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更新日:2021年8月25日

令和3年8月25日臨時記者会見(新型コロナ関連・令和3年9月市議会定例会議提出議案)

記者会見資料

動画(手話なし)

 

 

動画(手話入り)

発言内容

1.開会
(広聴広報課長)
ただいまから臨時記者会見を始めます。
本日の臨時記者会見の発表事項を市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表
(市長)
今日は議案の説明ということでお集まりいただきましたが、急きょ新型コロナ関係の発表も1件させていただきたいと思います。
その前に新型コロナの感染状況を申し上げますと、今日の県の発表では福島市は22人という形になります。これによりまして、人口10万人当たりの1週間の新規感染者数は43.59人ということで、2日連続で40人を超えます。福島市のこれまでの最大値が昨年12月25日の44.9人でしたので、これに次ぐ2番目の数字という形になっております。
そうした中で、県外移動や帰省等に係るものはどうなっているかということを申し上げますと、24日までの陽性者数279人いるわけですけれども、そのうち県外移動・帰省等に係るものは133人ということで、プラス22人という形になりました。
最もこのうち帰省者12人は県外のカウントなので市内居住者には入りませんけれども、ここ2日の間に県外がらみが22人増えているということであります。
県外への移動者は12人増えまして、関連が6人ということであります。中には家族全員で県外に行かれて、全員陽性になられたというケースも見られております。帰省者では1人出ております。いつも以外の人との接触ありではプラス3人ということですので、この時期まではこの県外移動などに関わる感染拡大が大きく見られるかなというふうに受け止めております。
一方で、保健所の相談およびPCR検査の状況は以上のような状況でありまして、現時点で陽性者数というのは3人以降増えてはおりません。
それからクラスターにかかる追加情報ですが、主に市内20例目。気分屋酒場で発生したクラスターでありますけれども、こちらも前回からさらにクラスター本体で3人増えまして、二次感染で4人増えて、合計27人のクラスター関連の陽性者数ということになっております。
一方、自衛隊福島地方協力本部募集案内所の方は8人以降変わりはありません。
明日から福島市もまん延防止等重点措置が適用されるわけでありますけれども、昨日市長メッセージを発出させていただきました。何とか市民の皆さまと力を合わせて、この感染に対する意識を新たに一層強め、感染拡大を防止していきたいというふうに考えております。
一方、ワクチンの関係で発表させていただきます。
ご承知のように、日本産婦人科学会等の3団体は合同で、ワクチンは妊娠初期から妊婦と胎児の双方を守り、接種により重篤な合併症が発生したとの報告もなく、妊娠中のいつの時期でも接種可能との見解を示しております。しかし、先日の千葉県柏市での痛ましい出来事に見られるように、特に妊娠後期で感染した場合は重症化しやすいとされているところであります。このため、本市では重症化しやすい妊婦さんのワクチン接種を促進し、次代を担う子どもたちを守るため、個別接種の医療機関を追加いたします。今までも多くの医療機関に参加していただきましたが、妊婦さんが安心して健診の延長で接種を受けられるところが少なかったものですから、そちらに声がけをして新たに妊婦専用でやっていただくことにいたしました。
また、妊婦とそのパートナー等を対象に集団接種を市として実施してまいります。
また12歳から15歳の個別接種、こちらは現在開いている対象者全体の中で、個別接種の予約を取っていただいているわけですけれども、やはり子ども向けの接種機関が少ないということもあって、なかなか予約が取りづらい状況がありました。
これも妊婦と同じように、個別接種の医療機関を増やしまして、専用の予約枠を設定して予約を取りやすくしていきたいと考えております。
あわせて、楽天グループとの提携関係による職域接種を活用して、未接種のエッセンシャルワーカー等の接種をすすめて、接種全体のスピードを上げていきたいと考えております。
こちらをご覧いただきたいと思いますが、妊娠後期の方の接種に関しましては、まずパートナーも接種できる集団接種の機会を設けました。出産予定日が10月16日から12月31日までの妊婦さんとそのパートナーに関して、この集団接種をいたします。合計すると定員は300組、妊婦さんとパートナーさん、もしくは妊婦さんのみの申し込みでも結構です。実施日は1回目が9月12日と2回目が10月9日が300人分、これが妊婦。パートナーの方は一緒に接種をしてしまうと、2人とも副反応でつらい状況になると助け合えないということにもなりますので、日を変えて接種いたします。パートナーの1回目が9月28日、2回目が10月19日、それぞれ300人という形になります。場所はNCVふくしまアリーナで、市のホームページからいわゆるワクチン専用の予約ではなくて、オンライン申請の方で受付をいたします。8月29日午前9時から受付をして、先着順でいっぱいになり次第終了という形にさせていただきます。
それから妊娠中期および初期の方、里帰りの方に関しましては、我々としてもパートナーと共に接種をしてあげたいんですけれども、いかんせんワクチンの確保に苦労しております。当面こちらの方は妊婦さんのみを対象にさせていただきます。パートナーの方は公開予約などで接種機会をできる限り確保いただければと思います。こちらも人数が限られていますので、今後枠を確保できるよう、ワクチン確保に努めてまいりますが、公開予約等で接種機会が確保できた場合はそちらで接種を受けていただければと思います。こちらは出産予定日が1月1日から3月31日までの妊婦さん。出産のために福島市内に里帰りされている妊婦さんということで、合計412人の枠を設けさせていただきました。実施日はご覧の通りであります。こちらも市のホームページからオンライン申請で9月5日から予約を開始いたしますので、こちらで申請をしていただきたいと思います。
なお、接種希望の妊婦さんの方には必ずかかりつけ医に接種の可否を事前にご確認いただきたいと思います。
また、医療機関での個別接種など予約を済まされている方は、こちらの方はご遠慮いただいて、今とっている予約に基づいて接種をしていただければと思います。2回目だけの接種を申請することはできませんのでご了承いただきたいと思います。
そして、産科婦人科医療機関の接種医療機関の追加でありますが、明治病院および本田クリニック産婦人科、こちらは今、市の個別接種には参加されておりませんけれども、今回参加していただいて、通院されている妊婦の方を対象としてワクチン接種をしていただくことになりました。こちらの方は、それぞれの医療機関にご相談いただきたいと思います。市の方でもこちらの方で接種する場合には、なんとかワクチンを確保して接種していただけるようにしてまいります。
それから12歳から15歳の個別接種の専用予約でありますが、確保可能なワクチンに限りがあるわけでありますけれども、専用予約枠を開設して、そして受付できるようにいたしました。今後枠を追加できるよう、こちらもワクチン確保に努めてまいりますが、公開予約などで接種機会を確保できた場合には、そちらで接種を受けていただきたいと思います。接種会場は個別接種で6つの医療機関で、こちらは市のオンライン予約に入れば、(医療機関名が)出てまいりますので、そちらでご覧いただければと思います。当面460人分を確保しております。予約受付は8月27日金曜日午後5時からでありまして、こちらはここに書いてありますけれども、ログイン後に会場から選択を選ぶと、12歳から15歳のタブを特設しました。そちらから6つの医療機関の方に入って、他の年代の方に邪魔されないでこちらは利用可能ですので、数に限りはありますけれども、これまでよりは予約を取りやすくなったかなと思います。我々もこういった枠をできる限り追加できるように努力してまいります。
最後、楽天グループとの合同職域接種の枠組みにおける集団接種ということでありますが、福島市は楽天グループのふるさと納税の枠組みを活用しております。その関係から、本市のエッセンシャルワーカーと市職員が同グループの実施主体となる合同職域接種の対象ということになりまして、これに参加することにいたします。ご覧のように合同職域接種は、楽天グループが地域合同接種を想定のもと計画して実施するものであります。この枠組みにおいて、早期接種が求められる消防団、清掃事業従事者、こういったエッセンシャルワーカーと、市の職員でも業務継続が求められる部署の職員を中心として、災害対応とか窓口業務ですね。これらで接種をおこなって、市に供給されるワクチン以外のところで、できる限りワクチンを打つことで、市民に提供できるワクチンの枠を増やしてスピードを上げていきたいと考えております。
なお、私も驚いたんですけれども、先日、西日本を中心に大雨がありました。長崎市の方では、市長の方から情報共有ということでお知らせいただいたんですけれども。災害対応業務の最中に職員のクラスターが発生して、一時その機能が停止しているような状況になったと聞いております。本市では、全体の機能が麻痺するような災害対応中枢職員に関しては、既に市とかあるいは県、国の関係機関の職員を接種しておりましたけれども、中枢だけではなくて、現場で働く職員、こういったものも想定して、市に供給されるワクチンとは別のフレームでできる限りやっていきたいと思っております。人数は今調整中でありまして、実施期間は8月30日からを予定しておりまして、これは仙台市に行かなければなりません。我々は今、県境をまたぐ移動をお控えいただくよう言っておりますので、これは市の方で消防団とか清掃事業従者の人は市がバスを用意して、いわゆるオリンピックと同じバブル方式で会場に行って帰ってくると。
市の職員の方は、こうやって皆さんにお待ちいただいている中で、ちょっと感情的にどうかという面があるかもしれませんが、先ほど申し上げたような長崎市の事例もありますし、結果とすれば市民の接種を進めることになりますので、職員の共助会の経費でバスを借り上げて行くという形をとっていきたいと考えております。
コロナ関係は以上であります。

続いて、本題の9月定例会議への提出議案について申し上げます。
今回の提出議案は予算関係が3件、決算4件、条例8件など合計29件という形になります。
まず条例関係で、主なものを申し上げたいと思いますが、ちょっと変わったのでは9番の議案です。条例を左横書きに改める条例制定の件ということで、通常条例とか法律というのは、だいたい縦書きなんですけれども、すると我々普通の事務からすると、一旦横書きにしてあるものを縦書きにして数字もいろいろ変えたり、実はそれだけでも手間どるわけです。だいたいそういうときにミスが起きたりするんですね。今後さらに事務の効率化が図られるんではないかと思っております。
それから11番、12番、これは復興関係でありまして、大震災の復興特別区域法の一部改正に伴いまして、本市は復興産業集積区域の制度の対象から外れました。
この条例は対象から外れたことで廃止をする一方で、やむを得ない事情に基づくものに関しては、経過措置を設けるといった内容であります。
一方で、風評被害に対応するために課税免除を講ずるための新たな措置が設けられることになりました。その条例を設けるものであります。特定風評被害というものが、農林水産業および観光業の経営に及ぼす影響に対処するために、指定を受けて特定事業活動を行う事業者に対して課税を免除するというものでありまして、そういった事業者の利用する機械・建物・土地等に関して、5年間の課税免除の措置を行うということであります。
それから14番でありますが、東湯野小学校、立子山中学校の統廃合のために所要の改正を行うというものであります。
それから17番は、瀬上小学校の屋内運動場の改築工事、18番は三河台学習センター建築工事の本体工事についての請負契約を締結する案件でありまして、こういったものによって、学校の方の体育館の改修、老朽化していた三河台学習センターの新築ということが進むことになります。
そして道の駅に関しては、本体工事、それから電気設備それぞれ工事期限を変更いたします。新型コロナの感染拡大の影響で、工事進捗が滞ったことによって延長するというものでありますが、来年春のオープンというものには特段影響はありません。予定通り来年春開業してまいります。
主な案件(条例関係)は以上であります。

続けて予算関係でありますが、一般会計、今回は33億1300万円余の補正を行います。
まず1つは、この春の福島県沖地震の関係であります。28億1000万円余を計上しております。内容は災害等廃棄物の処理費でありまして、これまで地震によって損壊した家屋の解体撤去あるいは廃棄物処分ですね。これは市の方で行うということで予算を計上しておりましたが、その後の申請などから非常に増えまして、当初の予算では家屋それぞれ50棟を見込んでいたんですが、今回これを680棟の解体。それから廃棄物処分の方は500棟分を見込みまして、今回増額補正を行うものであります。増額補正は28億円という形になります。
それから、鉄道バス等の公共交通施設の復旧等に関する補正として1100万円余を計上しております。これは阿武隈急行の方で、ご覧のような被害が出て復旧工事を実施しております。全体で9000万円ぐらいかかるということで、これに対して沿線自治体の協調によって復旧の支援を行うわけですが、福島市分として1100万円余を実施いたします。
それから社会福祉施設の復旧でありますが、これまで当初380万円ほどを予定していたんですが、2施設のうち1施設で復旧費が今回700万円増額となりまして、700万円余の計上をいたします。
それから新型コロナウイルス感染症対策の関係であります。1つは、地域公共交通支援事業で、阿武隈急行と福島交通に対して運行費の補助をいたします。この2路線に関しましては、3密回避のためにお客さまが少なくなっても平常通りのダイヤで運行を維持していただいております。その分、赤字が増えるという形になっておりますので、その運行経費の一部を沿線自治体と協調して補助するというものであります。阿武隈急行には総額3億円のうち福島市は3700万円余、福島交通飯坂線に関しては、県と市で2分の1ずつ補助して、合計1400万円のうち、700万円を市が補助いたします。
その他、1つは通学路の緊急安全対策事業であります。これは千葉県八街市の小学校通学路で、本当に痛ましい事故が発生いたしました。市としても、それを踏まえて早急に対策を検討しているわけでありますが、その中でも市内の学校への聞き取り調査をもとに、特に危険性があるという箇所につきましては、緊急に先行して工事を実施して児童が安全に通学できる環境づくりを推進してまいります。
また、国の方からこういった点検をしろと指示がくるわけでありますが、これを踏まえた学校や警察と連携した合同点検は別途9月に実施をして、補正に続く安全対策を検討してまいります。
今回は、幹線道路の抜け道になっているような道路ですね。どうしても車がスピードを出して走るケースが多くありまして、こういったところの4カ所で防止をするような形になります。交差点や路肩のカラー舗装化などをやって注意を喚起すると、このような取り組みを進めてまいります。
それから農村地域の防災事業で、防災重点農業用ため池のうち、令和2年度の点検によって堤体改修が必要だとされた高谷沼の調査・設計を実施いたします。これは市が調査・設計をやるんですが、調査・設計後は県事業で改修工事を実施する、このような仕組みになっております。
それから高齢者福祉施設の整備費補助で、これは1法人2施設に対して非常用発電機の整備に対して補助をするというもので1500万円余であります。
それから、農業関係でありますが、認定農業者の後継者に対して、営農の省力化のための機器導入、販路開拓支援、新商品開発など、経営発展に向けた取り組みを支援するということで800万円を計上いたします。個々人には、それぞれ補助上限100万円という形になっております。
私からは以上であります。

(広聴広報課長)
それではただいまの追加案件も含めまして発表事項につきまして質疑応答を行います。
質問のある方は挙手をいただきまして、こちらの指名の後、マイクのスイッチを押して、社名・お名前を述べてからご発言をお願いいたします。

(朝日新聞)
最初のワクチンの関係でお尋ねいたします。
妊娠初期の方、里帰りの方の対象者が受けられるということですが、住民票がない場合はどうなるんですか。
(市長)
ない場合。
(朝日新聞)
つまり福島市ではなくて別のところに住民票がある。
(市長)
それは里帰りの方ですよね。これは同じようにオンライン申請していただきます。
いわゆる普通の福島市のログインを必要とするものではないのでそれは可能です。
そのとき住所などを入れていただいて。
(朝日新聞)
接種券がなくても大丈夫なのか。
(市長)
接種券は必要です。それは持ってきてください。
それぞれ自治体で交付されていると思いますので。
(朝日新聞)
子どもさんたちの接種の場合、接種のとき学校は欠席扱いになるんですか。
(保健所副所長)
学校は公休扱いになると聞いております。

(広聴広報課長)
他ございますか。よろしいでしょうか。
それではないようですので、本日の臨時記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。

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政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

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