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更新日:2021年7月13日

令和3年7月13日 新型コロナワクチン供給減に伴う接種スケジュール 他4件

記者会見資料

動画(手話なし)

動画(手話入り)

発言内容

  1.開会
(広聴広報課長)
おはようございます。
定刻となりましたので、ただいまから定例記者会見を始めます。
本日の発表事項5件を一括して市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表
(市長)
皆さんおはようございます。
それでは私の方から5件発表させていただきます。
まず、新型コロナワクチンの供給減が続いているわけですが、それに伴う今後の接種の見通しについて、お話を申し上げます。
まず、皆さんの資料でご覧いただきますと、1番目にワクチンの供給状況というものが出ております。これは最新の7月の前半までの供給状況でありまして、これまでに9万7000人分のワクチンが供給されております。しかし、ご覧いただけばお分かりの通り、これまでの供給に比べるとほぼ半減いたしました。この半減した状況が今後も続くというような見込みとされています。こういった状況が続けばどうなるかということをご説明したいと思います。
7月はもう1回ワクチンが来まして、これまでの状況だとプラス1万人分が来て、7月末までに10万6000人分が来ることになります。ここの福島トヨタクラウンアリーナ専用というのは本市の場合、福島トヨタクラウンクアリーナでのモデルナワクチンによる集団接種を当初予定しておりました。それで国に申し込んだのですけれども、皆さんご承知の通りモデルナワクチンに申し込みが殺到したということで、凍結されたわけです。しかしながら、自治体に関してはファイザーワクチンによる、代替措置というものが講じられまして、1回限りなのですけれども1万5000人分、約3万回分のワクチンが供給されることになっています。これは8月の初めまでに到着する予定です。
先日、河野大臣が8月9月は全国で1万箱程度を供給するというお話をされました。7月の後半と同じ、あるいは1回目と同じペースというか量なのです。そうなると、配分の仕方が特に変わらなければ、8月9月でそれぞれ2万人分しかワクチンは供給されないということになります。
それに対して接種見込みはどうかということであります。全人口に対して、福島市民と福島市の場合は飯舘村民と、避難者の皆さんを全部包含して考えておりますが、これまでの状況で申し上げると、高齢者は対象人数の90%が接種する見込みになっています。高齢者以外は若干接種率が下がると言われておりますので、我々の見込みとして、85%と想定いたしました。そうした想定からすると、高齢者が8万人いて基礎疾患のある方が2万1000人ぐらいいます。それから、施設の従事者、高齢者施設、障害者施設、保育所、幼稚園、学童、さらには小中高校の従事者でこちらの集団接種を今実施しておりますが、合計すると1万2000人くらいになります。これは現在やっているところで、これだけで11万3000人になりますから、まだ実際9万7000人分しか来ていない状況なので、高齢者の一部も8月に残っておりますし、こちらの分もあくまでも一部ということで、ある意味先食いをして、ワクチンの接種を行っているという状況になっています。先食いをしたら高齢者の分がなくなるのかということでは決してなくて、我々として高齢者の皆さんが打つときにはワクチンがあって、予約がキャンセルといった事態にならないように、見込みを立てながらやっている状況です。
今後どう進めていくかということなのですけれども、60~64歳の方が1万1000人ぐらいいて、職域の申し込みが1万6000人くらいありました。当初は福島市民以外の方が10%位入っていても結構ですと申し上げていたのですが、こういうワクチン不足の状況になりますと、さすがに市民以外には打てないという判断をしまして、基本的には市民と飯舘村の方そして避難者の方だけを対象に職域も実施することにしたいと思っております。その関係でだいたい1万4000人くらいに減るという見込みを立てております。こちらの方を今後実施していくわけでありますが、主に職域とか60~64歳の方の一部の人に関しては、福島トヨタクラウンアリーナ専用というのはあくまでもモデルナの代わりに供給されたので、これは福島トヨタクラウンアリーナでしか打てないという制約がついております。その点では一般の医療機関に回してこれを打つということはできないので、あくまでも福島トヨタクラウンアリーナでの集団接種という仕組みで打っていくことになります。そういうことを施設従事者とか60~64歳の方、職域の方をやっていくことになるわけです。それでも足りませんので、今後8月末までに2回供給されます。だいたい半ばと月末に供給されます。9月も同じです。16万1000人位までが供給の目途があるということであります。ただこれを見ると、9月末までに16万1000人全員やれるのかというと、決してそうではありません。今申し上げたように、来るのが月末とか半ばになります。来てから打ちますので、ここに書いてあるように特に月末に近い部分にある人は、9月末までにおおむね1回くらいできる。それぐらいは確実ですけれども、9月末に終われるという話ではないということをご承知おきいただければと思っております。
福島市の場合は、医療従事者は約7000人分が終了しております。福島市のような都市部になりますと、市外の方がワクチンを打つというケースも出てまいります。高齢者の場合だと、すでに700数十名住所地以外での申請があって、よその方が福島市で打つという状況になっておりまして、その人たちにも福島市分のワクチンを打っているという形になります。今後も、基礎疾患の方も周辺の市町村では、医者にかかっていなくて福島市内の医者にかかっている方もいると思いますので、そういう方も基礎疾患分で打つ格好となりまして、ワクチン需要という点では、プラスアルファの部分が乗ってくるのだろうと予想しております。
全体の国の動きなのですけれども、6月末までに1億回分のファイザーを供給しているとおっしゃっています。7月から9月に7000万回分を予定しておりまして、結果として我々は月に2万人分くらいずつが来るという状況になっています。非常に懸念されるのが、10月11月に関しては2000万回分しか供給されないのです。さらに、国全体の動きで言うとモデルナが5000万回分あるわけです。これを全部足すと、2億4000万回分になるので、1億2000万人のワクチンは確保できているという結果になるわけです。しかしながら、今のペースでやると残り、この辺分が全体で7000万回のうちのこれくらいしかないのに、残り2000万回分で、この残り分がだいたい5万8000人分。6万に近いのですけれども、それだけ来るのかととても思えないのですね。本当に先細りの供給計画になっています。ポイントは、モデルナワクチンにあるわけで、モデルナワクチンが2500万人分ぐらい入っているから、全体としてバランスがとれるわけなのですけれども、ただ、モデルナワクチンは大規模事業者の接種にしか使ってないわけです。そういう意味では大都市部に集中しているわけですね。大都市部に集中しているモデルナワクチンの接種回数と、我々地方部のようにモデルナワクチンの接種がほとんどない地域でいうと、こういう田舎の地域は全体的に供給量が少なくなっている状況にあるのだろうと思います。最終的に、モデルナワクチンとファイザーワクチンの調整をしないと、多分9月位からちょっとそれらしきことを昨日、加藤官房長官が言っていたのですけれども、単に人口割で割って一部調整ではなくて、9月10月でかなりの調整をしないと、地方分はとてもじゃないけど回り切らないのだろうと思います。そういったところは我々見通しがつかなくて打ちづらいので、ぜひ国には早くワクチンの見通しを立てて、今のような話で言うと、地方部はどうしても遅くなってしまいますので、ぜひ早期支給をお願いしたいと思います。
このままだと、一応福島市は福島トヨタクラウンアリーナを開設したことで、月に5万2000人ぐらい、あるいはもう少し上ぐらいの人数を打てる能力をつけました。7月初めに、10月終わりまでで完了させたいということを申し上げたのですけれども、今のこの状況だとこの後に5万人の摂取能力があったとしても、とても10月末に接種完了は無理です。国の今の状況では今、10月末というのは諦めて、なんとか11月末までに打ち終わりたいということではありますけれども、ただ今のように、後になってどっさり来ても、摂取能力をいきなり上げることは難しいですし、1回目2回目と時間がかかりますのでワクチンはですね。合計すると、打ち始めて合計6週間はかかるわけです。そのため早期にワクチンの供給をお願いしたいと考えております。こういった全体の見通しがこのような状況の中で今後どうしていくかということなのですけれども、とにかくワクチンの供給が月2回とかコマ切れですし、我々も接種する上で非常に難しいのが、医療機関の接種と集団接種の二つがあるわけですが、医療機関は一定程度の能力をつけています。それを抑えてしまうと、後で困ってしまうわけです。医療機関での接種は一定の水準を保ちながら今後も進めたいと思っていますので、特にNCVふくしまアリーナでの集団接種は少なくして、ワクチン供給に対しては、市が実施している集団接種で調整しながら進めたいと考えています。集団で接種する部分は、なかなかしづらい面がありまして福島トヨタクラウンアリーナの専用分を使い切ってしまった後の職域接種は、細々とやらざるを得ない。こんなふうに今考えております。
その上で今後どうなるかということなのですが、年齢区分ごとのスケジュールは、接種券の発送日、予約開始日、それから接種の見込み、今の表と符合していますけれども、2番の表の通りでありますのでご覧いただければと思います。今後の接種スケジュールですが、65歳以上の高齢者の皆さんには、7月末までには概ね70%の半ばぐらいまでには完了する見込みになっています。まだ予約されていない方も中にはいらっしゃると思いますが、予約されていない方は今日も基礎疾患の方向けの予約を実施しておりますが、そういう基礎疾患の方とか、次の60~64歳の方の予約を開けたときに、それまで優先していた方々は予約できますので、そのときに予約していただければと思います。
それから、先ほど申し上げましたように、若干先食いをしながら接種を進めてまいりますが、8月などに予約が入っている方につきましては、しっかりとその時点でワクチンが確保できる見通しを持って、今ワクチン接種を進めておりますのでご安心いただきたいと思います。
続いて(2)でありますが、基礎疾患のある方、それから高齢者、障害者施設の従事者などでありますが、こちらは本日より第2弾の予約を開始いたしました。約2600人分ですね。今後、ワクチンの状況に応じてだいたい一週間を目途に新しく供給していきたいと思っております。細切れにやるのも、長くやると福島市のシステムは、3週間後にキレイに取ってくれるのではなく、その後に取られる方もいらっしゃるのですね。後で1回目を予約する方が2回目を取れなくなる現象が生じてしまうのです。その点ではできる限り綺麗に予約を取ってもらいたいと思って、小刻みにやらざるを得ないなというのが現状です。これはできる限り多くの方に効率的に打っていただくための手法ですので、ご理解をいただきたいと思っております。
それから基礎疾患のある方は、このように基礎疾患専用の予約の機会を設けますけれども、一方で60~64歳の方の予約が始まりましたら、基礎疾患のある方も高齢者の方もこちらで予約を取ることは可能です。これがなくなったといって慌てないで、またこちらの方でお取りいただければと思います。
一方で、かかりつけ医の予約とか入院されている方、こちらはその医療機関がワクチン接種を実施しているのであれば、そちらの病院で予約を取って接種を進めていただくということにいたしております。
続いて、60~64歳でありますが、こちらの方はある程度、基礎疾患の方も進んでくるという前提に立って、(3)にあるように7月30日から福島トヨタクラウンアリーナで、先ほど言った福島トヨタクラウンアリーナ専用のワクチンを活用して集団接種を始めたいと考えておりまして、7月20日から予約を開始する予定であります。合計すると集団と個別合わせて5000人分ということになります。第2弾も順次2000人分とか、段階的に開放してまいります。
続いて、59歳以下になるのですけども、先ほどの表で見ていただければわかるのですけれど59歳以下の方に関しては本当にごく一部しか接種いただけません。これをどのように打っていくか、それを我々は考えなくてはいけないわけでありますが、何とかこの中で、小中学生・高校生を優先的に始めたいと考えております。もちろん12歳以上18歳までの方でありますが。とういうのも、すでに学校の休校とかクラス閉鎖が感染の拡大に伴って多くなっています。これ以上学校がそういったことになると、子どもたちの学習機会が奪われてしまいます。年度の後半になってしまうと、その後の受験勉強に影響が出るとか様々にありますので、小中高校生に関しては、早めに打ち始めたいと考えておりまして、夏休み期間中に1回目を開始できるように、これから調整を進めたいと考えております。
先ほど言ったように、当初はNCVふくしまアリーナなどで、中高生向けの専用レーンを設けて、接種することも考えましたけれども、全体のワクチンの量の確保として、集団接種での確保が難しくなっていますので、不安な親御さんなどもいらっしゃいますので、個別の医療機関でできる限りかかりつけ医で、12歳から18歳の方は接種をしていただきたいと考えております。
続いて、19歳から59歳に関しましては、今後のワクチンの見通しを踏まえて、調整してまいりたいと考えております。より具体的に表したのがこちらでありますので、後ほどご覧いただければと思います。
最後、職域の接種ですが、申し込みは合計すると46社1万6000人余の方にお申し込みいただきました。しかしながら、先ほど申し上げたようにワクチンが全体として非常に厳しい状況なので、当初の設定とは異なる形で接種を進めたいと考えております。
当初接種者のうち福島市民、これは飯舘村民も避難者の方も含んでの話ですが、その割合が90%以上であるということを申し上げましたが、市外の方については、今回はご遠慮いただいてあくまでも福島市が対象とする市民・村民・避難者に限定をして、職域接種を行ってまいります。どういった順番で打っていくかということですが、当初申し上げた通り、医師や看護師の派遣に協力いただける団体を優先して枠の配分をしてまいります。これらの方が6000人くらいいらっしゃるのですけども、現在その中でも何を優先するかをまた考えなくてはならないわけです。我々行政でも危機管理職員に優先的に打ってまいりましたが、民間でも危機管理に携わる業種の方がいらっしゃいますので、そちらを優先してまずは割り当てをしていくと考えております。
今日持ってくるのを忘れたのですが、先日保健所の方から福島市での感染拡大の構図といいますか、それをメディアの皆さんにもお示ししたかと思います。まずは飲食店。特に接待を伴う飲食店で発生をして、接待を伴う飲食店などの横の連携で飲食店の中で拡大して、それが外に拡大していき、やがては学校とか高齢者施設とかになっていく。そういう構図です。これは昨年の12月もそうでありますし、最近の感染拡大局面もそうであります。飲食を悪者扱いするわけではないですけれども、やはり飲食の場面ではリスクが高くて、そこから拡大しているケースが多いので今後クラスターを防止する、感染拡大を防止するには飲食での感染を抑えるということが重要になってくるかと思います。そのために職域接種の中でも、飲食店の皆さんが集まって要望もされてこられましたので、こちらも今申し上げたお医者さんなどを用意してくれた事業者などと同時並行して、飲食の方に対する接種を開始したいと考えております。当面のスケジュールとしましては、今申し上げた医師などの派遣に協力いただける団体、および飲食業の人たちを集めてきた団体を対象に約6000人。おおむね8月中に第1回が終われる見込みで接種を進めていきたいと考えております。今の予定では7月31日に最初の日をやって、8月2日に第1弾をやって、お盆明けに次のグループに着手していきたいと思っています。おおむね8月中には1回目が終わる、という形で進める方針であります。
ワクチンに関しては以上であります。

続いて、心つながるふくしまの花火ということで、花火大会のお知らせであります。
新型コロナの感染拡大に伴っていろんなイベントが中心になり、オリンピックも無観客となりました。かなり落胆されてがっかりされている方も多いと思います。こういった暗いムードの中で少しでも気持ちを明るく、今後みんなで心を合わせてコロナを乗り切っていきたいということで、福島の花火大会、これまでの形ではなく分散開催という形で、感染リスクを抑えながら花火大会を実施したいと考えております。
今回の花火は、これまでは信夫ヶ丘緑地で松川と阿武隈川の合流地点で、本当に多くの市民の皆さんに参加いただいて打ち上げておりましたが、そうすると1ヶ所に集まってしまうわけです。その点では、今回は分散開催ということで全く同じ時刻に、市内合計10ヶ所で花火を打ち上げます。しかも15分だけ打ち上げます。ということであれば、通常15分であれば仮に接触していても感染するリスクは少ない時間でありますので、そういう形で実施をしてまいります。
実施日は、8月(7月の誤り)31日7時30分から15分程度ということでありまして、会場はこちらの10ヶ所。これまでメインのところが中心部でありますが、それぞれの地区ごとに声掛けをしまして、賛同した地域の花火大会と連携をして、今回同時に打ち上げるということにしております。全体で約2000発ということであります。当然のことながら花火ですので、天候が荒れたり川の水が増水したり、新型コロナが非常に拡大しているという局面においては、開催を中止する場合もあります。
ここでご注意いただきたいのは、あくまでも各会場とも無観客での実施。客席とかは設けませんので、できるだけ自宅や自宅の近くで花火を楽しんでいただきたいと思います。今申し上げたように、打ち上げ場所その周辺には観覧席や駐車場などは設けません。臨時バスの運行、露店の出店も行いません。打ち上げ場所の近くでの椅子とかシートを使用しての観覧および飲食、写真等の撮影はご遠慮いただきたいと思いますし、特に集まるようなところは警備員を配置して、このようなことがないよう我々としては取り仕切っていきたいと考えております。自宅近くで見る場合も、3密を伴う行動はお控えいただきたいと思います。
せめて夏の花火を見て、あるいはその音を聞いて、コロナを乗り越えていく。そういう前向きな気持ちを持っていただければ幸いだなと思っております。

続いてエールクーポンの2次販売です。
エールクーポンの2次販売を8月に実施いたします。7月14日から8月6日に2次募集をいたします。
前回の第1次エールクーポンのときには、2次募集は市内の市民だけではなくて、避難者の皆さんあるいは市外の方にも、通勤通学されている方はいいですよと拡大して実施いたしました。
今回は新型コロナの長期化に伴って、生活が苦しくなっている方、その影響で大変な状況に陥っている方が多くいらっしゃいます。その点では、困窮者支援という観点でエールクーポンの2次募集を進めたいと思っております。若い子育て世帯とか、市内に在住している一人暮らしの学生さん。この方々への生活への影響をできるきる限り軽減、応援するために2次販売を実施いたします。
対象者は、市内在住の世帯合計所得が500万円以下の世帯。市内に居住している一人暮らしの学生さんで、学生さんの場合は住民票が市外でも結構ですということであります。2次販売の予定枚数は5万8000セット。お申し込みは1人につき1セットまでにさせていただきます。5万8000セットとしたのは、全体の引き換え率が80%になるのではないかという想定でこの量を設定しておりますが、最終的に7月31日までに1次販売の引換期限がありますので、これが終了しましたらその枠は確定するということになっています。あくまでもこれは引き換える権利でありまして、5000円でこの当選者の皆さんには買っていただくという形になります。申し込みはご覧の通りであります。

続いて、福島市スマートシティプラン2021を策定したということで、本市のデジタル化を推進するための計画を策定しましたので報告いたします。
スマートシティプランの上位計画として、今年3月に策定いたしました「福島市地域情報化イノベーション計画」計画期間5年の計画があるわけですが、今回これに基づいて、今年度の取り組みを進めるスマートシティプラン2021を策定いたしました。
主なものを申し上げますと、シティプランを大きく三つに分けていまして、一つはICTを活用した市民サービスの向上。
二つ目は、ICTを活用した市民生活を豊かにするまちづくりの推進、これは7施策あります。1つ目は4施策あります。
そして三つ目は、ICTを活用した行政事務の高度化効率化ということで11施策があるわけですが、その主なものを申し上げますと、まず市民サービスの向上という点で申し上げますと、自治体版マイナポイント事業ということでマイナポイントの仕組みを作って、これは全国共通ではなくあくまでも福島市限定のマイナポイントの仕組みを作りまして、成人式に参加される方にその中でも希望者ですけれども、500円分の図書カードをこのマイナポイントで、図書カードの贈呈に変えて500円分のマイナポイントを付与するという事業であります。これは今回、総務省で事業化しておりまして、全国で17団体が取り組むことになっていますが、福島はその一つとして取り組むことになります。それから火災予防分野における各種手続きの電子申請の実証事業ということで、これは消防庁が全国5団体で実施いたしますが、福島市はその一つとして手を挙げまして、全国的に先導的な取り組みを我々としても取り組んでまいります。
続いて、市民生活を豊かにするまちづくりの推進ということでありますが、合計7施策のうち主なものを二つ挙げますと、一つはLINE事業でありまして今もやっております様々な通報システム、あるいは広報配信サービス。これを引き続き運用するほか市のホームページ上のオンライン申請手続きへの案内機能を付加して、オンライン申請の方にスムーズに移行できるようにしてまいります。今道路の陥没とか、問題箇所をLINEで通報できる仕組みを作っているのですが、災害のときには災害報告用のモードに切り替えて我々が気づかないような、例えばここで崩落があったとか、河川のここで漏れているとか、溢水しているとか、気づいた方は当然身の安全確保が最優勢ですけれども、このLINEの仕組みを使って通報していただこうと。そして市の迅速な対応に繋げようということでこのシステムを導入してまいります。
それから3つ目の行政事務の高度化、効率化という点で言いますと、文書管理システムの導入でありまして、電子決裁機能を備えた文書管理システムを導入して行政事務の効率化を図ってまいります。各種システムの実証事業ということで特に音声の文字起こしシステム。これは今までも専門会社にお願いをしてやっていただいたり、職員が文字起こしをしたりして労力がかかっていたのですが、AIなどを活用して文字起こしをすることで、大幅な労力の軽減に繋げていきたいというものであります。またスマートフォンを活用して、路面の調査を走っているうちにチェックして、ここは路面が荒れているのではないかとか、こういった人間の目ではなくてスマートフォンとAIの目で検証できる。そのような取り組みを進めてまいります。さらに情報共有と業務改善ということで、福島市はこれまでもAccessを使って、保健所において感染された方の状況を関係者間で情報共有できるようにしているのですがこういった取り組みを、ICTを活用しながらさらに進めて業務改善に繋げていこう、こういったものであります。
4点目は以上であります。

最後であります。前に発表しました「ふくしまスイーツ・プレミアム」でありますが、この度第2弾認証いたしました。
今回は4商品でありまして、ご覧のフルーツのいとう園さんの「デュオデレーズン」で、これは私もIOCのバッハ会長などにお送りさせていただいたことのある商品でありますけれども、こちらも申請が上がってきて認証されました。「ももふぃ」という紅茶を使った焼き菓子。「ジェム・ルージュ」というお菓子でありまして、これは今販売されていないのですけれど、さくらんぼがなくなってしまったので。認証商品としては登録させていただくということで、これだけさくらんぼをふんだんに使った、よだれが出そうなお菓子であります。それから、「ほそみのリンゴ」ということで、リンゴ菓子ですね。これが今回選ばれております。
これを、これまでと同じように箭内道彦さんをはじめとする4名の方々、専門的な方々に審査いただいて認証されました。今後、8月から11月ぐらいに役所の中でお披露目をするというよりは市内外へのPRイベントとか販促会を実施して、市民の皆さんに商品を一堂に集めて皆さんに見ていただいて、買っていただこうかなと考えております。
それからこの認証事業、通年で募集しております。だいたい3ヶ月ごとぐらいに、我々が審査をするのですけれども、どんどんいつでも受付はしておりますので、商品を開発していただいて申請いただければと考えてございます。
私からは以上であります。

(広聴広報課長)
それでは、ただいま5件の発表事項についての質問をお受けいたします。
質問のある方は挙手をいただきまして、こちらの指名の後、社名、お名前を述べてから、必ずマイクを通して発言をお願いいたします。

(NHK)
ワクチン接種のスケジュールについて、小中高校生は夏休み期間中に1回目ができるように調整ということですけれども、いわゆる一般の接種の場合、接種券が来たら自分で予約を取るという方法をとっていますけれども、子どもたちの場合はどういった形で。
(市長)
そういう形になります。
(NHK)
やはり予約を取るという形ですか。
今の状況では、市が集団接種といいますか当然学校ではやりませんけれども、NCVふくしまアリーナ等でやれるだけの枠の確保は非常に難しくなっております。特に小さい年齢の方ほど、接種に対する不安を親御さんもお持ちですので、ぜひ親御さんと相談の上、かかりつけ医などでやっていただくのが一番望ましいだろうと考えております。ただ、今後ワクチンが増えてくるようであれば、場合によっては集団の機会を設けることもあるかと思いますけれども、基本的には個別でやっていただきたいと考えております。
(NHK)
その上で再度、先ほども市長はおっしゃられておられたのですが、当初の想定よりもワクチンの供給が先細っていると。目標にしていた10月末完了も現実的には難しい。ということについて改めて市長のお気持ちとかお考えを。国のワクチン供給に対する国のやり方というのですかね、そういうことについても。
(市長)
市としては先ほど申し上げた通り、7月末に高齢者完了を目指して接種能力を拡大して、その上で全体としての接種完了を早期に遂げようということで努力してまいりました。ところが、ともすれば急に8月以降来ないという話になって、前にも申し上げましたけれどもそれまではしきりに尻を叩かれて上に登ったと思ったら、はしごを外されたという気分でおります。今回いろいろ分析をしてみますと、モデルナも入れて全体で完了するという構図になっているわけですね。ファイザーだけでやるところは今後先細りになりますし、結果的にファイザーのところはファイザーだけでやるしかないわけです。途中でモデルナをあれだけ無計画に始めて、モデルナでやれる人と、やれない人をちゃんと整理しないでやったのがこの混乱に繋がっているのじゃないかと思います。
全体で1億2000万国民にうまく回すようにするには、モデルナのワクチン接種と調整した上で、ファイザーの配分をしていくことにもなりますので、できる限りこれを早期にやっていただいて、我々も今のこの見通しだと9月以降にまたぐっと増える。あるいは10月ですね。増えると思うのです。増えてさあ11月末に終われと言われても、とてもじゃないけど時間的に間に合わない可能性があると思うのですね。単に国の方は進軍ラッパを吹くだけではなくて、しっかりと見通しを持って、現場でどう接種は動くのかを考えて全体的な計画を立てて供給とか、目標の設定とかをしていただきたいと考えております。

(広聴広報課長)
よろしいでしょうか。
他にございますか。
よろしいでしょうか。
それでは質問がないようでございますので、その他の質問に移らせていただきます。
発表事項以外で皆様のご質問をお受けいたします。

(福島放送)
東京オリンピックについて、福島市のあづま球場での無観客開催が正式に決まりましたけれども、それに対しての市長の受け止めを聞かせてください。
(市長)
福島市にとっては、二度とないであろう五輪競技の地元開催でありまして、市民も観戦ができなくなったというのは大変残念だと思っております。しかしながら、特に首都圏からの来訪というのは感染リスクが高まりますし、県内においても全国でも上位に入る感染状況なので、無観客は致し方ないなと受け止めております。私としては、実は東京でのリバウンドが顕著になって緊急事態宣言が決まった時点で、首都圏からの人流を促す政策は避けるべきだと考えまして、観客を県内あるいは近県までに限定できないかということを県にも打診させていただきました。県の方もそういった方策は探っていたようでありますけれども、ただ様々な理由で特に実務的な理由で限定するというのはなかなか困難で、最終的には北海道で無観客になり、県内でもクラスターが相次いで拡大傾向にあるということから無観客になったと、私としては承知しております。
市民チケットは、予定の364枚に対して3400枚の応募がありました。特に野球は、枠の20倍以上の方から応募をいただいております。生での観戦を楽しみにしていた方にとっては残念な思いをされているのではないかなと推察いたします。しかし、五輪の試合がすぐ近くのあづま球場で実施されるので、それを想像しながらテレビの前でエールを送っていただきたいと思います。
無観客となってもチームの関係者、メディアの皆さんは来場いたします。その点では復興五輪として、直接感謝とか復興の状況を発信する機会はなくなったわけですけれども、西口のエールビジョンなどを活用して、感謝と復興状況を伝えて、特にメディアの方にはそういったものも見ていただきながら、世界に発信していただけるように、私としては時間がなかなかないですけれども工夫していきたいと考えております。
(福島テレビ)
今の質問と関連してなんですけれども、駅の西口におもてなしゲート設置予定だったかと思うのですが、これについては予定通り実施の方向なのでしょうか。
(市長)
これは本当に子どもたちとか、いろんな方に心を込めてやっていただきましたので、外からの観客はいらっしゃらなくてもむしろ市民にも見てほしいし、ぜひそれを見て心を温かくしてほしいなと思います。
(福島テレビ)
いろいろなものが中止になる中で、唯一とも言えるような存在になるかと思うのですが、このゲートにかける思いというか市長の思いを聞かせてください。
(市長)
これはまさに福島の感謝とか、復興への思いを込めて作っていただきましたので、いろいろなイベントが中止になったとしても、皆さんにそれを感じていただきたいと思います。ぜひ発信もしていただけたら、今SNSとかいくらでもありますのでそうしていただけるとありがたいと思います。そして、これを作ってくれた子どもたちとかデザイナー、芸術家の方には感謝を申し上げたいと思います。
(河北新報)
今の五輪の関係で、近隣ですと宮城県は有観客という方針を今のところ決めているところなんですけれども、そこの受け止めというかどのように捉えていらっしゃるか、伺いたいと思います。
(市長)
それは宮城県の判断です。それと五輪の判断です。福島が無観客になったというのは、福島の感染状況を踏まえての話なので、そこはいろいろ事情が違うのだろうと思います。
(河北新報)
あともう一点いいでしょうか。
市長選についてなんですが、先日、選挙日とか告示の日にちが決まったところですけれども、市長は今、前向きに捉えていらっしゃるのか、どのように考えていらっしゃるのか。
(市長)
今はひたすらコロナの問題とかオリンピックの対応とか、課題が山積しておりますので、それに集中しております。
(河北新報)
前向きに、考えてらっしゃるとか。
(市長)
集中しているので、そちらの方は考える暇がありません。

(広聴広報課長)
他にありますか。
よろしいでしょうか。
ないようですので、以上をもちまして、定例記者会見を終了させていただきます。
本日はありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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