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更新日:2021年7月3日
令和3年7月3日緊急記者会見
日時 令和3年7月3日(土) 午後4時8分~4時30分
場所 庁議室
1.開会
(広聴広報課長)
大変お待たせいたしました。
只今から緊急記者会見を始めさせていただきます。
それでは本日の発表事項につきまして市長からご説明申し上げます。
2.市からの発表
(市長)
皆さま今日は土曜日にもかかわらずお集まりいただきましてありがとうございます。また遅れて失礼いたしました。
本日、福島市内で15例目のクラスターが確認されましたので発表をさせていただきます。
場所は主にお酒を提供する飲食店であります。こちらの陽性判明日でお分かりのとおり、昨日まで4人判明されておりました。本日3人新たに確認されまして、合計7人現在のところ感染が確認されておりまして、クラスターということに断定をいたしました。
内訳は、従業員2人、利用客5人という形になっております。従業員の一番上の方、こちらは市内14例目のクラスターの中に入っている方でありまして、その点では市内14例目から派生したクラスターということができます。それから、この中の方は全て福島市民というわけではなくて、④の方は県内ですが市外の方。⑤は県外の方でありまして、その点では、これから県の方で発表したり、あるいはこれまで発表したものとの数字の整理が皆さん必要かと思いますが、そのような状況になっております。
飲食店の状況を申し上げますと、6月29日から既に休業に入っておりまして、おそらく6月25日から27日ぐらいの間に感染が拡大しているのではないかと考えておりまして、休業するまでの間の利用客は16人ということが判明しております。ちなみに、16人のうち調査が終わったのが、現在のところ11人。残り5人の検査をする必要があります。ですから、11人のうち現在5人が陽性と判明しているということであります。
感染対策の状況を申し上げますと、入店時、検温プラス手指消毒を実施しているということでありまして、マスクはお客さんによってそれぞれだということであります。それから従業員も検温と健康確認は実施をしておりまして、マスクは着用しておりますがお店の方も飲食をお客さんと共にされるケースがある。その時は当然外して飲食しているという状況でありまして、その点では従業員の方にも、あるいは従業員の方から感染が広がったのではないかと考えております。換気の方は、ドアは開けたり締めたりはしていた。それから窓は空気がよどんだと感じたらその都度実施をしていたということであります。調査状況で申し上げますと、このお店、従業員お二人にアルバイトお二人ということのようでありまして、基本的に従業員の方からお話を伺うことになるわけですけども、電話による聞き取りを今進めております。ちなみにお二人とも入院しているため現場調査はできない状況にあります。今後も積極的な疫学調査を進めて、PCR検査を実施し、感染拡大防止に努めたいと考えております。なお、アルバイトさんも含めて、従業員4名の方はですね、既に全員PCR検査が済んでおりまして、この2人の方が陽性ということで判明しております。
続いて14例目のクラスターとの関係を申し上げます。すみません、⑦は7月2日に判明されいる方です。この方に関しては今日、県の方から発表になっておりますが、この方も入れると14例目のクラスターは合計7人という形になっています。そしてこの③の14例目のクラスターの30代の男性がですね、こちらのお店の従業員でありまして、恐らくはこの方からといいますか、ひとつ起点になってこの感染が拡大しているのではないかと考えております。ちなみにこの⑦の方も市外の方ですので、その点では今日、福島市の患者さんという形では発表されてはおりません。今回の特徴はですね、やはりあのこちらは14例目の方は変異株ですね、N501Yだったですよね、確認されておりまして、その点では感染力が強い、我々保健所の職員が見ていてもこの感染の拡大が非常に速いなというふうに受け止めております。こちらのほうは主に23日から25日の間に感染が広まったのではないかと見ておりますが、そこからこちらのほうが25日から27日ぐらいで、感染が発生しているのではないかというふうに、個々の患者さんの行った時期とかですね、そういったことを考えますと、そんなふうに見ております。
それからこの二つのクラスターの拡大状況をちょっとご覧いただきますと、今、お示ししましたのはこのクラスターそれぞれの本体の部分でありますが、14例目のクラスターの方はですね、2次感染で同居家族3人の方がですね、感染が確認されておりまして、2次感染の方に波及しているという状況であります。そして2つのクラスターから見えてきた傾向と言いますか、これは12月のクラスターの連鎖の時もだいたいそうなんですけども。まずですね、飲食店の経営者とか従業員が相互に利用し合う夜の街における繋がりがあって、それを通じてですね、他の飲食店に感染が広がっているという傾向がみられます。まさに今回がその傾向でありまして、このコミュニティーがこの2つで収まればいいんですけども、さらに拡大する恐れもあるわけであります。現にこちらのですね、利用客の中には飲食店の従業員の方もいらっしゃいますので、その点では他の飲食店への拡大というのも我々懸念しているわけであります。その点ではですね、ぜひ接待を伴う飲食店などの従業員の方はですね、気になる方は是非PCR検査を受けていただきたいというふうに思います。それから、やはりですね、利用客から家庭、職場あるいは学校などに感染が広がっているというケースが見られます。その点ではですね、この夜の街に留まらない感染の拡大があって、特に学校などに感染が広がればですね、その波及した子供だけではなくてクラス全体、あるいは学校全体がまた休まなくてはならないとういことにも繋がってくるわけであります。その点ではそういう事態を避けるためにもですね、ぜひ最近、夜のお店、特に接待を伴うお店を利用された方で、ちょっとでも不安だなと思う方はぜひ保健所に相談をいただきたいというふうに思います。保健所の方ではですね、今、6月14日以降接待を伴う飲食店を利用された方、あるいは接待を伴う飲食店従業員の皆さまにPCR検査の呼びかけ、あるいは相談の呼びかけを行っております。一番幅広いパターンはですね、症状がなくても不安な方はこちらの方のお電話にご連絡をいただきたいというふうに思います。
それから症状のある方、あるいは発熱のある方はですね、どちらのお電話でも結構ですので、こちらにご相談をいただければと思います。そして、飲食店の従業員の方はですね、少しでもやっぱり感染の心配があるなと思われたら、こちらの方にお電話をいただければと思います。市の保健所としてはですね、積極的にPCR検査を実施して、そして、早期に封じ込めをはかってまいりたいと考えておりますので、どうか市民の皆さまには幅広に検査を受けて頂きたいと思います。
私からは以上です。
(広聴広報課長)
それでは、ただ今の案件について質疑応答にうつります。質問のある方は挙手いただきまして、こちらからの指名のあと、社名、お名前を述べてから、マイクを通してご発言をお願いいたします。
(朝日新聞)
何点かあるんですけども、結局今日の県の発表分に含まれていないのは、何人でしょう?
(市長)
7月3日判明の方です。これは通常明日の発表になりますので、今回のクラスターの⑤から⑦の3人は県の発表には含まれておりません。
(朝日新聞)
そうすると、2枚目の資料で、14例目の⑦番の方も7月3日になってますが、これは日付が間違いという事?
(市長)
これは間違いです。これは2日で、今日発表されております。
(朝日新聞)
この方は今日の県の発表に含まれる?
(市長)
そうです。
(朝日新聞)
確認ですが、クラスター15の⑤から⑦の3人の方は今日含まれていない、という事ですか。
(市長)
そうです、はい。
(朝日新聞)
あと、14、15のいずれも店名やエリアは発表しないんですか。
(市長)
それはまだ店側の了解がいただけていない、というのと、両店ともですね、お客さんの把握はされております。そういう点では、利用客に店名を公表して呼びかけるというところまでは必ずしも必要ではないので、そういう点では私どももそれ以上店名の公表はしないという事にいたしました。
(朝日新聞)
エリアについてはいかがですか。例えば駅前なのかとか、字名とか地域名とか。
(市長)
駅前の東口の地域ですね。
(朝日新聞)
最後なんですが、15例目のクラスターの感染が広がったのが25日から27日だというのは、どのような見立てからですか。
(市長)
感染確認された方には、その位の日付しかない方がいらっしゃる訳ですね。ですから、その点ではその時期に感染、少なくとも現時点までの、確認された方の中ではですね、この時期に感染が広がったのだろうというふうにみております。
(福島テレビ)
感染対策の状況についてだったんですけども、マスクの着用自体はお客さんそれぞれに任されていて、従業員も外す時があった、という認識でよかったのかと、換気の具合ですね、ドアも開けたり閉めたり、あと窓も空気がよどんだと感じたら実施、という事だったんですけども、徹底されていたのかどうか、市長としてはどのように。
(市長)
それは我々も確認できません。先ほども申し上げたように、まず現場調査が出来ておりません。まず、施設というか、ハード部分としてどんな構造になっているのか、我々まだ確認できておりません。あくまでも、聞き取りをした段階での話です。
(福島テレビ)
県の認定シールを貼っているお店だったんでしょうか。
(保健所長)
貼っていません。認定されてない。
(福島テレビ)
一旦感染が落ち着いてきた中で、またクラスターが相次いで市内で確認されて、飲食店から飲食店に広がっていることについて、市長としてはどのように危機感を感じてらっしゃいますか。
(市長)
これは一例目の発表の時にも申し上げましたけども、福島市は13日間感染確認ゼロという状況が続いておりました。しかし、後半部分では感染拡大している地域からの様々な濃厚接触の連絡とかが相次いでおりまして、その点では感染が今、首都圏などでぶり返している影響がこちらにも及んできているなと感じております。そうした中で、ひとつ感染が生じてしまうとちょっとでも緩んだところからまた感染が拡大してしまうという状況になっておりますし、それから何よりも、今回のクラスターは変異株、感染力が強いN501Y型の変異株ですので、何とか早期にこの感染拡大を食い止めたいと考えております。これまでPCR検査などやる段階はもう少し広がってからのケースが多かったんですけども、我々としてはこの最初のクラスターが発見されてすぐの段階で呼びかけをおこなっておりますので、とにかく早く封じ込めたいと考えております。ぜひメディアの皆さんにも私どもがPCR検査や相談を呼び掛けているという事をお知らせいただけると大変ありがたいと思っております。
(広聴広報課長)
先ほどの間違った部分の資料を配らせていただきますので、差し替えをお願いいたします。7月3日の部分を7月2日に訂正してございますので、ご確認をお願いいたします。
(NHK)
念のためなんですが、15例目は、接待は伴わない?
(市長)
そうですね。
(NHK)
普通の居酒屋?
(市長)
居酒屋ではないです。居酒屋はかなり飲食を伴いますけども、飲食というか食べる方もかなりありますけども、その点ではいわゆるパブリックバーというか、要するにお酒が中心のお店です。
(NHK)
①番の方、14例目のクラスターの方は15例目のお店の経営者ですか?従業員ですか?
(市長)
従業員ということだけです。
(NHK)
経営者ではない?
(市長)
そこに関してはお答えいたしません。
(NHK)
公表しないということですね。
(市長)
はい。
(NHK)
ルールの問題だと思うですが、15例目のクラスターとしては7人という認識なのか、6人という認識なのか?
(市長)
7人です。
(NHK)
保健所さんも7人という認識?
(市長)
保健所というか、保健所自体の認識です。
これは両方被っててもカウントするようになってますので。
(NHK)
では、7人でクラスターですね。
(市長・保健所のうなずきのみ)
(共同通信)
細かいところなんですが、15例目のクラスターの方の⑤は県外という風におっしゃられたと思うんですが、これは明日の福島県の集計にはこの方は入ってこないということですね。
(市長)
入ってきません。
(福島民友)
先ほど変異株でN501Y型が多いという事だったのですが、割合としては全員の方が変異株という認識でしょうか?
(市長)
今回、まだ今日判明した分は最初の方だけだったかな?
(保健所長)
最初の2例だけで、14例目のクラスターの株だけの検査です。
(市長)
14例目に関しては、2例に関して検査をやっておりまして、それはいずれもN501Y型の変異株でした。こちらはまだ済んでおりません。最初っていうのは、14例目のうちの2人。2例を検査しております。ですから、クラスターで一連の感染ということで考えれば、まず14例目は間違いなくN501Y型の感染だと思いますし、基本的にこの共通している15例目の①の方もその延長で変異株かつこの人が基本的にベースになってうつったと考えられますので、その点ではやはり変異株だろうと推定をしております。
(毎日新聞)
すいません、細かくて。念のため確認ですが、15例目クラスターの⑥⑦の方は市内在住ということでいいんでしょうか。
(市長)
はいそうです。だから①②③⑥⑦は市内です。
(福島民報)
福島民報の船本と申します。15例目のクラスターの発生したお店のうちの16人が利用客ということだったんですけど、そのうちの11人が今のところPCR検査を受けていて、その内5人が陽性ということだったんですけど。
(市長)
結果が出ているということですね。
(福島民報)
残りの5人についてはこれからPCR検査を行うということで。
(市長)
検体をとって、あと結果が出るというのを待っております。あるいは、検体をこれからとる人もいるのかな。
(保健所長)
いえ。大体とっている。
(市長)
大体とって、とり終わってあと検査結果が出るのを待っています。
(広聴広報課長)
ほかにございますか。よろしいでしょうか、無いようですので、以上をもちまして、本日の緊急記者会見を終了いたします。ありがとうございました。
(市長)
ありがとうございました。
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