく。そしてさらには実際に自分でやってみて、さらにはそれをネットワークしていくと、このようなステップアップを我々考えているわけであります。こうやればかなり起業に向けたハードルが下がって女性の事業参画も進んでくるのじゃないかなと期待をしております。最初のステップのチャレンジ講座はご覧の3回実施をいたします。それから起業姉妹カフェでお姉さんたちとの交流ができるのはこちらの3回になります。ご覧の通りの講座の内容、あるいはカフェの内容になりますので、ぜひインターネットなどを通じてお申し込みをいただきたいと思います。チャレンジ講座は40人、起業姉妹カフェ20人をそれぞれ予定しております。
こんな感じで皆さんも結構取材された方も多いんじゃないかと思いますが市内でいろいろと起業して活躍されている方々が、アドバイザーとしてあるいはメンター的にやっていただけますので、本当に親身になった応援になるかなと思っています。なお、後でまた何だったら事務方にお話を聞いてほしいと思うのですが、起業者数でいうと、有業者全体の1.16%だそうであります、福島県の女性は。男性は3.99%ということでありますが、女性はだいたい3分の1以下ということです。福島市内の社長数は、調査した結果の範囲でありますが大体福島市8.3%で、福島県の7.2%を上回ってはおりますけれども、ぜひ私としては、まず10%を目指してこのような取り組みを進めていきたいと思います。

続いて、これは今日のイベントにも関係いたしますが道の駅ふくしまの屋内こども遊び場の愛称決定と、そのセレモニーであります。
こちらにありますように、愛称はももRabiキッズパーク(ももらびきっずぱーく)に決定をいたしました。考えてくれたのは、遠藤向葵(あおい)さん10歳でありまして、桃と雪うさぎを連想して3歳の弟でも使いやすい言葉を考えたということのようであります。この愛称募集には皆さんの資料にもある通り204件、応募いただきました。実はちょっと私も愛称募集開始したのを知らなかったのですけど、今回はこども遊び場を利用した人に考えてほしいということでそちらに向けて募集をしたようであります。この愛称のお披露目を今日の1時半から、道の駅の子ども遊び場で実施をいたしますので、ぜひ取材いただければと思います。屋内子ども遊び場の現在までの利用状況ですけども、7月17日までに皆さんの資料にもありますように、1万6156人おいでいただいております。
1日あたりでいいますと子どもが91人、大人が101人で合計192人ということで、我々入所制限なども行いながら利用していただいておりますので、本当に多くの皆さんに利用いただいております。中には入れないのでお帰りいただいたり、かなりお待ちいただいた方もいらっしゃるかと思いますがこのように、ご利用いただいて大変嬉しく思っている次第であります。
5点目は以上です。

6点目。
夜の防災訓練であります。ブラックアウト対策。
こちらにありますように、今月25日6時半からこの庁議室とNCVふくしまアリーナで実施いたします。
参加者は今回、タスクフォースという関連連携企業に加えて、広域の皆さんにも入っていただくというか実際に我々の訓練を見ていただくことにしております。それから防災士の会、あるいは近隣の町内会、あるいは女性目線といいますか、移住者の方の目線でtentenの皆さんにも参加いただくということにしております。
これは、連携中枢都市圏ですね。内容としてはこちらにあるような災害対策本部でのオペレーション。
それから夜のブラックアウト対策として連携企業と連携した電力の供給ですね、こういった対策を行います。
それから、もう一つの避難所の設置運営訓練でこちらは防災士と連携して、開設と運営訓練を行いまして、当然その中にはブラックアウトですから、電力供給してもらいながらこの避難所を運営するという形になります。
防災訓練に関しては以上であります。

最後でありますが、心のバリアフリーの推進キャッチフレーズを募集するというものであります。
福島市では10月を心のバリアフリー強化月間として諸々の取り組みを進めることにしております。
その取り組みに当たりましてキャッチフレーズを小学4年生から中学3年生に考えてほしいということで募集をいたします。夏休み宿題で大変だと思いますが、合間に考えていただければと思います。8月31日までが期間であります。字数制限などはありません。
キャッチフレーズに関しては、このように市の様々な事業で活用してまいりますし、10月の強化月間にはパートナーミーティングやボッチャ大会、市長杯ですね、それからいきいきふくし秋祭り。あるいはパートナーの新たな募集といったような取り組みを進めておりまして、こういったものに活用する予定であります。
こちらの内容をまたご覧いただければと思います。
私からの説明は以上であります。

(広聴広報課長)
それではただいまの発表事項について質問をお受けしたいと思います。質問のある方はどうぞ。
(福島テレビ)
まず冒頭にあった新型コロナについてお伺いいたします。2日連続200人超えというような発表もありましたけれども、まず市内の感染状況について市長として受け止め、どのような危機感をお持ちか教えてください。
(市長)
1つは、今回の要因は社会経済活動が活発化していることが1点。それから、この暑さ対策の中でマスクを外すとかあるいは換気が悪い場面、それが増えてきているというのが2点目。そうした中で、気持ちもちょっと若干これまでとは違って緩んで、対策が徹底してないというのが合わせてありますが、さらに3点目で、感染力が非常に強いと先ほども申し上げましたが、BA5が入ってきているということがあげられるかと思います。
前回の記者会見ではなかなか今申し上げられないのですと申し上げましたが、福島市のこうやって今県内で先行して拡大しているのには、BA5の影響もかなりあるかと思っています。実際に確認されております福島市内で。そしてこのように、クラスターが多発し、かつ一気に大きくなっている背景にはやっぱりこのBA5があって、このBA5による感染力の強さによる感染者の増加が、現在の県内でもいち早くこの拡大している要因になっているものと受けとめております。
(福島テレビ)
そういった中でもワクチン接種の促進と、新たな対応等も発表されたと思うんですが、まさにこの感染拡大を抑えていく中でなかなかこの行動制限っていうのはもう今回の第7波の中ですと、全国的にも見られない状況で今後どういった対応が必要になってくると。
(市長)
やっぱり基本は、これはもう市民の皆さんにお願いするしかないんですけども、基本的対策の徹底になります。
それから今我々が恐れているのは、こうやって広がることで医療従事者とかあるいは高齢者施設の従事者に広がって、そこからまたこの1番こういったウイルスに弱い方々に波及していくというのを恐れているわけですね。
現在かなり高齢者にも波及していて、そのために病床の利用率が上がっているというのも、こういった現象が生じております。
その点では、高齢者施設などは我々として最も注意すべきポイントと考えていまして、もう既に高齢者施設への訪問指導を始めました。実際に訪問して、こういった点は注意してくださいということを市の職員がアドバイスをし、促しているという状況であります。
(福島テレビ)
まさにこの三つのお願いというところで基本的な対策を徹底してもらうために市として何か強化するポイントであったり、考えていること実施していることがあれば。
(市長)
大体皆さんやらなきゃいけないのは、実際わかっているのですね。あとそれをいかに意識してやるかということになってくるだろうと思います。そのために毎日のように日替わり広報でSNSを使った発信はしていますが結局これはSNSを使っている人でないと届きません。そのためにまた市長メッセージとか、そういった旧来のメディアを使ってもやりますし、それから現在広報車による呼びかけも始めました。これももう少ししっかり、みっちりやって市民の皆さんにこの危機感を訴えていきたいと思っております。
(河北新報)
まず1点目なんですが補正予算のところで、住民税非課税世帯への支援の部分ですね、ここで県に対してつまみ食い的な政策をしないでほしいというような苦言を呈されたと思うんですが、県の政策形成なぜそのようになっているというふうにお考えですか。
(市長)
それは皆さんでお聞きください。
(河北新報)
市長として、ちょっと推測というか知事の考え方なのか、それともどうしても、ない袖は振れないというか、予算がないということなのか、どういう要因で。
(市長)
多分これは前がこういう形でやられたと思うのですね。ややもすると、低所得者対策とかなんかは、どうしてもかわいそうという昔の福祉的な発想がまだ残っているのだろうと思います。そうなると、高齢者世帯とか障がい者世帯そしてひとり親世帯とかになるわけですね。確かに、特にひとり親世帯なんかはまたよりお金がかかる面があるかと思うのですが、例えばこういう状況の中でお金がかかるかどうかで一般的に考えると、高齢者世帯はそんなに使わないんですよね、消費活動そんなに活発じゃないですから。むしろ若い世代の方が消費活動も活発ですから、そうすると同じ収入でも、こういう物価高の影響を私は受けやすいのだろうと思うのです。その点ではそういった生活実態を踏まえて結局何をやるのかという目的を明確にした上で、対象を定めていかなきゃいけないのかなと思います。
結局我々は常にそうやって市民に向き合いますので、今回他の市長さんたちもそうですけども、県はこういうことをやるといっても最終的に我々市民全体どうしたらいいのだろうということを考えて、結局は継ぎ足しをしてやらなきゃいけなかったりするケースが多いですね。ですからそこは県におかれてはやっぱり市民県民の現場に立った施策立案をお願いしたいと私は思いますし、それは日頃からいろいろと意見交換の中では訴えさせていただいているところです。
(河北新報)
パセオ通りの長らく動いていなかったというご紹介いただいたんですが、すいません不勉強でして、これいつ頃からどういった理由でこうならないような状態だったのか。
(市長)
どうですかね私もわかりません。あとで担当者に聞いてください。どういう理由かというととにかく役所の体質自体が、これは福島市に限らず、新しいのは作るのですけど、その後の維持管理というのはどうしてもおろそかになっちゃうのですね。特に維持管理の予算というのは大体シーリングで決まっちゃうので、その枠内でやろうと思うとどうしてもできなくて、そのうち古くなると関心も低くなるので、ほっとかれてしまうというのが基本じゃないかと思うのです。そのために私リニューアルする際にはパセオ通り、これもしっかりやれということで指示をしまして、今回パセオ通りのリニューアルに遅れること1年ぐらいで再生させることになりました。

(広聴広報課長)
他にございますか。
よろしいでしょうか。
ないようですので発表事項については以上とさせていただきます。その他の案件でご質問ございますか。
(朝日新聞)
五輪が終わってほぼ1年ということでございますけれども、そこであの当時は五輪の遺産を今後に生かすというようなお話ありましたですが、現状そういった取り組みとか、五輪でこういうところがよくなったとか、そういうのはお感じになっている点はございますでしょうか。
(市長)
これまでも申し上げている通り、私は五輪開催に当たってもいわゆるおもてなしとかそのときの取り組み以上に、レガシー作りというか遺産作りの方を重視してやってまいりました。
どういうレガシーかというと、例えば共生社会を進めるとかスポーツのまちづくりを進める、あるいは健康づくりをするとか、さらにはそもそもこちらにあるようなまちづくり自体を推進するという観点でやってきたわけです。
特にスポーツのまちづくりで言えば、西口に置いたエールビジョンで、今も大相撲で皆さんにパブリックビューイングやっていただいてますけど、そこでみんなが集まって応援するとか日常の姿に変わってまいりました。
それからスポーツコミッションを立ち上げて、スポーツのイベントや合宿を誘致しているのですけれども、この週末にも日本代表チームのデフサッカーの皆さんですね、福島市で合宿をされましたし、あと、ウエイトリフティングですね。これはパラのほう、障がい者の方のウエイトリフティングですけども多数お受けいただいて合宿をいただきました。
それから近くまた日米のソフトボールがあったり、いろいろな合宿試合が福島市でも開催できるようになっていて、これは五輪が決まる以前に比べたら全然違っている状況になっていると思います。
それから共生社会でも、先ほどのバリアフリーの標語を募集しましたけども、これもある意味その復興五輪を契機にぐっと前に進めようということで様々な取り組みが進み、先ほどのまちづくりのパセオ通りの全面バリアフリー化もその一環でもやっておりますので、そういう点では、福島市においてはオリンピックの遺産というのは、着実にまちに積み上がってきていると私としては捉えております。

(広聴広報課長)
他にございますか。
よろしいでしょうか。
ないようですので以上をもちまして、本日の定例記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

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