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更新日:2022年1月19日

令和4年1月19日緊急記者会見(福島市内で発生した25例目のクラスター(障がい者通所施設)について)

記者会見資料

動画(手話入り)

発言内容

令和4年1月19日緊急記者会見
日時 令和4年1月19日(水) 午後6時30分~7時
場所 庁議室


1.開会
(広聴広報課長)
市長緊急記者会見にお集まりいただきましてありがとうございます。
本日はクラスター発生につきまして市長からご説明申し上げます。

2.市からの発表
(市長)
はい。
今日は緊急にお集まりいただきましてありがとうございます。
私から、福島市で発生しました、25例目のクラスターについて説明をさせていただきます。
一連のこの第6波の感染拡大が始まってから、福島市では初めてのクラスターという形になります。今回クラスターが発生しましたのは、障がい者の通所施設であります。現在までに7名、感染が確認されております。経過を追ってご説明しますと、まず①番の職員の方60代の女性でありますが、1月17日、医療機関を受診し陽性が判明しております。それと同日、②の利用者30代の女性ですが、こちらも同じ医療機関をほぼ同時刻に、受診をして陽性が判明という形であります。このお二人が一緒になって行ったかどうかというとちょっと確認しておりませんので今、私としては申し上げられません。
それから、この二人の濃厚接触者としての検査を始めまして、1月18日には、③の方、そして本日④から⑦の方の陽性が判明をいたしております。3番の調査状況に書いてあります通り、聞き取り調査を実施し、また今も実施中ということでありますが、検査につきましては、職員、利用者とも、現在のところ全員一旦は完了しているというところです。ただこれまでの傾向からしまして、もうちょっと経ってから、出てくる場合もあるので、引き続き健康観察を実施して必要なときはまた再度検査を実施して参ります。
こちらの障がい者の通所施設、2番に書いてありますが、職員10名、利用者が29名という状況でありまして、通所施設ですので、職員から持ち込まれたかもしれないし、あるいは利用者が、最初に持ち込まれたかもしれない。そこは我々として今断定はできておりません。そして、感染対策の状況でありますが、マスクは常時着用されています。利用者は布、あるいはウレタンマスクの場合もあるのですが、障がい者の施設、知的障がい者、それから精神障がいを持つ方の施設です。どうしても、マスクがうっとうしいとなるとちょっと外してしまったりとか、あるいは中途半端になっていたり、あるいはマスクを外してしまったり。しっかりと施設側はお伝えしているのですけども、どうしても外してしゃべってしまうとか、そういう場面はあるというふうに伺っております。
やはり感染が広がったリスクが高いのは、昼食時に、4人ぐらいのテーブルで、これももともと6人がけのテーブルを4人掛けで使っていたらしいのですけども、そういったテーブルで一緒に食事をしている時についやっぱりしゃべってしまう。あるいは、洗面所で一緒になって皆さんで歯磨きをしてまたちょっとした会話がある。あるいは車の中の送迎でも、そういった密室的なところで、しゃべってしまうといったような、どうしても、徹底できてない部分があって、そういったところを通じて、感染が拡大したのではないかなというふうに考えております。
その他の対策で言うと体温測定は、入口のサーモカメラで測定をする。消毒は手指の消毒、あるいは共有部はアルコールで拭き上げ、換気は常時窓開け換気をし、作業時は十分な間隔を確保しているということで、作業している時は皆さん同じようにやっぱり外してしまう場合もあるかもしれませんが、一定の方向を向いているので、間隔も広いので、そのリスクは低いかなという感じで見ております。今後も積極的な疫学調査を進めて、PCR検査を実施し、感染拡大防止に努めて参りたいというふうに思っております。
今日12人の発表がありまして、福島市でも何とかこれまでの感染を一桁に抑えてきたのですけども、昨日初めて12人、二桁になりまして、今日も二桁になる見込みであります。我々もオミクロン株が急拡大をして、県全体で今、レベル2警戒強化でありますが、我々としても、改めて県全体の強化対策の中で、これまで市保健所が調査していたことを踏まえて、警戒強化のための重点的なところをまた、徹底していきたいというふうに思っております。当然、基本的な感染対策の徹底はもちろんなのですけども、やはりこれまでに申し上げた、マスクなしでの会話、これは厳禁ということで市民にまた訴えて参りたいと思っております。
それから、これからの感染拡大を防ぐためには、早期検査、早期発見というのが重要になります。これをさらに市民の皆さんに呼びかけて参りたいというふうに思います。これまでの感染状況を分析しますと、こんな感じになります。
福島市では1月18日まで、43人、12月30日から感染者が確認されておりますが、その感染の様々な原因を分析すると、県外にこの市内の人が行って、帰省とか出張とか旅行で、それで戻ってくる。あるいは県外の方が、福島の方にやってこられて、そして、こちらで市民の感染が確認されたという、そういった原因に基づくものが何件あったかという原因別で見ると、18件が県外から持ち込まれているという状況にあります。これに伴って、実際に出張とか旅行に行って戻って確認された人。あるいはそこから他の人に感染した部分。あるいはその県外の人が来られてそして市民に感染したと確認された市民、要するに県外にこの起点を持つ感染がどの程度あるかという点で言うと、43人のうち34人は、この18件に関連したものというふうに分析しています。
これまでの感染拡大でいうと、飲食店での感染拡大が非常に多かったのですけど、今回非常に分散しています。確かに県外に絡んで感染した人と親族が飲食したというような事例もあるのですけども、一方で、県外から来た方と数家族でホームパーティーをやったとか、或いは県外で感染された方とその友人たちが家で宅飲みをした。それからやはり職場で昼食を食べて、昼食時の防御対策が十分でなかったとか、いろいろ分散をしているのが現実として見受けられます。
ただ、結果的に言えば、やはり誰か感染した方とマスクなしの会話、或いはそこでいろいろやりとりをした場面が、どうしてもこの拡大に繋がっているんだろうというふうに思っておりまして、とにかく、マスクなしの会話はやめて欲しいと、厳禁ということで、市民の皆さんに訴えていきたいと思っております。
それから、オミクロン株の状況ですが、12月30日から1月9日までに、これまで発表した分ですけども、8検体ありましてそのうち、L452R変異がマイナスだったと、陰性だったというのは7検体。これが、いわゆるデルタ株でないだろうから、オミクロンだと推定しているわけですけども、これは7検体で87.5%がオミクロンの疑い率という形になっていました。そのうち2検体については、オミクロン株が、ゲノム解析結果によって確定をしていると、いうのがこれまでの状況です。
そして1月の10日から1月の17日までに、15検体ありまして、そのうちの13検体は、L452Rマイナスということでこれもオミクロン疑いということで、こちらは86.7%。そして、現実にオミクロン株が確認されたのは1検体ということであります。
他の地域に比べますと、福島市はまだ年末以来の感染数が少ないという状況ではありますけれども、それでも、オミクロン株の疑いがかなり高い状況、87%になっているわけですね。二つ合わせて。その点では、もうすでにオミクロン株への置き換わりが進んでいるというふうに我々としては見ております。そして、今後、オミクロン株が全国で急拡大をしている状況を踏まえて、さらに感染予防を徹底していくために、今後、重点対策として、たまたま、検査会場の設置とかそういったものを用意していますので、市民に対して訴えを強くして参りたいと思っています。
その一つは、これまでもやって参りましたが、やはり市民の皆さんに危機感を共有していただくためには、広報車による街頭での注意喚起というのが有効ですので、これを福島駅の東西駅周辺と、南福島駅、若い学生さんたちが多く集まっている地域でありますが、こちらを中心に注意喚起を進めて参りたいと思っております。
また駅東西にデジタルサイネージがありますので、こちらの方の映像と音声で、また注意喚起をして参ります。また、個別通知として飲食店・学習塾・大学・福祉施設、特に若い人たち、ワクチンを打っていない方が相対的に高いですので、そういったところには重点的にまた注意喚起をして参ります。さらにメディアやSNSによる注意喚起ということで今後、こういった形で市民の皆さんに訴えていくということです。
そして症状のある方は、早めの電話相談、或いは学校、職場などでは、もう無理をしないで休んでいただきたいということと、症状のない方は、無料検査の活用を呼びかけて参りたいと思っております。ちなみにこれまでも皆さんにご説明しておりましたが、無料検査。無症状の県内居住者を対象に、1月31日まで、現在までの期限ですけども、無料検査が、薬局などで実施をされております。平日、希望されている方には市内で23施設ありますし、土日であれば、市が、市民会館に土日祝日、限定の検査場も設けましたのでこちらもご活用いただきたいと思います。合計すると、市内で無料検査ができる機関、合計24ございます。ちなみに、この土日に、検査を受けていただいたのは、土曜日が15人の方、それから日曜日は51人、検査をいただいておりますが、今かなり予約なども入ってはきておりますがまだ余裕がありますので、ぜひ、予約をした上で、この無料検査なども無症状の方、気になる方は受けていただきたいというふうに思っております。
最後に、検査の一覧ですね、このようになっております。
私からは以上です。

(広聴広報課長)
それでは、ただいまの案件につきまして質疑応答に移ります。
質問のある方は挙手いただきまして、こちらの指名の後、社名、名前を述べてマイクを通してからご発言をお願いいたします。
(福島テレビ)
確認なんですけれども、今日感染が判明した4番目から7番目の4人は明日県の公表分に含まれるということですね。
(市長)
はい、そういうことです。
(福島テレビ)
あと聞き漏らしていたらすみません。検査状況で全員が終了しているということなんですけれども他の職員と利用者は1回目の検査では陰性が確認されたんですね。
(市長)
そうです。
(福島放送)
福島市内でクラスターが確認されるのはいつ以来になるんでしょうか。
(保健所総務課長)
令和3年9月7日が24例目でございますので、それ以来ということになります。
(市長)
4ヶ月ぶりですね。
(福島放送)
先ほど、オミクロン株の疑いが86.7%とありましたが、今回のクラスターの陽性者で、そのオミクロンの疑いがある方っていうのはいらっしゃるんでしょうか。
(保健所長)
疑いのあるL452R陰性と確認はされている方がいます。
(福島放送)
となるとオミクロン株によるクラスターと見られるということ。
(市長)
その疑いがあるということですね。
(福島民報)
3から7の濃厚接触者として陽性判明された方、症状は今現在いかがでしょうか。
(保健所長)
軽症、または無症状の方です。
(福島民報)
医療機関受診された①と②の方は自覚症状があってからどのくらいの期間、実際施設利用されていたのか教えていただけますか。
(保健所副所長)
確認をしてお答えしたいと思います。
(朝日新聞)
この7名の方は皆さん福島市内の方でよろしいですか。
(保健所長)
福島市内が主ですが、市外も含まれています。
(朝日新聞)
市外の方もいらっしゃる。
(保健所長)
今日の4名は、市内も市外もあります。3名が市内で1名が市外です。
(保健所総務課長)
すみません。訂正させていただいて、明日4名19日に判明した方おりますが、市内が2名、市外が2名で2名2名ということで訂正させていただきます。
(朝日新聞)
それと最初の、どちらが先かわかりませんが①と②の方、感染経路は追えているのでしょうか。
(保健所長)
まだ、今調査中です。
(朝日新聞)
経路不明ということですか。現時点では。
(保健所)
そうです、不明です。
(福島中央テレビ)
広報活動なんですけれどもこれ具体的にどのようなことをこの明日夕方5時半から7時に広報活動というのがあるんですけど、他サイネージなんかあるんですけども、具体的な内容をもう少し聞かせていただいてもよろしいでしょうか。
(市長)
広報車は、いわゆる(車で)話して歩く、スピーカーでですけども。
デジタルサイネージに関しましては、資料と音声で、説明し訴えながら流していこうと思っています。大体1分ぐらい。
(福島中央テレビ)
市長はご出演されているんでしょうか?
(市長)
これは急遽やっていますので出演しません。
(福島中央テレビ)
広報車による街頭での注意喚起ってこれ何を、飲食に気をつけましょう的な内容なんでしょうか。
(市長)
先ほどの重点事項を言いたいと思っています。ちょっと今は、まだ調整中なので。
(福島中央テレビ)
これも明日からやるっていうことでよろしいですね。
(市長)
はい。これまでも何回かやっているのですけども、とにかく短くないと全然訴えられないし、その辺ギュッと凝縮させて、訴えていきたいと思っております。
(福島中央テレビ)
あとちょっと別件なんですけども。オミクロン株のこの感染が広がると、市の行政自体にもなかなかこう影響が出てくると思うんですけども、何かの動きってのはございますでしょうか。市職員が例えば何かの業務はできないとか、業務継続っていうところで。
(市長)
もうすでにいろいろ市の職員には注意喚起をしているのですけども、明日また改めて文書できちっと出すつもりでおります。それには、これまでも警戒強化レベル2の対策として、一種のテレワークとか、或いは分散ワークとか、そういったものを求められておりますし、そういったものを、柱として言って参ります。あとはその業務継続計画を改めて皆さん確認してもらって、それでやってもらうと。
それから、今回の、このクラスターもそうなのですけど、やっぱり今回も見ていても、昼食時なんか意外とやっぱりこう、穴なのですね、どうしてもこれまで、かなり前の段階には皆さん昼食中もかなり、気をつけておられたと思うのですが、今ちょっとその辺の警戒が少し緩んでいる部分もあると思うのです。市の方も若干それが見られないわけじゃ最近無かったので、改めてあの時、時差弁当とか、或いはたすきがけで食べるとか、そういうことで、向かい合って一緒になって食べるようなケースないようにと指導もしていたのですけども、こういったことを市には改めて言っていきますし、それから、市の職員に関しては基本的に、家族など普段いつも一緒にいる人以外と、会食は避けるようにということで、職員には指示をしたいというふうに思っています。
(保健所副所長)
すいません。先ほどの質問ですが。職員の方発症日が1月14日ということになりますので、陽性判明日の間は、3日ほどあるということになります。
あと利用者の方についても、こちらの方の発症日が15日、ということになりますので、2日後に判明しているというような状況になっております。
(福島民報)
発症してからそれぞれ施設利用はされていたんでしょうか。
(保健所副所長)
職員の方については、勤務されていたというような調査になっておりますが、利用者の方につきましては、発症日後の利用はありません。
(広聴広報課長)
よろしいでしょうか。
無いようですので以上をもちまして本日の緊急記者会見を終了いたします。
ありがとうございました。

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政策調整部 広聴広報課  

福島市五老内町3番1号

電話番号:024-525-3710

ファクス:024-536-9828

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