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更新日:2021年7月25日

令和3年7月25日緊急記者会見(新型コロナ 16例目のクラスター)

記者会見資料

動画(手話入り)

発言内容

令和3年7月25日緊急記者会見
日時 令和3年7月25日(日) 午前11時~11時20分
場所 庁議室

1.開会
(広聴広報課長)
暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。
本日はコロナ関連につきまして2件、市長から緊急にご説明申し上げます。

2.市からの発表
(市長)
 皆さんおはようございます。
 今日は日曜日にもかかわらずお集まりをいただきましてありがとうございます。
 福島市内において16例目のクラスターが発生しましたので発表させていただきます。
 今回はですね、接待を伴う飲食店においてクラスターが発生しております。現在までのところ11人ということであります。経過を申し上げますと、既に陽性判明日23日という方はですね、県を通じて発表させていただいております。そして24日になっているものは本日発表ということであります。
 この30代女性①の方の陽性が判明いたしまして、こちらが接待を伴う飲食店の従事者でありましたので、このお店の方を濃厚接触者と認めて検査いたしました。その結果、他に6人ですね、従業員全員が陽性ということが確認されております。一方で、利用客4人、このクラスターによる感染だということで我々認めております。 
こ ちらは、別のルートで3人の方がまず陽性になりまして、そしてさらに本日発表になりますが、1人がこの3人の方との濃厚接触者ということで陽性が確認されております。
 こちらの方々の行動履歴を調べたところ、こちらの接待を伴う飲食店の方にも行っていたということが判明いたしまして、その時期とかその時の状況なども踏まえて、恐らくこの接待を伴う飲食店において感染したのではないか。ということでこのクラスターの中に含めて、合計11人という形にしております。
 一方で、この従業員の方々の接触者として、他に2人、既に陽性が判明している方がいらっしゃいまして、この方々もお店に行ったり、というような行動履歴も見られるんですけども、お店で感染したかどうかというのは十分、我々としても確証が持てなかったものですから、別の接触者ということでこちらから外しておりますけども、実質的には13人に近いクラスターに、現時点でなっているのではないか。とこのように見ております。
 そしてこの感染された方全員が市内の方ということで、本日も含めて福島市にカウントされて参ります。ちなみに今日福島市はですね、11名感染といいますか陽性の発表が県から行われますけども、その内7人はこのクラスターの方、そしてまた今申し上げた接触者2名ですね、こちらのほうがまた別途その11人の中に含まれますので、その点でいうと本日の11人の内9人はこのクラスター関連ということになります。
 飲食店の状況を申し上げますとオーナーを含めまして従業員が、全部で7人ということでありまして、22日から休業を致しております。そして19日から、21日までの利用、おそらくこの頃に感染が生じると我々が認めている期間でありますけども、大体1日当たり4~6組ぐらいでありまして、人数にすると15人~20人程度利用されているということであります。
 感染対策の状況としては、体温測定はお客さんは実施しておりませんが、従業員は出勤前と出勤時に測定をしている。それからマスクの方は客、従業員とも飲食時以外は着用という報告を受けております。また、消毒に関しては、入り口と各テーブルに設置をして、入れ替えごとに拭き上げを実施しているということであります。
 これはいずれも聞き取り調査の結果でありまして、従業員が全員、濃厚接触から陽性となったため保健所で現場調査ができておりません。ですから換気の状況とかその他の現状につきましては、十分現在のところわかっていないということであります。
 また、お客さんに関しては、お店の方で利用客を把握されております。そしてお店からの情報提供で今お客さんの方に電話を確認していただいておりまして、それを受けましてお客さんの健康状態、接触状況を確認し、PCR検査へつなげていきたいと考えております。今後とも積極的な疫学調査を進めPCR検査を実施して感染拡大の防止に努めてまいりたいと考えております。
 そして直接的なお客さんに関しましてはお店側の名簿を基に、これから直接あたっていくことになりますけども、またこれとは別に飲食店街、特に夜の接待を伴う飲食店を中心に、また広がっているとも限らないわけであります。その点では、引き続き無料でのPCR検査を実施いたします。特に、今回感染する可能性の高い、7月16日以降、接待を伴う飲食店を利用された方、あるいは接待を伴う飲食店従業員の皆さまに関しては積極的に市の相談電話の方にご相談いただきたいと思います。
 特に症状の有無にかかわらず、不安な方、心配な方はこちらの電話。あるいは症状のある方、体調のすぐれない方はこの二つ。あるいは飲食店の従業員の方に関してはこちらの電話の方におかけいただければと思います。
 なお、このクラスターに関連した変異株の調査に関して申し上げますと、N501Y型ですね、R1型の変異株が確認されております。その点ではデルタ型ではありませんが、Lデルタ型になると予想されますL452Rの検査につきましては、これまで県の発表で福島市は4件ということになりましたが、昨日新たに1件確認されまして、昨日までで5件ということになっております。
 これまでの検査で申し上げますと、24件検査をして、うち5件L452Rの変異、発生率20.8%ということで、上がってきております。このL452Rですね、ご承知の通り従来株より、今回のクラスターで見られたN501Y型、こちらのほうが1.2から1.3倍くらい感染力が強いと言われているのですが、そのアルファ型よりも更に感染力が強いというふうに言われております。今後急拡大をしていく恐れがあります。そのためにまだ発生率20%という段階ではありますけども、「デルタ株急拡大警戒情報」というのを出させていただきたいとに思っております。
 今、申し上げました通り、このデルタ株が本市でも確認されて、急拡大しつつあります。そして、このデルタ株というのは感染力が強く、そして、また我々心配しておりますのは、ワクチンがどの程度効果があるのか、まだ十分確認されていないウイルスであります。その点では、ワクチンを接種された方も含めて、改めて警戒レベルを引き上げていただいて、次の7項目には特に注意をして、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 特にお願いをしたいのは、最近の陽性者の傾向を見ていただきたいんですけども、高齢者の方が少なくて20代から30代、40代の方が非常に多くなってきております。中には当然のことながら、子育て世代の方もいらっしゃって、子ども達への感染とういのも増えているんですね。福島市ではゴールデンウィーク明けから調べたところ、子ども達に感染をして、幼稚園、保育園が休園となったのは5園、のべ24日休園になっています。それから学校でいうと、休校が3校で、のべ6日間。そして学級閉鎖だけの場合は4学級で、のべ29日間となっておりまして、その点では、若い世代がかかると、結果的には子ども達に及んで、そして授業ができない、あるいは特に保育所が閉鎖となりますと、その保育所に預けている保護者の皆さんがですね、仕事を休まなければならないということで非常に大きな影響を受けるわけであります。その点では、通学・通園中のお子さんがいる家庭の方はですね、特にこうした影響があると、十分ご認識頂いて、そして配慮・留意していただいて、感染防止に努めていただきたい、というふうに思います。
 特に注意をお願いしたいのは、マスクをせず、大人数での飲食を伴う懇親会や会合はやめて頂きたいという事です。特にこれまでも、暮れから正月にかけて、それからお彼岸の時、あるいはゴールデンウィークの時、知り合いが集まってきて、パーティーを開いて、その参加者全員が感染してしまったという事が見られました。今回、夏休み、そしてお盆という事でまた人が集まって、みんなが飲み食いをして、感染が広がるという事が十分考えられますので、ぜひ大人数での飲食を伴う懇親会や会合はやめて頂きたい、というふうに思います。
 それから、感染力が非常に強いです。その点では、マスクをしたつもりでも、中途半端なマスクでは多分侵入してしまうおそれがあります。不織布など、飛散・侵入防止効果が高いものを、しかもしっかりとつけて頂きたいと思います。
 それから三点目。これまで以上に手洗い・消毒をこまめに、人と人との間隔を広めに取って頂きたい。そして四点目です。感染対策が徹底されていない飲食店等の利用は控えて頂きたいと思います。お店に行ってみて、十分な対策がとれていないと思ったら、そのお店からは出て頂くようにお願いします。
 それから、東京が緊急事態宣言の対象地域になった事をはじめ、今全国では第五波とも言えるような感染拡大の波が来ております。首都圏など感染拡大地域との不要不急の往来は原則中止、または延期をして頂きたい。特にこれからお盆を迎えてですね、帰省のシーズンになります。本県から県外に帰省をする場合も、他県から本県に帰省する場合も、両方の方向で帰省を控えて頂きたい、というふうに思います。これまでの例で申し上げますと、年末年始、ゴールデンウイーク中などもですね、帰省をして持ち帰ってきたというような事例が見られました。ぜひこちらの方もお控え頂きたいと思います。
 本市での感染拡大の例で多いのが、感染拡大地域から人がいらっしゃって、そしてその方からうつって広がっていく、というパターンが非常に多いです。その点では、感染拡大地域からの来訪者との接触には細心の注意を払って頂きたい。
 そして最後ですが、感染拡大させないためには、早期発見、早期検査、早期の抑え込みが重要です。その点では、感染の不安とか体調の異変を感じたら相談の電話や、医療機関に早めの相談、受診を行って頂きたいと思います。心配な方に関しては、先ほどのクラスター関係の電話番号と同じです。そして、体調に異変を感じた場合は、かかりつけの医療機関に行っていただいて、そして診断を受け、おそらくすぐに検査をしてくれると思います。それから症状のある方、体調のすぐれない方は、こちらの電話、あるいは発熱外来の方にお電話を頂ければ、福島市ではできる限り広くPCR検査の実施をして、そして早期感染拡大防止をはかってまいりたいというふうに考えています。
私からは以上であります。

【広聴広報課長】
それでは只今のクラスター16件目と変異株デルタ株の件につきまして質疑応答に移りたいと思います。質問のある方は挙手いただき、こちらからの指名のあと、社名・お名前を述べてからマイクを通してご発言をお願いいたします。
それではどうぞ。
【読売】
クラスターのほうで、今回クラスターが発生した飲食店は、従業員皆さまが感染してしまったということでしょうか?
【市長】
はい、全員そうです。
【読売】
その他の接触者お二人といった話があったと思いますが、この方々は、利用客ということでしょうか?
【市長】
出入りもするんですけども、完全に利用客としての感染というよりは、お店の外での接触による感染の可能性が高いということでこのクラスターからは外しております。ただ、かなりこのクラスターの関連は一体的なものだと考えていいだろうと思っております。
【読売】
お二人は従業員ではない?
【市長】
違います。
【朝日】
いくつか。まず店名が公表されない理由というのは先方の意向ということでしょうか?
【市長】
はい、前回のクラスターの時もそうでしたが、一つは相手の同意が得られない、それから、このお店自体来客者を把握しております。そして我々としては、この期間中に感染の恐れのあるお客さんについては把握できますので、その点ではあえて公表するまでもないと判断いたしました。
【朝日】
オーナーの方というのは①番の30代女性の方でしょうか
【市長】
それは、必ずしもそうではありません。
【朝日】
この変異株のほうなんですけど、24件中5件というのは、いわゆる市中の抽出調査という位置づけになるんでしょうか?
【市長】
我々としてはできる限り検査をやっております。ただ、検出するためには一定のウイルス量がないとできなかったりするんですね。あるいは、こちらが(検査を)直接やっていないとなかなかそれ(検査結果)を手に入れられないということもあります。それから、一つのグループの中であれば必ずしも全員はやっていませんので
そういった中で我々としてできる限りの調査をした結果が24件で、そのうち5件にこのL452Rの検出が確認されたということです。
【朝日】
県が定期的にやっているやつありますよね、あれとは別?
【市長】
県がやっているものはあくまでも県の所管の部分は県がやっています。中核市でいうと福島市は我々がやったものを県に報告して、そしてこれまで県が発表していたということであります。
【朝日】
今示していただいている数字は県のほうからまだ発表にはなってもの?
【市長】
4件については県から発表されています。昨日検出された1件はまだ県のほうから発表されておりません。
【朝日】
わかりました。
【広聴広報課長】
他ございますか。よろしいでしょうか、質問無いようですので、以上をもちまして緊急記者会見を終了いたします。ありがとうございました。

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このページに関するお問い合わせ先

政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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