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更新日:2021年8月10日

令和3年8月10日 新型コロナワクチン 接種の進捗と今後のスケジュール 他3件

記者会見資料

動画(手話なし)

動画(手話入り)

発言内容

1.開会
(広聴広報課長)
ただいまから定例記者会見を始めます。
本日の発表事項4件を一括して市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表
(市長)
おはようございます。
それでは私から4件について発表させていただきます。
まずはワクチン接種の進捗と今後のスケジュールについてであります。まずワクチン接種に関してですが、供給不足など問題がありましたけれども、高齢者に関しては7月末完了ということを目標に接種を進めてまいりました。
7月末の数字をまとめたところ、1回目の接種が終わった高齢者が7万3423人、2回目終わった方が6万621人。高齢者全体で福島市・飯舘村・避難者の方、これらの方に我々は接種券をお送りしました。その全部が8万5219人でありますが、それに対する比率は1回目が86.2%、2回完了が71.1%ということになりました。
福島市では7月に福島トヨタクラウンアリーナを開設して接種体制の強化をするなど、高齢者の皆さんが、我々が目標としていたのは9割というラインでした。9割の方が2回接種終われるようにという体制は整えておりまして、高齢者の皆さんには何度も予約が8月に入っている方には前倒しをしてください、などの呼びかけを行いましたし、一人一人にハガキをお出しするなどして呼びかけてまいりました。実は今日も予約なしの接種をやっているのですが、7月の初めにも予約なしの接種を行うなど前倒しに努めてまいったわけであります。
しかし、前にもお話しした通り、高齢者の中にはどうしてもこの先生に打ってほしいんだという方、あるいは桃のシーズンですので、桃の収穫をしている間はとてもワクチンを打ちに行けないとか、こういう事情がありますし、中には一旦8月に予約をしてしまうと予約の変更が面倒くさいという方もいらっしゃるかと思います。
そうしたことで、7月の我々が高齢者向けで考えていた予約枠にも空きが出ておりました。このような数字にはなっておりますけれども、2回接種が7割完了している。空きも出ているような状況からすれば、希望された高齢者の皆さんには概ねこの7月末までに完了できたものと受け止めております。
今申しあげたように9割接種できるようにという体制を整えておりました。その9割だと8万人になるのですが、8万人での比較で言うと91.8%、75.8%ということになります。高齢者がこのような形で概ね終了して、現在は残っている方を進めているわけですが、それ以外にも基礎疾患のある方、60歳~64歳の方、16歳~18歳の方に関してはすでに接種を開始しております。今開始している方々の予約状況を申し上げますと、基礎疾患のある方、対象者数が全部で2万2000人くらいいらっしゃいますが、そのうち1万7000人余りは予約いただいている状況です。だいたい8割近くが予約されているということです。
基礎疾患の方は障害者手帳を持つ方以外は申告で、基礎疾患ということを市としてジャンルに整理をさせていただいて、接種券をお配りし優先的に予約していただきました。この状況は、おそらく基礎疾患のある方でも通所系の事業所に通われている障がいのある方、この方々は集団でも個別の医療機関でも接種しづらいんだという声をいただいております。例えば、精神科に入院をされている方ですね。こういう方は病院でやっていただく形になりますが、その方々は予約には反映されていないと考えております。そうすると8割という数字ですけれども、基礎疾患のある方にはだいたい予約をしていただいているのかと考えております。今申し上げた障がい者の通所施設などに通われている方、特に自閉症を持っておられる方は、慣れない環境のもとに行くといろいろな面で混乱されてしまいます。慣れた環境の中でやる必要があります。今いろいろと相談をしておりまして、できれば個別の施設ごとにやると我々もワクチンの管理やその後の事後観察が大変になるわけですが、専門家の皆さんや医療関係者・施設関係者と相談しておりますが、9月初めぐらいに通所されている障がい者の皆さんのための日をNCVふくしまアリーナなどで設けて、普段顔を合わせる人たちと一緒に接種をするということにすると混乱もなくできるのではないかと調整を進めております。そういう形で行えば、障がいのある方の接種もどんどん進んでいくのだろうと考えています。
それから60歳~64歳、16歳~18歳の方。今日も2350人の枠を空けました。今どんどんと入ってきている状況だと聞いております。こちらの方は今後もワクチンの供給状況に応じて予約枠を広げて予約をしていただきたいと考えています。
そして今後はこれ以外の方の予約をどう進めていくかが課題になるわけであります。
特に19歳~59歳の方、この方たちをどうするのか。大方の自治体は50代後半から、年齢の高い順に徐々に打っていくことにしていると受け止めておりますが、福島市では昨今の爆発的な感染状況を早期に抑制するためには、感染者が多く発生する確率の高い年齢層から接種を進めるのが効果的であると判断いたしまして、若い世代から接種を開始したいと考えております。
19歳~29歳の方に関しては13日から予約を開始して、月末から接種が早い方であれば開始できるよう考えております。
皆さんのところにお配りした資料の2ページ目になるのですが、今後の年代別接種の進め方というところですね。これまでは重症化予防、クラスター防止を重視いたしまして、高齢者や基礎疾患のある方、医療・高齢者施設等の従事者などを優先してワクチン接種を進めてまいりました。その効果もあって、施設等でのクラスターはほぼなくなりましたし、高齢者の感染者、死亡される方も大幅に減少しております。しかし、デルタ株への置き換わりから感染者数は全国的に過去最多の状況にありまして、今後はいかに感染者数を抑えるかというところにより重点を置いて進めていく。これは最終的に重症者を抑制する観点からも重要であると考えております。
今回、年代別のそれぞれの人口に対する感染者数というものを整理してみました。一般には年代別感染者数という生の数字をご覧になっているかと思うのですが、その場合でも福島県でも福島市でも20代が一番多いわけですけれども、その他の年代とは2倍の差がある程度です。ところが、それぞれの人口に対する感染者数として見てみると、8月7日までの福島市での全感染者数で見ると、1000人当たりの陽性者数というのは、20代は8人を超えております。それに対して、その他の世代は半分くらいで、高齢の世代にともなって少なくなっていく、あるいは若いと少なくなる。同じ傾向が福島県でも見られるわけです。
ワクチン接種が進んで、さらにデルタ株、その前のアルファ株、こういった変異株が入ってきた後はどうかというと、6月1日からの数も調べてみました。この傾向からさらにはっきりしてきました。より差が拡大してきている状況であります。ちなみに福島市であれば、70代以上の方はほとんど表に出なくなっております。前は1000人あたり1.77。期間の違いもありますけれども、それが0.04という形ですごく少なくなっている。同じことが県全体でも言えます。それに対して、私も悩んだのは、今後50代から始めるか20代から始めるかというところで悩んだのですが、50代と20代で言うと、50代が3.23に対して、20代は8.07、2倍ちょっとの差なのですけれども。最近で言うと、これが3倍くらいに拡大しているんです。50代と20代では。同じことが県でも言えまして、県の方が、ピラミッド形が綺麗に出ているような状況でありまして、20代を頂点として高齢になるに従って感染者数が少なくなっているということであります。
さらに、これまでの感染拡大の局面を見ていると、たいていはまず飲食店を中心としたクラスターから始まります。その場合の感染者はほとんど若い方々です。そこから広がって最近の子どもたちなどにも広がるように、家庭・事業所・学校、そういった施設関係、全世代に広がるというのがこれまでのパターンです。
今回、市民の皆さんに様々な自粛などをしていただいて感染を抑えたとしても、大元の飲食店と若年層での感染を抑えないと、結局また飲食店を中心とした若年層のクラスターが出て、そこから広がるというパターンの繰り返しになるだろうと考えております。
福島市ではすでに飲食店に関しては職域接種で従事者に対するワクチン接種を始めました。今後は、この繰り返しを避けるためにも20代から接種をするのが効果的だろう。実際、単純に考えれば、同じ数を人口1000人に打ったとしても、20代と50代では3倍の効果が違ってくるわけであります。そういった理由でこのような判断をいたしております。
20代から30代、40代、50代へと進めてまいります。次は50代だと心待ちしていた方々には大変申し訳ありませんけれども、全体としての感染拡大を早期に抑止をして、少しでも早く日常を取り戻していくためには、この方策が私としては良いと判断をいたしまして、このようにして参りますので何卒ご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。
ただ20代に関していえば、全国的にも言われていますが、高齢の皆様に比べると接種率が低くなると言われております。接種するまでの判断の時間がかかるわけです。早めにやっていただいた方が、最終的に20代でもやる人が多くなるだろうし、20代でやっていれば割と早く次の年代に移れますので、私としてはおおよそ予約が進んできたなと思ったら、次の年代に移って次々と年代を広げていきたいと考えております。こういう状況ですので、まだ対象となっていない年代の方は、ご自分の順番までお待ちいただきますようお願い申し上げたいと思います。なお、50代の方などは基礎疾患で申告されている方が多数いらっしゃいます。リスクのある方は基礎疾患の方で早くワクチン接種が進んでおりますので、重症化予防の点からも全体としていかに抑えるかというところが、今ワクチン接種を進める上でのポイントとなってきていると考えております。
また、事業所連携型の集団接種も再開いたしますので、こちらで申し込まれている事業所に属する方は事業所連携型の集団接種、職域接種の方をご利用いただければと思っております。
それから12歳から15歳でありますが、感染した場合に休校とか授業時間などが失われる。さらには集団で生活しておりますので、家庭や学校での感染拡大の起点となることから、12歳から15歳の接種を開始してまいります。なお、こちらの方は健康面での判断など課題がありますので、この年齢層は、集団接種は行わずに個別接種で対応してまいります。接種券は8月10日、本日発送いたしまして予約開始日は8月21日より開始をして8月末ごろには接種開始できるようにしてまいります。なお、※印の二つ目にありますが、12歳の方は満12歳にならないと打てません。誕生日が7月31日までの方は本日発送いたしますが、以降の方に関しては誕生日に属する月の接種券を発送してまいります。
ワクチンに関しては以上であります。

続いて、ペット同伴避難所であります。
本市で初めてペットと飼い主が同室などで安心して避難いただけるようペット同伴避難所を開設いたします。
これは9月1日からということで、場所は福島市勤労青少年ホーム体育館、これは「ふくしん夢の音楽堂」と一体の建物になっているところでありますが、こちらで開設をいたします。なお、こちらの避難所は別途体育館以外にも、人だけが避難できる施設もありますし、さらに古関裕而記念館の駐車場、昨年購入いたしましたけれども、こちらは車中避難にも対応できますので、様々な面で対応できるということで、勤労青少年ホームの体育館に設置をいたします。
開設はレベル3高齢者等避難を発令した時点でこちらを開設いたしまして、テントの中にペットと避難者が一緒に入っていただける、このような仕組みにしておりますし、犬や猫に関してはケージに入れて避難いただく形となります。定員は24組ですね。テント一張に1人、ペットは複数可能ということであります。
8月下旬に運用開始に向けました避難訓練を実施いたします。ペットと人の避難に関するワークショップも開催して、ペット避難がうまく進むように進めてまいりたいと思います。皆さんも十分に前知識はないんじゃないかと思うのですが、ペット避難はペット同行避難と同伴避難という二つの言葉があります。環境省の定義によると、同行避難とは一緒に避難所に行くこと。管理者が飼育できるような状態になっていないのは同行避難だそうです。例えば避難所に一緒に行くけれども、外でつないでおくだけというのは同行避難になるのだと思います。それに対して、同伴避難っていうのは、必ずしも一緒に避難することまでは言っていないそうですけれども、管理者が飼育できる環境にあるもの。飼育管理できる状態になっているものを同伴避難というふうに言っているそうでありますが、福島市の場合はその広義の同伴避難ではなくて、一緒に避難もできる、同じ部屋にいることも可能、同室避難も可能にしておりますので同伴避難の中でも一番ペットと一緒という感覚の強い避難であります。
台風19号の際にはこの同行避難も福島市ではできておりませんでしたけれども、その反省も込めまして令和2年の福島県沖地震のときには、指定避難所にペットと同行可能な避難場所を39ヶ所設置いたしました。いわゆる同行避難です。その際には、ペットと一緒に避難された方はいらっしゃいませんでした。
今回同伴避難所を作るにあたって、こういったものを全て市でやるのは正直荷が重いです。大変です。そのために獣医師会とか動物愛護のボランティア団体とか、そういったところと連携をして、あり方を探ってきましたし、今後の運営に当たっても、ボランティア団体などの協力もいただきながら、いわゆる市民参加型の同伴避難の運営をしてまいりたいと考えております。
なお、今現在、中核市と政令市で同伴避難を可能としているのは久留米市だけと聞いております。全国的にもこの同伴避難というのは非常に珍しい取り組みであろうと考えております。さらに民間団体と一緒に、協力し合ってやるというのは、今後のモデルケースにもなり得るのではないかと考えております。
イメージですが、これが場所、ふくしん夢の音楽堂の西側と言ったらいいのでしょうか。こちらに青少年ホームの体育館があります。同伴避難所現地視察の様子ということで、このような感じでやるという状況であります。
同伴避難に関しては以上であります。

続いて、パラリンピック聖火採火式に向け種火起こしを実施するということであります。
パラリンピックの聖火の一つのステップでありまして、福島市としては参加者が協力して、多様性のある共生社会、多文化共生への願いを込めて採火式を実施いたします。ときは8月13日午前10時からということで、「まちなか広場」で実施いたします。参加者は12名でありまして、パラリンピアンの増子さん。バリアフリーツアーセンターの佐藤由香利さん、遠藤福島学院大学教授、福島市とホストタウンのスイス人であります佐藤ローザマリーさん。在住ベトナム人のブイ・バン・ホックさん、オリンピックパラリンピック教育推進校の佐原小学校の2人、運動導入教室の参加者、小学生4人。私の合計12人で実施いたします。
種火起こしは皆様の資料にあるように、縄文時代のマイギリ式という方式で参加者を3グループに分けまして、種火起こしをして、この火を一つに集約して「福島市の火」としてランタンへ採火するということにしております。
この採火式をそれぞれの市町村でやったら、8月12日~14日の間に、県内3つの方部で採火式が行われます。中通りに関しては、中通りの火として、13日の同じ日に四季の里で、中通りの火を全部集める式が行われる予定であります。そしてこの三つのまとめた火を、最終的に8月15日に郡山の開成山公園で「福島県の火」としてまとめて、出立式を行う予定と聞いております。これらをさらに全国でまとめて、都内で集火式を行って、一つの聖火に集めて聖火リレーセレブレーション、そしてパラリンピック開会式へ移ると聞いております。福島市においては、感染拡大防止の観点から無観客において、「まちなか広場」で実施をして、十分感染対策を取りながら、この採火式を行ってまいりたいと考えております。

それから4点目になります。
スイスパラバドミントン代表の事前合宿を行うということであります。
福島市はスイスと共生社会ホストタウンを結んでおりまして、今回共生社会ホストタウンの交流の一環として、スイスパラバドミントンの代表チームが来福して事前合宿を行うということになっております。
パラバドミントンはこの東京大会から正式種目となっておりまして、今回選手としては2名参加される予定であります。合宿の日時は8月24日から8月28日まででありまして、参加される選手カリン ズータ・エラス選手、それからシンシア マテス選手。出場するクラスの中では、ヨーロッパの優勝経験があったり、世界ランキングでも上位に位置される選手でありまして、大変上位入賞が期待される選手であります。その他にチームスタッフ2名が来福する予定であります。
スケジュールは御覧の通りでありまして、実際の練習は25日26日27日、3日間練習をする予定であります。練習公開の可否など合宿についての詳細は追ってプレスリリースをさせていただきます。
このパラバドミントンは、いろいろランクがあるようでありまして。WH1は両足と上半身にも障がいがある。ある意味では一番重い障がいのクラスだろうと思います。WH2とは片足に障がいがある。こちらは車いすでやる競技となりますが、その他に立位でやる競技が4ランクありまして、このように分かれているようであります。今回来られるお二人はWH1、一番重い障がいのクラスの選手であります。ルールはこちらにありますので、後ほどご覧いただければと思います。
今回の2人の選手ですが、まずカリン ズーター・エラス選手。2004年のテニスでは女子ダブルスの銅メダリストになっております。また、パラバドミントンのWH1では世界ランキング現在4位でありまして、非常にメダルに近い選手だと受け止めております。シンシア マテス選手と組むダブルスは世界ランキング6位ということであります。一方、シンシア マテス選手は、同じクラスのシングルスランキングは13位でありまして、それぞれこのクラスの強豪選手と伺っております。
本日報道されておりますが、県内の猪苗代町でパラ合宿の陽性者も確認されておりますので、今後十分感染防止対策に注意をして、当然この方々に関しては、選手などに関しては抗原定量検査をしまして陰性確認を行います。そしてバブル方式によって一般の方との接触回避を行って、感染対策を徹底して受け入れてまいりたいと考えております。
私からは以上であります。

(広聴広報課長)
それではただいま4件の発表事項についての質問をお受けいたします。
質問のある方は挙手いただきまして、こちらからの指名の後、社名・名前を述べてから、必ずマイクを通してご発言をお願いいたします。それではどうぞ。

(福島テレビ)
ペット同伴避難所についてお伺いします。
全国的にも珍しく福島市内でも初ということなんですが、これまでペットがいることで避難をためらっている事例が報告されていたり、開設に至る経緯で何か情報等があれば教えてください。
(市長)
やはり台風19号の際にペットがいたので避難ができなかったとか、避難はしたのだけれども、車でしか避難ができなかったという声をいくつかお聞きいたしました。やはりペットは大事な家族の一員になっているという実態を考えますと、ペットとの避難というのは考えなくてはいけないということで、私はその直後から避難開設に向けた取り組みを担当課には指示をして取り組みを進めてまいりました。
最初のステップが同行避難でありまして、指定避難所のところにはケージなどを体育館の外とかに置いて、人は体育館の中に避難していただくという取り組みもこれまでしております。残念ながら利用者はいなかったんですけれども。
これは今年の5月の防災訓練のときにも、そういったことは実施して、市民の皆さんにも少しずつ知れ渡ってきたかなと思っております。
こういった方針は、私は昨年度からいろいろな面で切り替えた、ふるさと納税の中で、動物との共生というのも項目の一つに掲げて、動物との共生の重要な施策の一つとして、ペットとの避難を充実させていきますということを、ある意味宣言しておりました。これに賛同して、かなりのご寄付もいただいているのですけれども、こういった流れの中で、今回関係団体のご協力もいただきながら、なんとかここまでこぎつけたというものであります。やはりこれをやるには、役所だけでは非常に困難で、ペットの扱いに慣れた専門家、そういった方々の協力をいただきながら取り組みを進めるのが妥当であると考えております。
(福島テレビ)
併せてワクチンについてお伺いしたいんですけれども。
若者からということで感染リスクが高い人からということだったんですが、昨日の会見でも発表でもありましたが、ワクチン接種後の感染が確認されているケースもあるということで、感染傾向が変わりつつある現状を市長としてどのように受けとめているか、考えを教えてください。
(市長)
今ものすごい爆発的な感染になっているわけです。幸い、福島県の県北の医療状況でいうと、入院率は高くなっているのですが、重症の病床はそれほど高くなっていないんですね。これは高齢者の感染が抑制されているからだと思いますけれども、ただ全国的に言えば重症病床もなくなってきているというのが現実なわけです。感染が多ければそれだけ重症の病床が増えるのは当然であります。
ワクチンをすれば重症化は避けられますけれども、一番最優先なのは感染を早期に抑止することだと思います。これは感染者だけではなくて、経済活動も停滞していますけれども、それもある程度動かしていくためにも、今は一番感染数を抑制していくことが重要な課題だと思っています。その場合にどうしたらいいかというと、これだけ感染者数に差があるので、そのリスクが高いところから打っていくのが効果的だろうと考えています。
ただ、やはり打ったから自分はもういいんだといって行動が開放的になってしまうと効果が十分に表れてこないので、今も一部の方、職域接種などでは2回打っても注意してくださいという紙を渡して注意しております。
今後こういった取り組みをしっかり周知して、早く打った方も、その後もしっかり感染予防をしてもらうよう働きかけていきたいと考えております。
(毎日新聞)
先ほどの質問に関連してなんですけれども、ペット避難所で同行避難所では駄目だったのか、同伴避難所を作る理由、そこにこだわる理由を教えてください。
(市長)
それはやはり望ましいということですよね。必ずしも同行避難でも十分な動物の飼育環境が整えられるわけではありませんし、普段から家で一緒にペットと暮らしているという方も多いですから、その点ではできる限り災害時とはいえ、日常と変わらぬ状況をつくるのが、これからのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)ではないですが、避難のあり方ではないかと思えます。現実に避難所も、かつてのむしろを引いてそこでべったり座っていただくパターンから、段ボールベッドとか空気ベッドなどを用意して寝やすくするとか、どんどんと変わってきております。やはり避難所の運営も進化していかなくてはいけないというふうに考えております。
(毎日新聞)
中核市以上では久留米市だけということでしたけれどもどのような確認の仕方をされたのか教えてください。
(危機管理室)
まず、久留米市の方ですが、Webで情報を得まして久留米市に連絡をして同伴避難の状況を調べました。他の自治体は聞き取りとホームページで全部確認をして他のところは同行避難が多いですね。同伴避難は一部、ただ同室というのはありませんでした。以上です。
(毎日新聞)
中核市にはすべて直接聞き取りされているということですか。
(危機管理室)
聞き取りしているところとホームページ上で確認したところもございます。
(市長)
ホームページには表れていないところもあるので、必ずしも正確ではないかもしれません。

(広聴広報課長)
よろしいでしょうか。
それでは発表事項に質問がないようですので、その他に移らせていただきます。
発表事項以外で皆様の質問をお受けいたします。それではどうぞ。

よろしいでしょうか。
それでは、ございませんので、以上をもちまして本日の定例記者会見を終了させていただきます。
本日はありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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