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更新日:2021年4月5日

令和3年4月5日緊急記者会見(新型コロナウイルス感染症におけるクラスター疑い事案の発生について)

記者会見資料

動画(手話入り)

 

 

発言内容

 

1.開会

(広聴広報課長)

急なご連絡にもかかわらずお集まりいただきましてありがとうございます。本日はコロナ感染症におけるクラスターの発生につきまして、市長からご説明申し上げます。

 

2.市からの発表

(市長)

 皆さん、今日は急遽お集まりいただきまして、ありがとうございました。

 新たなクラスターの発生が確認されましたので、発表させていただきたいと思います。福島市では昨日公表しました、県北建設事務所に次ぐ、10個目のクラスターということになります。クラスターが発生しましたのは、介護付有料老人ホームでありまして、施設側が既に感染状況をウェブ上で公表しておりますので、名前も申し上げますが、メープルハイム苑華という介護付有料老人ホームであります。これまでに職員1名、入所者4名の計5名の陽性が確認されております。これまでの経過で申し上げますと、4月1日に1名、これは職員の方の陽性が確認されました。そして、4月3日には入所者が1名、そして昨日、夜になりましたけども、3名確認されて、現在5名ということになっております。福島市ではこの施設内でこの感染が生じたものということでクラスターと認定をいたしました。

 施設の状況を申し上げますと、施設は6階建であります。それぞれに入所者の皆さんがいらっしゃいます。入所者は合計155名でありますが、現在、入院されている方、病気でですね。別の病気で入院されている方が、5名いらっしゃいますので150名入所されているという状況にありました。職員は94名ということになっております。現在までの調査状況を申し上げますと、この職員の方はですね、いわゆる直接的な介助はしない、時折、入所した方と接触をしたり、あるいは車いすの移動などを手伝うということはされていましたが、いわゆる、密接して介助をするような、そういう仕事をする方ではありませんでした。市のアドバイザーも含めてですね、現地を見ましたところ、かなり外部との関係での感染防止は対策がとれているという状況を確認いたしました。例えば、外部との面会ではこういったアクリル板をしっかりとって、距離を2m以上離して、そして話す際もいわゆる電話的なもので話をされるとか、あるいは、施設内のサービスは全て施設の職員だけでやっていて、外部の事業者にはお願いをしていないということでしたので、その点では外部からの感染防止ということに関しては、しっかり対策がとれているのではないかなと思っております。また、入所者の中にちょっと症状が出たりする場合があれば、すぐにお医者さんに連れて行って、そしてPCR検査をされていたということで、この1日の最初の方が確認されるまではですね、そうした状況の中で、陽性は確認されていない状況でございました。

 市ではですね、この職員の方、6階に普段いらっしゃるということで、6階を中心として、既にPCR検査を実施しておりまして、6階の入所者の方では他に2人、陽性が確認されておりますが、陽性の方と同じ部屋の方も、それからそのほかの方もだいたい6階だけで32名いらっしゃるわけですが、その他は、2名以外の方は陰性ということですので、現時点では施設内で蔓延しているという状況ではないとみております。

 しかしながら、今後どのように増えてくるかもわかりませんし、我々がまだ検査をしていない部分もありますので、今後ですね、市の対応にありますように、PCR検査、現在までのところ入所者43名と職員93名、陽性者を除いてですね、実施をしておりますが、残りの入所者107名全員についてPCR検査を本日より実施する予定であります。また、当然陽性者が出ますと濃厚接触者とそうでない方も出てくるわけではありますが、そうした方を振り分けをして、施設中の選り分けですね。比較的感染リスクの高い方と、そうでない方を分けていくと、こういった取り組みを今後進めてまいります。

 また、県の感染制御チームにも入っていただきまして、改めて今後の対応等についてご指導いただく予定であります。また、市では今回のクラスター発生を受けまして、改めて高齢者の関係施設にですね、本日付けをもって、注意喚起の通知を発出いたします。また、その際にはですね、現在もやっているんですけれども、高齢者とか障がい者の施設の職員に対して新型コロナウイルスの検査相談というものを実施しておりますので、気になる方はご相談いただいて、我々もお聞きしたかぎりにおいて検査を実施するということにしておりますので、これも改めて周知をしてまいりたいと考えております。ご覧のように連絡先はですね、こちらの電話番号になりますので、こちらにご連絡をしていただければと思っております。私からは以上であります。

 

3.質疑応答

(広聴広報課長)

ただ今の案件につきまして、質疑応答に移ります。質問のある方は、挙手ののち、社名・氏名・ご発言をお願いします。

 (福島放送)

聞き逃してしまったので、確認させていただきたいのですが、4月1日に感染が確認されたのは、入居者?

(市長)

職員です。

(福島放送)

職員の方、3日と4日が入所者の方ですね。

(市長)

そうです。

(福島放送)

あと入所者の107人の方と、職員の方は1日から順次検査というものはしていたのでしょうか。

(市長)

職員は1日の確認されてからすぐに我々が全員検査しました。93名ですね。それから入所されている方には、この最初の職員との接触の度合いとか関連性の深さにおいて検査をしておりまして、これまでに43名、こちらに右側にあるようにですね、検査をしております。150人中、まあ現在入っているのは150人ですので、43人は終わって、のこりの107名について検査を実施する予定であります。

(朝日新聞)

最初の職員の方、感染された方の感染経路というのはある程度わかっているのでしょうか。

(市長)

不明です。

(朝日新聞)

それから、これ県の方でも発表されている方々だと思いますけれども、県の方の発表でいうと何例目に当たるかというのは言えますでしょうか。

(市長)

すみません。手元にないので、後ほど事務方からお話しさせていただきます。

それは言っているのかな。紐づけはしていないんですね、一人一人はね、すみません。この4日の3名に関しては本日県が発表いたします。1日と3日の方に関しては、すでに翌日に県の方で発表しております。

(朝日新聞)

それぞれの5名の皆さんの、症状・状況はいかがでしょうか。

(保健所長)

それぞれにある発熱や咳、おひとりの方は無症状です。

(市長)

軽症ですね。

(保健所長)

そうです。すべて軽症です。

(朝日新聞)

5人の方はみなさん福島市在住の方ですか?

(市長)

いや、お一人は市外です。住所地は市外になります。

(中央テレビ)

検査済みの方、入所者43名と職員93名の結果はすでに出ているということですよね。

(市長)

結果は出ています。

(中央テレビ)

陰性ということですよね。

(市長)

はい。

(中央テレビ)

入所者の方の年代はどのくらい?

(市長)

やはりこういった施設ですから、80代以上の方が多いですね。

(中央テレビ)

これまで陽性になった4人の年代を伺いたい。

(市長)

いずれも80代と90代です。それぞれ二人ずつ。

(中央テレビ)

男女それぞれいらっしゃるのか。

(市長)

男女それぞれいます。

(共同通信)

職員が直接介助しない施設とのことですけども。

(市長)

いや、施設じゃなくてこの職員がですね。

(共同通信)

介助を必要としない?この職員が密接になる状況はない?

(市長)

普通、介護付きの施設であればいわゆる介護士さんが密着してご飯食べさせたり体を起こさせたりして、密接に接するんですね。この方はそういうことはされない方です。

(共同通信)

感染した職員は、ということですね。

(市長)

はい。当然、介護付きですから、入所された方の状況に応じてそういったサービスをする場合もありますし。他の職員はですね。この感染された方はそういったことは仕事としてなさってないということです。

(共同通信)

感染した入所者の方は介護を必要とされるかただったという認識でよろしいでしょうか。

(市長)

はい。それぞれ要介護度をもっています。

(共同通信)

外部業者の出入りは基本ないということでよろしいか。

(市長)

ないです。

(福島テレビ)

陽性になった職員の方は介護の補助をおこなっていたと?

(市長)

補助というより介助を主としていない方だということですね。

当然補助をする場合もあります。

(福島テレビ)

その職員の方の性別と年齢を教えていただけますか?

(市長)

それは紐付けになるので。

(福島テレビ)

男性か女性かも?

(市長)

どうですか?

(保健所長)

遠慮させていただきます。特定につながりますので。

(福島テレビ)

5人感染してる中で、職員と2人が6階の方?

(市長)

はい。そうです。

(福島テレビ)

入居者の方は施設の中を自由に行き来できたか?

(市長)

有料老人ホームですから、ある程度できるんですけど、現実には皆さん介護は必要な状態になっていて、入所者同士が階を跨いで移動するというのはあんまりないと思います。

(福島放送)

職員が担当ごとに、職員さんは自由に行き来できた?

(市長)

もちろんそうですね。特にこの方はそれぞれの階を渡り歩くことはありました。

(福島放送)

6階の方が3人で、それ以外の方は何階に?

(市長)

職員含め6階3人。4階と5階それぞれ1人ずつとなっています。

(福島放送)

2人部屋とか4人部屋みたいなものがあると思いますがこの方々はどんな部屋にいらっしゃったのか?

(市長)

それはいろいろなパターンです。2人から4人のような状況で住んでおられましたけども、現時点で同じ部屋で複数出ているという例は確認されておりません。

(福島放送)

2人部屋とか4人部屋で住んでいる人も、その部屋の中では1人陽性者が出ているということですね。

(市長)

そうです。現時点でですね。

ただ、まあ、まだ検査していない部分もありますので、もしかするとまたそれは出てくるかもしれないです。

(共同通信)

今の関連で、感染が確認された入所者を共通で介助していた、そういった職員はいらっしゃるのでしょうか?

(市長)

共通でと言いますか、多分、階が違えば共通はしていませんし、6階の二人に関しては可能性はありますけど、そこはまだ確認はとれていません。

ただ、その職員の方も少なくとも、すでに検査はしていますので、ちなみに、我々が最初の職員と非常に濃厚な接触があるなと思った職員に関しては、2回ですかね、実施をしておりまして、そこではまだ陰性の状況なので、その点では別の職員が陽性になっているというのは確認されておりません。

(NHK)

確認で申し訳ないんですけど、入所者が全部で155人いて、そのうち入院中の5人は、これは検査の対象にはなっていない?

(市長)

はい。

(NHK)

はい、わかりました。

(市長)

もう、最近もずっといらっしゃいませんので。

(市長)

直近のですね、市長メッセージ28で市民の皆さまなどに対してですね、お願いしましたように、最近、感染経路不明という感染例が増えてきております。やっぱり、じわじわと増えておりまして、それが、前だったらポツリ、ポツリだったんですけども、継続的に今、陽性が確認されているという状況になっております。

その点では、またクラスターが連続して発生するという事にもなりかねない状況だと、私としては大変今、危機感を持っております。

その点では、改めて市民の皆さまにおかれましては、感染防止の徹底をお願い申し上げたいと思います。とりわけ、これまでお願いしているように、まず今、宮城県・山形県、宮城県の場合、まん延防止措置が本日から適用になりましたが、非常に感染が増えておりますので、そちらとの往来に関しては、不要不急は控えていただくとか、あと今回の自衛隊のクラスターに見えるように、花粉症などと思っていてそれで、症状が軽いという事でかなりの期間が経ってしまうという事例が見受けられます。こういう場合は、たいていは別の方への感染が広がっているという状況になっておりまして、本当にこういった状況が続けば、そこから二次、三次となって、またこういった施設の中に入り込むとクラスターが起きるといったことになりかねませんので、是非、今症状があって変だなと思う方は早めにお医者さんに受診をしていただいて、検査をお願いしていただければと思います。

我々もできる限り、未然防止あるいは早期に抑え込めるように医療機関と連携をして取り組んでまいりたいと思います。

私からは以上です。

(NHK)

今、宮城・山形のお話しが出たので、念のためなのですが、最初に出た職員の方はそういった県外との往来は行動歴にあるのでしょうか?

(市長)

それは無いと聞いております。

 

4.閉会

(広聴広報課長)

よろしいでしょうか。

以上を持ちまして、緊急記者会見を終了させていただきます。

(市長)

ありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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